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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

文庫本を3冊買った、みんな素晴らしい本に違いない~『立憲非立憲』『音楽入門』『山之口貘詩集』

 今晩(2016年6月27日)配信した「メルマガ金原No.2496」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
文庫本を3冊買った、みんな素晴らしい本に違いない~『立憲非立憲』『音楽入門』『山之口貘詩集』

 2011年3月28日の創刊以来、1日も休むことなく配信を続けてきた「メルマガ金原」を、今度の参議院議員選挙に突入してから、断腸の思いで休刊日を設けることにしたとお知らせしてから何日かが経
過しました。
 その間、ブログ(「弁護士・金原徹雄のブログ」と「wakaben6888のブログ」)は更新を続けていますの
で、ブログを閲覧してくださっている方には、この間、私が何をしていたか、ご説明するまでもないでしょう。
 私は候補者ではなく、少し選挙のお手伝いをしているだけですが、それでもいささか疲れますね。もともとそうでしたが、従来にもまして睡眠時間が少なくなっており、もしかすると、候補者のゆら登信(たかのぶ)さんの方がよく寝ているかもしれないと思うほどです。
 ということで、今日は1日、選挙関係のブログはお休みとし、通常モードの「メルマガ金原」を何日ぶりかで配信することにしました。
 とはいえ、材料を探している時間もなく(これをやっていたら休養にならない!)、たまたま今日出先から事務所に歩いて戻る途中、雨宿りがてら久しぶりに入った書店で目に付いた文庫本を3冊購入しましたので、買った本をご紹介しようと思います。
 もっとも、買ってきたばかりで、これから時間が作れれば読もうと思ったいるのですから、まだ読後感を書く訳にはいきません。
 3冊とも、店頭に並んで間のない文庫本で入手は容易ですし、おそらく文庫で出たことを知れば「是非
買いたい」と思う同好の士もきっといるでしょうから、そういう方々のための情報提供という趣旨でご紹介しようとするものです。
 私自身、最近はめっきり書店から足が遠のき、「本はネットで注文するもの」という生活になって久しいのですが、10年位前までは、よく書店に立ち寄っては、読むかどうかも分からぬながら、良さそうな本を買い求めるのが趣味でした。特に、古い価値ある作品が文庫で復活したような場合には、出来るだけ買っておくように心掛けていたものです。
 そういう身についた習慣は、久しぶりに書店の陳列台や棚の前に立っても変わらぬもので、今日、文庫新刊コーナーで買い求めた3冊のうち、1冊は原本の出版が1918年(立憲非立憲)、もう1冊が1951年(音楽入門)であり、文庫オリジナル編集の詩集(山之口貘詩集)も、著者は1963年に他界しています。
 いずれも「価値ある本に違いない」という私の見立ては、未読でありながら、多分はずれることはない
という自信があるのです。
 前置きはこれくらいにして、その3冊を、版元などのホームページに掲載された紹介文を引用することによってご紹介するとともに、その著者(あるいは解説者)にかかわる記事を掲載した私のブログにもリンクしておきます。ご参考までに。 
 
 
佐々木惣一 著 『立憲非立憲』(講談社学術文庫) 
2016年6月10日 第1刷発行 860円+税
(原本 1918年 弘文堂書房)

(引用開始)
 本書の著者である佐々木惣一(1878-1965年)は、京都帝国大学で法学を学び、母校で教授を務めた憲法
学・行政学の大家として知られている。
 厳密な条文解釈に基づいて独自の学説を展開した佐々木は、弟子の大石義雄(1903-91年)とともに「憲法学の京都学派」と呼ばれ、東京帝大教授を務める美濃部達吉(1873-1948年)に伍す存在として「東の美濃部、西の佐々木」と称された。1933年に滝川事件が起きると、これに抗議して京都帝大を退職したよう
に、常に「学問の自由」を重んじた人でもある。
 戦後には、貴族院議員を務めるとともに、近衛文麿(1891-1945年)から依頼されて憲法改正調査にあたり、憲法草案を作成したことでも知られる。この草案は採用されずに終わったが、学問に対する姿勢を変
えることのなかった佐々木は、『日本国憲法論』(1949年)、『憲法大義』(1950年)などを物した。
 本書は、その佐々木惣一が「大正デモクラシー」華やかなりし1918(大正7)年に出版した著作である。ここで打ち出されている主張は、表題作「立憲非立憲」を見れば一目瞭然と言える。「政治は固より憲法に違反してはならぬ。而も憲法に違反しないのみを以て直に立憲だとは云えない。違憲では無いけれども而も非立憲だとすべき場合がある。立憲的政治家たらんとする者は、実に此の点を注意せねばならぬ」。違憲ではないか、という疑念の声が多くあげられた法案が可決され、改憲への動きが現実味を帯びる現在、「合憲か、違憲か」の対だけでは本質をつかむことはできない。本書で提示される「立憲か、非立憲か
」という対こそが、日本の未来を左右する最重要の争点である。
 今こそ重要性を増している本書を異彩を放つ憲法学者石川健治氏による渾身の書き下ろし「解説」と
ともに送る、待望の文庫化!
(目次)
国民普及版の発行に就て

立憲非立憲
 一 人類の文化と我が立憲制度
 二 我が憲政に対する欧米人の懐疑
 三 我が日本人の悲観
 四 君権行使の制限
 五 立憲制度への経過
 六 立憲制度と東洋の君主道
 七 立憲主義の実行
 八 責任の帰着
 九 罷免と弾劾と辞職
 十 立憲主義と議会政治
 十一 違憲と非立憲
 十二 憲政と我が国民性
立憲政治の道徳的意味
 第一 政治の道徳的意味を考うる必要
 第二 政治の影響
 第三 政治と理想
 第四 国家主義
 第五 立憲政治と道徳的自由
 第六 立憲政治と我が国民道徳
 第七 政治の教育的意味
我が立憲制度の由来
 一 我が憲法の最初
 二 我が憲法の由来を見るの用意
 三 憲法思想の発達
 四 憲法制定の由来
 五 由来の尊重
 六 憲法と人類の生活
 七 憲法に対する無頓着
現代の政治と信念
 一
 二
 三
 四
 五
 六
一票の投げ所
 一 要は深い人情に在る
 二 政見か人物か
 三 政見は明瞭を要す
 四 政見の合する程度
 五 同じ政見ならば人物
 六 国民自ら責めよ
 七 利益にくらむ勿れ
 八 選挙法違反ならでも不道徳
 九 棄権も政治上の不道徳
 十 最後の一筆
 十一 選挙と第三者
憲法裁判所設置の議
 一 憲法擁護の制度
 二 大臣責任の実現
 三 議会政治と大臣責任の制度
 四 憲法裁判及び憲法裁判所
 五 憲法裁判所と帝国議会
 六 憲法裁判所の規定
 七 憲法裁判所と我が国現時の政治思想
解説(石川健治) 
(引用終わり)
 
 

伊福部 昭 著 『音楽入門』(角川ソフィア文庫)
平成28年6月25日 初版発行 760円+税
(原本 1951年)

(引用開始)
本能を震わす、メロディの秘密。ゴジラ音楽の原点を明かす!
 真の美しさを発見するためには、教養と呼ばれるものを否定する位の心がまえが必要です――。土俗的アイヌ音楽に影響を受け、日本に根ざす作品世界を独学で追求した作曲家、伊福部昭。語りかけるように綴られた音楽芸術への招待は、聴覚は最も原始的な感覚であり、本能を揺さぶるリズムにこそ本質があるとする独自の音楽観に貫かれている。「ゴジラ」など映画音楽の創作の裏側を語った貴重なインタビュ
ーも収録。(解説・鷺巣詩郎
[目次]

はしがき
第一章 音楽はどのようにして生まれたか
第二章 音楽と連想
第三章 音楽の素材と表現
第四章 音楽は音楽以外の何ものも表現しない
第五章 音楽における条件反射
第六章 純粋音楽と効用音楽
第七章 音楽における形式
第八章 音楽観の歴史
第九章 現代音楽における諸潮流
第十章 現代生活と音楽
第十一章 音楽における民族性
あとがき
一九八五年改訂版(現代文化振興会)の叙
二〇〇三年新装版(全音楽譜出版)の跋
インタビュー(一九七五年)
解説 鷺巣詩郎 
(引用終わり)
 
(参考/弁護士・金原徹雄のブログから)
2014年6月8日
『ゴジラ』は今も世相を撃てるか?
2014年8月27日
放送予告8/30「伊福部昭の世界~ゴジラを生んだ作曲家の軌跡~」(Eテレ)ほか
 

高良勉 編 『山之口貘詩集』(岩波文庫)
2016年6月16日 第1刷発行 640円+税
(文庫オリジナル編集)

(引用開始)
内容紹介
結婚願望や貧乏生活、あるいは故郷沖縄のなつかしい風景やビキニ核実験を描いたものなど、推敲に推敲
を重ね、ユーモアにみちた滋味掬すべき詩を書き続けた詩人山之口貘のエッセンス。「日本のほんとうの
詩は詩人山之口君のような人達からはじまる」(金子光晴)。
目次
『思辨の苑』(むらさき出版部、一九三八)(襤褸は寝ている、加藤清正 ほか)
『定本山之口貘詩集』(原書房、一九五八)(喪のある景色、世はさまざま ほか)
『鮪に鰯』(原書房、一九六四)(野次馬、ひそかな対決 ほか)
『新編山之口貘全集』(第1巻 詩篇)(思潮社、二〇一三)(吾家の歌、あわてんぼう ほか)
(引用終わり)
 
(コメント)
 オリジナル編集の『山之口貘(やまのくち・ばく)詩集』としては、1995年に講談社文芸文庫から刊行された版が今も入手可能なようです。

 何より、音楽好きにとっては、高田渡さんが愛した詩人として、そのメロディーとともに多くの曲を思い出すことでしょう。最も有名な作品は『生活の柄』でしょうかね。
 

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