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「戦争できる法と社会のつくり方」を視聴しよう(12/16日隅一雄・情報流通促進基金)~金平茂紀さん、海渡雄一さん、小笠原みどりさん

 今晩(2016年12月19日)配信した「メルマガ金原No.2665」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「戦争できる法と社会のつくり方」を視聴しよう(12/16日隅一雄・情報流通促進基金)~金平茂紀さん、海渡雄一さん、小笠原みどりさん

 「一般社団法人 News for the People in Japan」が運営するサイト「NPJ」は、今年の8月末にかなり大がかりな運営方針の変更を行いましたが、「NPJ動画ニュース」での動画配信の積極的推進は、その改革の一環であろうと思います。
 今日は、去る12月16日(金)に日比谷図書文化館大ホールで開催された「戦争できる法と社会のつくり方」の中継動画がアップされていましたので、私自身、全編視聴はこれからですが、多くの方にご覧いただきたい好企画なので、とりあえず紹介させていただきます。
 本シンポジウム(とはチラシには書かれていませんが)の概要を、チラシ記載情報から転載します。
 
(引用開始)
戦争できる法と社会のつくり方
●日時:2016年12月16日(金)18:30~20:30
●会場:日比谷図書文化館大ホール(東京都千代田区日比谷公園1-4)
●参加費:無料
●主催:日隅一雄・情報流通促進基金
  共催:NPJ、ファシズムと言論研究会
●講演:報道の自由の現在と緊急事態宣言条項 金平茂紀さん(ジャーナリスト)
●講演:治安維持法隣組特高がつくる密告社会 海渡雄一さん(弁護士)
●パネルディスカッション:戦争できる社会を食い止める!
  金平茂紀さん・海渡雄一さん・梓澤和幸さん(弁護士)
●開催趣旨
 政府は、広範な市民活動が検挙の対象となりうる共謀罪法案の国会提出を検討しています。また自民党憲法改正案には緊急事態宣言条項が盛り込まれています。2013年12月に成立した特定秘密保護法につづいて、今後ジャーナリズムや市民活動への監視と規制が強まることが懸念されます。過去の戦争はどんな法と社会の中で遂行されていったのかを踏まえつつ、いま何が起きているのか、そして私たちに何ができるのかを一緒に考えましょう。
●問合先:東京共同法律事務所 03-3341-3133
(引用終わり)
 
 以上は、チラシに掲載された「予定」であったのですが、基調講演を予定されていた金平茂紀さんが、よんどころない業務のために登壇できなくなったという予告記事が何日か前に掲載されたのですが、今日(19日)アップされた動画を見てみると、講演の順番は海渡雄一弁護士の方が先に登壇されていましたが、日露首脳会談の取材を途中で放り出した(?)金平さんがちゃんと駆け付けてお話されていました。金平さんとしても、いったんは取材優先ということで欠席することにしたものの、考えを変えたということであり、まずは皆さん、動画の34分からの金平さんの発言から聴かれてはどうでしょうか。
 それから、金平さん欠席ということで急遽「代役」として登壇されるといったん予告されたのがカナダ在住のジャーナリスト・小笠原みどりさんで、実際にも、パネルディスカッションの冒頭で基調発言をされており、小笠原さんが加わったことにより、結果として議論に厚みが出たのではないかと思います。
小笠原みどりさんについて
朝日新聞記者を経て、2004年、米スタンフォード大でフルブライト・ジャーナリスト研修。現在、カナダ・クイーンズ大学大学院博士課程在籍。監視社会 批判を続ける。  共著に『共通番号制(マイナンバー)なんていらない!』(航思社)、共訳に『監視スタディーズ』(岩波書店)。近著に「スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録 」(毎日新聞社出版)」

 
戦争できる 法と社会のつくり方(2時間15分)

冒頭~ 開会挨拶 梓澤和幸氏(弁護士)
7分~ 「良心を、あきらめず(エルズバーグ映画)」予告編上映
9分~ 海渡雄一氏(弁護士)講演「戦争できる法と社会のつくりかた」
34分~ 金平茂紀氏(ジャーナリスト)
1時間03分~ パネルディスカッション
パネラー
 小笠原みどり氏(ジャーナリスト)
 金平茂紀
 海渡雄一
コーディネーター 
 梓澤和幸氏
 
 故・日隅一雄弁護士は、NPJの初代事務局長でもあり、このシンポジウムは、NPJにとって(形式上は「共催」とはいえ)、最も重要な主催行事と言っても過言ではないでしょう。
 まさに、「今」最も重要なことは何かを考える得難い企画であると思います。是非皆さん視聴されますように。