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憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

開催予告10/22「参院選後の改憲の動きと私たちの課題」(講師:金原徹雄弁護士)@和歌山市中央コミセン

 今晩(2016年9月4日)配信した「メルマガ金原No.2559」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
開催予告10/22「参院選後の改憲の動きと私たちの課題」(講師:金原徹雄弁護士)@和歌山市中央コミセン

 私のメルマガ(ブログ)では、様々な行事(主に和歌山県内で開かれる)を案内してきていますが、時
として、私自身が講師を頼まれている学習会を紹介することも珍しいことではありません。
 けれども、来月(10月)22日の企画を取り上げるのにいささか面映ゆいものを感じるのは、主催者からお届けいただいたチラシが、結構な上質紙を使ったカラー印刷であることもその一因でしょう。
 だいたい、私が頼まれる学習会のためのチラシといえば、たいていモノクロで、コピー機もしくは輪転
機を使って印刷したもので、印刷業者に発注したカラー印刷のものなどめったにないですからね。

 過去振り返ってみても、2014年2月13日に、和歌山県平和フォーラム主催による「春季連続講演会」の第2回として、「日本国憲法について考えよう―自民党の「憲法改正案」を阻止しよう―」という演題で、プラザホープ4階ホールという、かなり広い会場で講演させていただいた際のチラシが、上質紙を使ったチラシを作ってもらった唯一の例だったように思いますが(他にもあったらご免なさい)、それも、連続講演会の第1回を担当されたのが、軍事ジャーナリストの前田哲男さんでしたから、その共通チラシのご相伴にあずかっただけというようなものでした。
※その春季連続講演会のチラシPDFファイル

 久しぶりに一昨年の平和フォーラムのチラシを見直してみて、その際使われたプロフィール写真が、来
月行われる講演会用チラシに掲載された私の写真と同じものであることに気がつきました。
 私は、チラシ製作のために写真データを提供するという親切心の持ち合わせがほとんどないため、やむなく主催者はネットを検索し、私がFacebookで使用しているプロフィール写真を流用することになるというのが、同じ写真が使い回しされる原因です。
 ちなみに、この写真は、2012年7月22日、奥野亮平さんの呼びかけで実施された「原発さよなら
行進@和歌山1」の出発前、和歌山城西の丸広場で、ソウル・フラワー・ユニオン中川敬さんを真ん中に、奥野さんと私を交えた3人で記念撮影した写真をトリミングしたものなのです(7/22「原発さよなら行進@和歌山1」大成功!)。
 
 さて、前置きが長くなりましたが、主催者が作ってくれた豪華チラシからその文字情報を転記して、10月22日の講演会の内容をご紹介します。
 
チラシから引用開始)
アベ政治の“壊憲”暴走を許さない!!
私たちは今から何をなすべきか、学び考えましょう
金原徹雄氏講演会
参院選後の改憲の動きと私たちの課題』
 
●とき:2016年10月22日(土)14時~16時(13時30分開場)
●ところ:和歌山市・中央コミュニティセンター多目的ホール(3F)
       和歌山市三沢町1丁目2番地 電話073-402-2678
●参加費:無料
 
 先の参院選改憲勢力が3分の2を超える議席を確保したことで衆参両院で改憲の発議が可能な状態となってしまいました。
 安倍首相はすでに臨時国会から憲法審査会で議論をはじめ、明文改憲への具体的な動きを始めることを明言しています。こうした事態のなか、私たちは何をすべきか共に考えましょう。
 
講師プロフィール
金原徹雄(きんばらてつお)さん(弁護士)
1989年から和歌山市で弁護士。2011年3月28日から原発問題を中心に情報を発信する「メルマガ金原」を“毎晩発信”をモットーに開始し、今も続く。12年からはブログも開始。「憲法を大事にし、音楽を愛し、原発をなくしたいと願う人たちと連帯したいと念願しています」の言葉通り、連日、憲法の改悪に反対し平和憲法を守る運動や脱原発の運動に精力的に活躍中。
 
主催:憲法を生かす会 和歌山
(連絡先 090-5465-3105 西郷章) 
共催:原発を止めよう和歌山市民の会

阪和自動車道からお越しの場合は和歌山インターを出て和歌山城方面をめざしてください。
(引用終わり)
 
 この講演会は、旧知の西郷章さん(憲法を生かす会 和歌山)からのご依頼でしたので、気安く引き受けたのですが、「誤算」が2つほどありました(しばらく前のメルマガ(ブログ)にも書きましたが)。
 1つは、演題は全て主催者に「お任せ」したのですが、決定した演題のうち、「改憲の動き」について
は、自民党改憲案を中心に据え、これに秋の臨時国会招集後の両院憲法審査会での動きなどに目配りしておくということ位で何とかなると思うのですが、「参院選後の」「私たちの課題」については、どう考えても、政治情勢の分析を踏まえた「運動論」を語らねばならない訳で、これはどちらかというと私にとって「不得意分野」なのですよね。
 そして、2つめの「誤算」は、今年の秋、和歌山市に相次いで憲法研究者が講演にやって来る時期に講演しなければならなくなったということです。ざっと書き出せば、
〇9月8日(木) 石埼学教授(龍谷大学法科大学院) 主催:治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟和歌山県本部(近畿ブロックの集会におけるクローズの講演会)
〇9月30日(金) 長谷部恭男教授(早稲田大学大学院) 主催:和歌山弁護士会
〇10月29日(土) 木村草太教授(首都大学東京) 主催:和歌山県保険医協会
という状況です。偶然とはいえ、正直困ったものです。
 
 なお、チラシに「阪和自動車道からお越し」の方への説明文があるのは、この講演会が、「憲法を生かす会 和歌山」が関わる団体の近畿ブロックの企画を兼ねており、県外から参加する人もあるから、ということのようです。
 
 「誤算」のうち、木村草太さんの1週間前に講演しなければならい点は、「露払い」を務めるつもりと開き直れば良いのでどうということはありませんが(主催者としては参加者を集めにくくて困るでしょうけど)、問題は「誤算その1」の方です。いまさら演題を変える訳にはいきませんから、あと約1ヶ月半、せいぜい勉強しなければと思います。皆さんも、「私たちは今から何をなすべきか」、10月22日にご一緒に考えてみませんか?

金原徹雄チラシ