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斎藤紀(おさむ)氏(福島医療生協わたり病院医師)講演会@6/13和歌山市中央コミセンのご案内

 今晩(2017年5月8日)配信した「メルマガ金原No.2806」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
斎藤紀(おさむ)氏(福島医療生協わたり病院医師)講演会@6/13和歌山市中央コミセンのご案内

 和歌山県平和委員会のと言うべきか、これからは和歌山県原水協のということになるのか、いつもあちこちでお世話になっている里﨑正さんから講演会のチラシをいただきましたのでご紹介しようと思いますが、私自身、チラシに書いてあること以上の知識は全くありませんので、チラシ記載の文字情報をそのまま転記します。
 ただし、「被爆」「被曝」「被ばく」などの文字遣いは、往々にして誤記が生じがちなので、紹介されている翻訳書のタイトルを含め、信頼できるインターネットソースの記載に基づいて訂正した箇所があります。
 
チラシ文字情報から引用開始)
福島医療生協わたり病院医師
斎藤 紀 講演会

福島第一原発の諸相」
―福島の医師として今、伝えたいこと―

2017年6月13日(火)18:45~20:30
場所 和歌山市中央コミュニティセンター 多目的室(小)
      和歌山市三沢町1丁目2番地 TEL:073-402-2678
参加費 300円(資料代)

どなたでもご参加いただけます。 

 斎藤医師は長年被爆者の支援を行ってきました。チェルノブイリの被災者の相談活動、現在は福島市内の病院で被災者の診療活動に従事しています。
 また、故肥田舜太郞さんと共に「死にいたる虚構~国家による低線量放射線の隠蔽」(ジェイ・M・グールド、ベンジャミン・A・ゴルドマン共著/PKO法「雑則」を広める会
)、「低線量内部被曝の脅威:原子炉周辺の健康被害と疫学的立証の記録」(ジェイ・マーティングールド著/緑風出版)などの翻訳をされています。

斎藤 紀(さいとう・おさむ)
1947年宮城県生まれ。福島医療生協わたり病院医師。福島県立医科大学卒業後、広島大学原爆放射能医学研究所で内科・臨床血液学の研究に従事。その後、88年福島生協病院院長、07年名誉院長を経て、09年から現職。原爆症認定集団訴訟では「国は原告個々の被害の実相を見よ」と意見・リトアニアベラルーシで被災者の医療相談活動に取り組む。元全日本民医連被ばく問題委員会委員。現在日本原水協代表理事、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)会員。

■主催 斎藤紀さんの講演会を成功させる実行委員会
■連絡先 TEL:073-488-7355 里崎 正(和歌山県平和委員会内)
■後援/核戦争防止和歌山県医師の会・原水爆禁止和歌山県協議会・非核の政府を求める和歌山県民の会・和歌山県民主医療機関連合会・和歌山県平和委員会
(引用終わり)

(参照サイト)
訳書『死にいたる虚構~国家による低線量放射線の隠蔽』
訳書『低線量内部被曝の脅威:原子炉周辺の健康被害と疫学的立証の記録』

全日本民医連トピックス 2017年2月7日
〈民医連〉第7回被ばく医療セミナー 被爆者運動や原発事故被害者の現状学ぶ

(抜粋引用開始)
松本純医師・被ばく問題委員(福島・生協いいの診療所長)は、県民健康調査の概況と事故後の福島県民医連のとりくみを報告。また、子どもの甲状腺がんに関して、同県連の被ばく事故対策委員会が昨年秋に確認したスタンスを紹介。「現段階で、『多発』とみることも、原因を原発事故だと断定することにも違和感がある」と前置きし、「低線量なりに健康影響の可能性はある。子どもたちを長期に見守る」こと、県内で不足する甲状腺エコー検診の担い手として、受託をめざしている、と紹介しました。
(引用終わり)
※金原注 なお、全日本民医連内に設置された委員会の名称につき、同公式サイトを閲覧してみると、当初は「被爆問題委員会」という表記がなされていましたが(原爆による「被爆」が対象だったからかもしれません)、近年は専ら「被ばく問題委員会」という表記が使われているようです。従って、元委員である斎藤紀氏の肩書きとしてどの表記が適切か、正直言ってよく分かりませんでした(「被曝」ではないと思うのですが)。

斎藤紀講演会チラシ