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詳報・内容確定!“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)

 今晩(2017年2月15日)配信した「メルマガ金原No.2724」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
詳報・内容確定!“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)

 以下のとおり、昨年12月に「速報」を、先月(1月)末に「続報」をお届けした“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”(2017年3月12日@和歌山城西の丸広場)の正式チラシがようやく届きましたので、予告通り「詳報」をお伝えします。
 ただし、「詳報」だからこれまでで一番詳しい記事になるということではなく、より正確に言えば、最終的に決定した内容をお伝えするということですから、「確報」とでもした方が適切なのかもしれません。
 
 
 それでは、早速、チラシ記載情報をご紹介します。
 ただし、チラシの表面と裏面には、重複箇所も結構ありますので、私の責任で適当にシャッフルして整理したハイブリッド版をお送りします。オリジナルのチラシは、PDFファイルでご確認ください。
 
チラシ記載情報から引用開始)
フクシマを忘れない!
原発ゼロへ
和歌山アクション2017
 
2017年3月12日(日)10:00~15:00
和歌山城西の丸広場
 
参加無料
小雨決行
 
内容盛りだくさん!
ミニSLが走るよ!
 
主催 「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」実行委員会
連絡先 実行委員会事務局 
 TEL:073-436-3520 FAX:073-436-3554 
 E-mail:w-gezero@naxnet.or.jp
実行委員(会構成)団体
楠見子連れ9条の会、原水爆禁止和歌山県協議会、原発をゼロにする和歌山県民の会、憲法を生かす会和歌山、子どもたちの未来と被ばくを考える会、原発を止めよう和歌山市民の会
  
 
「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017」は、原発ゼロ、再稼働反対をアピールするつどいです。どなたでも参加できます。気軽にお寄りください。
 
全体集会 10:00~11:00
・オープニング
  バンド演奏:紀州五十五万石
・実行委員会挨拶
・福島からの報告
  元双葉高校教員 松本佳充(よしみつ)さん
  3.11原発事故当時、双葉高校に勤務。(自宅は帰宅困難区域)
・集会アピール
 
アピールパレード 11:10~12:10
パレードコース
西の丸広場→砂の丸広場横→追廻門→県庁前交差点→(左折して三年坂通り)→屋形町交差点(この交差点角に関西電力和歌山支店がある)→(左折して屋形通り)→三木町交差点→(左折してけやき大通り)→西の丸広場
たいこ、コスプレ、ぬいぐるみなど、大歓迎です。プラカードや横断幕など用意して参加いただければうれしいです。
 
ブース企画 12:00~14:30
・模擬店 飲食物など
・展示(福島原発被災地パネル)
・子ども向けブース(プラバン、エコカルタ、絵本の読み聞かせなど)
★ミニSLが走ります
 
ステージ企画 12:30~14:45
・紀北農芸高校(和太鼓)
・円香(まどか)(歌うたい・アーティスト)
・子どもたちの未来と被ばくを考える会(コント)
・ナツオ(ウクレレ弾き語り)
・実行委員団体(1分間アピール)
 
県内の3.11関連企画
●那賀●「フクシマを忘れない原発ゼロ那賀2017」 原発再稼働反対スタンディング
 3月12日(日)10:00~10:30 岩出市紀の川市
●西牟婁●「フクシマを忘れない!原発ゼロ紀南アクション」 パレード
 3月11日(土)16:20 田辺市
(引用終わり) 
 
 以下、アトランダムにいくつか補足説明をしておきます。
 
〇全体集会のオープニングを飾るユニット「紀州五十五万石」の演奏に初めて接したのは、2015年3月8日に開催された“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2015”でのことでした(あの時は、ただの「五十五万石」といったと思うけど、いつから「紀州」がついたのだろう?)。リードボーカルの歌舞さんを支える男性2人は、実名を公表しているかどうか未確認のため、お名前を紹介するのは控えます(みんな知ってるでしょうけど)。
CIMG3221 おそらくこのユニットでの最新の演奏が2月12日(日)にポポロハスマーケット和歌山市中ぶらくり丁)で行われたようで、12時からのステージ出演者に「紀州五十五万石」の名前が見えます。
 ところで、3月12日のオープニングで紀州五十五万石が歌う曲が何か?ということは(他の出演者もそうですが)チラシには何も書かれていませんので、当日のお楽しみなのですが、本メルマガ(ブログ)の読者にだけそっと(でもないか)お知らせすると、スリーマイル島原発事故発生の半年後、1979年9月に開かれた“NO NUKES コンサート”のテーマ曲としてジョン・ホールが作った“Power”を日本語詞で歌うのではないかという噂を耳にしました。当たるも八卦当たらぬも八卦ということで、お楽しみに。
 
〇全体集会のメインゲストは、3.11当時、福島県立双葉高校で教員をされていた松本佳充(まつもと・よしみつ)さんです。浪江町のご自宅は帰還困難区域と指定されています。私たち実行委員が会議の際に読ませてもらった資料の中に、松本さんが書かれた「迷犬タロの物語」という一文がありました。福島県立高等学校教職員組合女性部が編集した『福島から伝えたいこと 第3集 希望は闘いの中に』に収録されています。
 長年共に暮らしてきた犬(雑種のタロ)を、3.11原発事故による避難指示によって心ならずも置き去りにして大量被ばくさせてしまったこと、一時帰宅して生き延びていたタロと2度にわたって再会できたものの、避難先に連れて行けるか分からず、車で立ち去る松本さんをどこまでも走って追いかけてきたタロの姿、3たび一時帰宅したものの行方が分からなくなっていたタロと埼玉県の動物保護団体の施設で奇跡的に再会し、再び一緒に暮らせるようになったこと、しかし、やがて元気をなくして病死したタロ。たんたんとした叙述であり、ことさら原発事故を呪うような表現はありませんが、かえって胸に迫るものがあります。
 その冊子の表紙が掲載されたサイトがありましたが、その表紙に描かれた絵は、松本さんの「迷犬タロの物語」をモチーフにして描かれたのではないかと思います。
 今年の“フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2017”のチラシのために奥野亮平さんが描いてくれた原発イランウータンが犬と一緒にいるイラストも、「迷犬タロの物語」にインスパイアされての図柄だと推測します。
 
〇今年は、2013年以来4年ぶりに、ミニSLが西の丸広場にやって来ます。4年前の写真を掲載した私のブログ(「福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル」写真集)をご覧ください。
 2013年もミニ蒸気機関車がやって来る!と宣伝し、たしか原発イランウータンもSLにまたがっていたと思います。たしかにミニSLは西の丸広場にやって来たのですが、私のブログの写真のとおり、実際に子どもたちを乗せて喜ばせてくれたのはミニ新幹線でした。ミニSLが動かなかったのは、何らかの技術上の問題があったためと聞いています。
 そして今年2017年、万全の準備の上、再びミニSLがやって来ます。ここでは、今度こそ無事西の丸広場をミニSLが疾走することを祈りつつ、愛好者のメッカ、ミニトレインパークを走るミニSLの勇姿を、小谷英治さんのYouTubeチャンネルからご紹介します(ここに映っているミニSLがやって来るという訳ではないでしょうが?)。

 
〇今年のステージ企画では、新趣向として、子どもたちの未来と被ばくを考える会によるコントが上演されます。同会共同代表の松永久視子さん(司会も担当されます)の話によると、ごく短時間のコントのようなのですが、中身については見てのお楽しみとさせていただきます。
 
〇ステージ企画には、紀北工芸高校の皆さんによる和太鼓演奏もあるというのが楽しみですね。なお、円香(まどか)さんとナツオさんについては、「続報」で詳しくご紹介しましたので、そちらをご参照ください。
 
〇全体集会終了後のアピールパレード、やはり関電前を通らない訳にはいかないだろうということで、今年も和歌山城周辺の大回りコース(約1時間)で行います。是非多くの方のご参加をお願いします。
 

(付録)
紀北農芸高校和太鼓部 『鼓風
華』
 
紀北農芸高校和太鼓部 『農芸流れ太鼓』
 

※第46回和歌山県高等学校総合文化祭邦楽部門発表会より

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