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後藤政志さんが語る「東芝が落ち込んだ闇」と飯田哲也さんが語る「日の丸原発に明日はない」

 今晩(2017年4月25日)配信した「メルマガ金原No.2793」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
後藤政志さんが語る「東芝が落ち込んだ闇」と飯田哲也さんが語る「日の丸原発に明日はない」

 原子力発電事業に突き進んだ東芝が落ち込んだ「闇」については、様々な方が論評していますが、やは
りこの方の意見に耳を傾けたいと思います。
 3.11以降、東京電力福島第一原発で一体何が起こっているのか、多くの国民が、インターネットを
通じて流れる後藤政志(ごとう・まさし)さんの技術解説を頼りにしたことと思います。
 その、元東芝格納容器設計技術者であった後藤さんが、自らの古巣の破綻を語ることは、それなりに重
いことだろうと想像されますが、それだけに、聴くべき価値ある発言だと思います。
 ここでは2種類の動画をご紹介します。

 1つは、一昨日(4月23日)、京都市下京区の「ひと・まち交流館京都」で開かれた後藤政志・守田敏也緊急講演会「東芝ウェスチングハウスはなぜ崩壊したのか?トルコへの原発輸出-三菱重工・アレバはどうなるのか?」(主催:市民環境研究所/共催:ウチら困ってんねん@京都)のIWJ京都によるTwicasting動画です。画質は落ちますし、音声レベルも低いのですが、耳をすませば何とか聴き取れる範囲だと思います。
 
後藤政志・守田敏也緊急講演会 東芝・ウェスチングハウスはなぜ崩壊したのか?トルコへの原発輸出 ―三菱重工・アレバはどうなるのか? 2017.4.23(2時間42分)
冒頭~ 開会
2分~ 後藤政志氏(工学博士、APAST理事長、元東芝格納容器設計技術者)
     講演「原発事業リスクを認識できなかった東芝の経営破綻」
1時間20分~ 守田敏也氏(フリーライター)講演
2時間14分~ 質疑応答

 もう1つは、今年の2月、YouTubeの「デモクラシータイムス」チャンネルにアップされた山田厚史さん(ジャーナリスト)と後藤政志さんによる対談です。前後編の2本に分かれています。

2017.2.23(前半)山田厚史の闇と死角 東芝だけか?原発底なし沼の危機(28分)

2017.2.23(後半)山田厚史の闇と死角 原発、世界の潮流とガラパゴス日本(26分)
 
 


 ここまで来れば、東芝が落ち込んだ「闇」というか「罠」というか、はたまた「底なし沼」というか、そこに三菱重工や日立も踏み込んでしまってはいないのか?ということが気になりますよね。正直、三菱、日立が東芝の二の舞、三の舞になれば、日本経済全体に及ぼすダメージの大きさも相当なものと想像されるだけではなく、ここまで作ってしまった日本の原発廃炉事業は誰が担っていくんだ?ということも
問題になるかもしれない、などと心配になります。それでも、「原発輸出に活路を見出そう」などと本気で思っているとしたら・・・。

 ということで、最後に、この方の意見も伺っておきましょう。環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也(いいだ・てつなり)さんです。やはり、「デモクラシータイムス」にアップされた山岡淳一郎さん(
ノンフィクション作家)との対談です(2017年3月14日公開)。これも、前後編の2本に分かれています。
 この対談を聴いていると、東芝三菱重工、日立だけではなく、経産相官僚の頭の構造も心配になってきます。これも、知りたくもない「不都合な真実」なのでしょうが、目を背けている訳にもいかないし。
 
山岡淳一郎のニッポンの崖っぷち 日の丸原発に明日はない~東芝崩落の道程と進むべき道~ 山岡淳一郎×飯田哲也(39分)

山岡淳一郎のニッポンの崖っぷち(後半)日の丸原発に明日はない~東芝崩落の道程と進むべき道~ 山岡淳一郎×飯田哲也(31分)