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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

共謀罪に反対するのも“弁護士”、賛成するのも“弁護士”

法律 政治
 今晩(2017年3月6日)配信した「メルマガ金原No.2743」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
共謀罪に反対するのも“弁護士”、賛成するのも“弁護士”

 昨日は、『3.11避難者の声~当事者自身がアーカイブ~』(東日本大震災避難者の会Thanks&Dream(サンドリ))をご紹介する記事を、かなり気合いを入れて(?)書きましたが、残念ながら今日はそれだけの時間がありません。
 そこで、共謀罪シリーズの第12回として、「弁護士と共謀罪」という括りの素材を2つご紹介します。どちらも弁護士グループの動きに違いありませんが、向いている方向は正反対です。
 
 前者のあすわか兵庫は、全国のあすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)の中でも、芸達者なメンバーが揃っていることで有名(?)です。あすわか和歌山では、まずメンバーが足りなくて寸劇にならないかもしれません。
 
 さて、後者のニュースを読んで驚く人がいるかもしれませんが、これが現実です。ニュースには「有志の弁護士グループ」と書いてありますが、「呼びかけ人の一人、木村圭二郎弁護士」(大阪弁護士会/リンク先写真の真ん中の人)って、日本弁護士連合会の民事介入暴力対策委員会委員長のはずですよ。
 どうやら共謀罪制定推進の提言書をとりまとめたようで、いずれ読めるでしょうが、現時点では未入手なので、弁護士ドットコムNEWSを読んだだけでの批判は控えます。ただ、同NEWSが引用している提言書の一部「国民の生命・身体に対する危険を等閑(なおざり)にするものとしか言いようがない」を読んで、集団的自衛権行使を容認した安保法制懇の2014年5月15日付報告書をまざまざと思い出したとだけは言っておきましょう。
 
IWJ 「『共謀罪』って実際どうなの?」―若手弁護士 あすわか兵庫劇団有志による演劇と解説、トークの集い 2017.3.5
■Twitcasting録画(14:00? 2時間38分)
冒頭~ 開会
5分~ 寸劇
 あすわか兵庫劇団有志(國富さとみ氏、北江康親氏、大多和優子氏、八木和也氏)
36分~ 解説
 吉田維一氏(弁護士、あすわか兵庫、日弁連共謀罪法案対策本部委員、兵庫県弁護士会共謀罪問題対策
PT座長)
1時間41分~ 休憩
1時間47分~2時間38分 トーク・質疑応答
 あすわか兵庫劇団有志、吉田維一氏
「2017年3月5日(日)14時より、神戸市・東灘区民センターで九条の会.ひがしなだ主催の集会「『共謀罪』って実際どうなの?―知らぬ間にあなたも…」が開かれた。明日の自由を守る若手弁護士の会・兵庫(あすわか兵庫)の弁護士有志が演劇を交えて共謀罪法案の問題を解説・議論した。」
 
弁護士ドットコムNEWS 2017年03月06日 16時42分
弁護士有志「共謀罪の制定を」、反対論は「国民の生命への危険をなおざりにしている」

(引用開始)
 いわゆる「共謀罪」(テロ等準備罪)の早期制定を呼びかけている有志の弁護士グループが3月6日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた。呼びかけ人の疋田淳弁護士は「暴力団は資金源を海外に移転させるなど、犯罪の多様化、国際化がすすんでいる。犯罪が国を超えておこなわれている現実を見ない
と組織犯罪対策はできない」と述べ、共謀罪制定の必要性をうったえた。
 この呼びかけには、主に暴力団による被害対策に取り組む全国の弁護士ら計130人が賛同している。国際的な組織犯罪対策をすすめる観点から、「国際組織犯罪防止条約に批准する必要があり、そのためにも共謀罪の制定が必要だ」と主張している。こうした考えをまとめた提言書を法務省警察庁など関連省庁の
ほか、各党代表や国会あてに送付する予定だ。
 呼びかけ人の一人、木村圭二郎弁護士は会見で「条約は、組織犯罪に対するさまざまな情報を締約国同士で交換して、国際的な組織犯罪の法執行を容易にする目的でできている。少しでも早く犯罪化することで、犯罪の防止が格段に高まる。国際的に、組織犯罪に関する情報が集まり、組織犯罪に対する牽制が働
くことも十分にある」と強調した。
●「現実には考えられない『濫用』の危険」
 犯罪の計画段階で処罰できる共謀罪をめぐっては、「法律が濫用(らんよう)されるのではないか」「
現代の治安維持法だ」といった懸念の声が根強く残っている。日本弁護士連合会も2月17日付で、「いわゆ共謀罪を創設する法案を国会に上程することに反対する意見」を発表した。
 こうした状況について、提言書は「現実には考えられない『濫用』の危険を抽象的に述べるだけで、組織犯罪対策としての共謀罪に反対する立場は、国民の生命・身体に対する危険を等閑(なおざり)にする
ものとしか言いようがない」としている。
 木村弁護士は「日弁連の意見書の問題点は、一定の方向性がある条約の解釈についても、われわれが納得のいかない法解釈をして反対しようとしていることだ。法律解釈を超えて、ある種の政策・心情にもとづく判断に踏み込んでしまっているのではないか。強制加入団体として、そのような意見を出すことは良
いのかどうか」と話した。
(引用終わり)

(弁護士・金原徹雄のブログから)
2017年2月6日
レファレンス掲載論文「共謀罪をめぐる議論」(2016年9月号)を読む
2017年2月7日
日弁連パンフレット「合意したら犯罪?合意だけで処罰?―日弁連は共謀罪に反対します!!―」(五訂版2015年9月)を読む
2017年2月8日
「共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明」(2017年2月1日)を読む
2017年2月10日
海渡雄一弁護士with福島みずほ議員による新春(1/8)共謀罪レクチャーを視聴する
2017年2月21日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介
2017年2月23日
日本弁護士連合会「いわゆる共謀罪を創設する法案を国会に上程することに反対する意見書」(2017年2月17日)を読む
2017年2月24日
「安倍政権の横暴を許すな!」連続企画@和歌山市のご案内~3/3共謀罪学習会&3/25映画『高江―森が泣いている 2』上映と講演
2017年2月28日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.3
2017年3月1日
ついに姿をあらわした共謀罪法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案)
2017年3月3日
「共謀罪」阻止の闘いは“総がかり”の枠組みで~全国でも和歌山でも
2017年3月4日
共謀罪をめぐる最新ニュース、動画、声明のご紹介vol.4
 

『Sports for Tomorrow』 作詞・作曲・演奏:中川五郎
 
私のブログにこの曲の歌詞を書き起こしています(中川五郎さんによる校訂済み)。