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憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(062~064)~浅井隆さん、藤田早苗さん、西谷文和さん

 今晩(2017年6月20日)配信した「メルマガ金原No.2849」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(062~064)~浅井隆さん、藤田早苗さん、西谷文和さん

 「ラジオフォーラム」の事実上の後継番組として、昨年の4月にスタートした「自由なラジオ LIGHT UP!」。ここ最近は3週間毎にお送りしている番組アーカイブの「まとめ」紹介、今日は、以下の3番組(062~064)をご紹介します。
 渋谷アップリンク代表の浅井隆さん、英国エセックス大学人権センターフェローの藤田早苗さんのお話もとても興味深いのですが、最新アーカイブ(064)では、普段はこの番組のパーソナリティを務める西谷文和さんが、今回は「ゲスト」として出演し、南スーダン取材報告をされています。南スーダンの現状と併せ、自衛隊がどのような状況の中でどのような活動を行っていたのかについてのお話を聴くことができます。是非多くの方が聴取されますように。
 なお、過去のアーカイブは以下のYouTubeチャンネルから聴取できます。

自由なラジオ Light Up! (001~039までのアーカイブが聴けます)
jiyunaradio funclub (039以降のアーカイブが聴けます)

第62回の自由なラジオは、映画通をうならせる上質な映画を上映するマイクロミニシアター「渋谷アップリンク」をお訪ねして、代表の浅井隆さんにお話しを伺いました。
渋谷アップリンクは、日本屈指の繁華街を抜けた先、独特の文化を持つ奥渋谷に位置し、そこに集うのは、単なる映画ファンにとどまらず、自分のライフスタイルを気ままにデザインしたい芸術家肌、あるいは知的な刺激を求める個性豊かな人々であったりもします。そんな人々が行き交う街にあるアップリンクの中には、3つのマイクロミニシアターがあります。座席数は、それぞれ58席、44席、40席と本当に小ぶりですが、居心地のよいアメニティの中で、スクリーンにじっくり没入できる自分だけの映画館といった作り。その他この建物の中には、こだわりのカフェやギャラリー、マーケット、そして映画にまつわる様々なイベントも多数とにぎやか。さて、そのオーナー浅井隆さんとはいったいどんな人物なのでしょうか?アップリンクにかけた映画の未来、そしてこれまで歩んでこられた人生を、木内みどりがじっくりていねいに伺いました。
渋谷アップリンク 
お話しの中にも出てきました、今なお色褪せないこの映画も注目。
「100,000年後の安全」 
またアップリンクでも上映中の映画「知事抹殺の真実」を撮った監督、安孫子亘さんに電話をつなぎ、佐藤栄佐久福島県知事が謂われなき罪状で逮捕されたあの事件を扱ったドキュメンタリー映画がどうして生まれたのか、この映画に込めた思いについて語っていただきました。
佐藤栄佐久さんが知事だったら、福島原発事故は防げていたはず・・・
映画「知事抹殺の真実」 
代わって、今日の音楽コーナーは、先日ゲストに来ていただいて生演奏をお届けしたキルギス共和国の民族楽器奏者のウメトバエワ・カリマンさんの演奏を、もう一曲、録音でお届けいたします。今回は珍しいキルギスの民族楽器「テミルコムズ」の演奏とご本人の歌声もお楽しみください。
東京音楽大学付属民族音楽研究所のカリマンさん紹介ページ
 
063 2017.6.13
日本の人権の危機を国連に通報した!
デビッド・ケイ氏が日本に来るきかっけを作った藤田早苗さんを迎えて
PERSONALITY おしどり
GUEST 藤田早苗さん(英国エセックス大学人権センターフェロー)
今回のおしどりのラジオアクティブのお客様は、英国エセックス大学人権センターフェローの藤田早苗さんです。藤田さんは、特定秘密保護法を、その成立前に英訳して国連に通報し、その危険性を国際社会に知らしめるという、大きな仕事をされた方で、国連の特別報告者のデビッド・ケイ氏が日本に調査に訪れるきかっけを作った方です。
藤田さんはどのような思いで、日本の現状を「危機的」と判断し、そして国連に通報したのか、また、あまたある通報の中で、藤田さんの指摘を見逃さなかった国連に対して、どのような協力を日々続けておられるのか?じっくりとお話しを伺いました。
番組後半では、藤田さんが、5月3日ジャカルタで開催された「国連世界報道自由デー」に参加したときのお話しを伺いました。日本ではよく知られていないこの大切な日、毎回日本人はほとんど参加しない中、世界の気高いジャーナリストたちの勇気ある活動を通して国際社会の報道の自由と知る権利という人権に対する意識の高さを感じるイベントだそうです。
今は戦火がない意味で平和?な日本において、少しずつずれていっている人権感覚が、気が付けば取返しのつかないことになっている、そんなことになってはいないか?国際社会を鏡にしっかり目を見開く必要がありそうです。リスナーの皆様にとって、今回の番組がそのきっかけとなればと願っています。

■Light Up!ジャーナル「脱原発先進国と日本は何が違うのか?」
電話インタビュー:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

脱原発に舵を切ったドイツ、台湾と取材をしてきたおしどりと小出裕章さんの聞き逃せない対談です!世界中が原発から離れていく中で、なぜ日本だけが再稼働を続けるのか?根本的な疑問に迫ります。
 

■メインテーマ:「南スーダン最新報告~自衛隊は現地で何をしていたのか?」
今年3月13日、安倍首相の「一定の区切りがついた」発言とともに、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた陸上自衛隊が5年余りの活動を終えて5月27日までに完全撤収しました。しかし、南スーダンの情勢は「一定の区切り」とは程遠く、内戦状態は決して終わったわけではありません。
そこで今回、この番組のパーソナリティでもあるジャーナリストの西谷文和が、南スーダンの潜入に成功。日本政府の発表はそのまま受け入れていいのか?現地の内戦事情だけでなく、自衛隊が現地で何をしていたのかまでを取材してきました。克明なレポートを矢野宏がインタビューします。
■よりそいコラム:「大阪発!メディアの現場から」
矢野宏が気になった話題を気ままに解説する「よりそいコラム」。今回は西谷さんがゲストということで、二人のジャーナリストが日頃見ている(もしくは出演している)大阪のテレビ局を中心としたメディア事情を語ります。
特に、視聴率に左右されているという現場の様子とその理由には、ジャーナリズムの役割自体が危ぶまれ兼ねません。その実感をリアルに語ります。
■LightUpジャーナル:「福島の山林火災と放射性物質の飛散」について
電話インタビュー:今中哲二さん(京都大学原子炉実験所研究員)
4月29日夕方、福島県浪江、双葉両町にまたがる十万山(じゅうまんやま)の国有林で出火。いったんは鎮火状態となっても、再び燃え始めることを繰り返し、発生から12日後にようやく鎮火しました。現場が東京電力福島第一原発事故の帰還困難区域だったこともあり、インターネット上では「放射性物質が飛散する」などの情報が飛び交いました。今回は、「福島の山林火災と放射性物質の飛散」について、今中さんにお話を伺います。