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「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(071~073)~リスナー大感謝祭、「原爆の図」、笑福亭竹林さん

 2017年8月24日配信(予定)のメルマガ金原.No.2914を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(071~073)~リスナー大感謝祭、「原爆の図」、笑福亭竹林さん
 
 3週間毎にアーカイブをご紹介するのがこのところの恒例となってきた「自由なラジオ LIGHT UP!」。今回は、071~073の3回分ですが、最初の071は、いつものスタジオからの放送ではなく、今年の6月4日、東京渋谷の「Loft9 Shibuya」で開催された公開イベントの録音です。ゲストは、河合弘之弁護士、吉田照美さん、小出裕章さんという豪華ラインナップで、後半では、リスナーからの質問にゲストが答えてくれます。
 また、原爆の図丸木美術館・学芸員の岡村幸宣さんのお話にもじっくりと耳を傾けたいし(072)、西谷文和さんと笑福亭竹林さんの掛け合いも面白くてためになること請け合いです(073)。
 是非3本とも聴取していただければと思います。
 なお、過去のアーカイブは以下のYouTubeチャンネルから聴取できます。
 
 
071 2017.8.8
リスナー大感謝祭@Loft9 Shibuya【公開録音】
PERSONALITY 木内みどり/おしどりマコ・ケン/今西憲之
GUEST 河合弘之氏(弁護士・映画監督)/吉田照美氏(ラジオパーソナリティ)/小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所)
 
 今回のオンエアは、2017年6月4日、東京渋谷の「Loft9 Shibuya」で開催されました当番組の公開録音イベント、市民のための自由なラジオ“Light Up!”大感謝祭の模様をお届けします。この番組の3回目のイベントにあたる当日は、100人を超える皆さまにお集まりいただき、会場は熱気に包まれました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
 トークイベントの前には、河合弘之さんが撮った映画「日本と原発 4年後」を全編、皆で鑑賞しました。今日は、そのあと繰り広げられたトークイベントの内、ゲストトーク、そして皆さまからの質問コーナーの部分をお届けします。
 吉田照美さんは、当番組初参加。福島第一原発事故が発生したときには、ご担当中だったラジオ番組で、政府や大きなメディアがなかなか伝えてくれない真実を報道しようと、小出裕章さんを訪ねたりしながら奔走していたエピソードをお話しくださいました。
 また河合弘之さんは、弁護士のお立場からの、今の原発訴訟の問題点を、また小出裕章さんは科学者のお立場から、冷静にこれからの日本が歩むべき道を示してくださいました。
 聴き応えたっぷりの1時間、どうぞごゆっくりとお付き合いください。
小出裕章さんの本
・『原発と戦争を推し進める愚かな国、日本』(毎日新聞出版

・『知りたくないけれど、知っておかねばならない 原発の真実』(幻冬舎
072 2017.8.15
今こそ見つめてみませんか?「原爆の図」が時を越えて語りかけてくるいのちの物語
PERSONALITY おしどりマコ・ケン
GUEST 岡村幸宣氏(原爆の図丸木美術館・学芸員

 

 
 今日のお客様は、埼玉県東松山市にあります「原爆の図丸木美術館」の学芸員、岡村幸宣さんです。学芸員として、また全国での講演活動、大学での講義などでもお忙しい岡村さんに、この美術館が唯一無二の存在である理由を、「原爆の図」作者・丸木位里・俊夫妻の生涯を振り返りながら教えていただきました。
 「原爆の図」は丸木夫妻が描いた等身大ほどある連作の絵画です。原爆投下から5年後の1950年に「第1部 幽霊」が描かれます。その後作品は増え続け、最後は第15部「長崎」(1982年)。実に32年間に渡る大作でした。
 戦後の情報統制を逃れ、ひそかに全国を巡った極秘の「原爆の図」の絵画展。文化は静かに生活の中に根付き、語り継がれるもの。戦後72年、今私たちは人々が伝え、守り抜こうとしたもののどれほどを手にしているのでしょうか?
 岡村さんの願いは、この「原爆の図」を通り過ぎた人々が、これからの社会を少しずつ動かしていってほしいということ。「原爆の図」は愚かで悲惨な戦争を描いてはいるが、その本質は、いのちの物語なのだとおっしゃいました。
 祈りに包まれる8月、今一度立ち止まって、あなたなりに問いかけてほしいと思います。いのちとは?平和とは?戦争とは?
 この60分が、その小さなきっかけになればと思い、みなさまにお届けします。
 今、「原爆の図」の保存にみなさまのお力が必要です(ご寄付のお願い
*『ひろしまのピカ』(丸木俊・著/小峰書店
073 2017.8.22
笑いの源泉は権力を持つ者への風刺
PERSONALITY 西谷文和(ジャーナリスト)
GUEST 笑福亭竹林さん(落語家)

 

 
■メインテーマ:「笑いの源泉は権力を持つ者への風刺」
 時代の右傾化によって、官僚もマスコミも権力者の顔色を伺い、「忖度」というような言葉が実しやかに囁かれるようになると、懸念されるのは「笑い」の文化です。それは「衣食住」に匹敵するほど、人間にとって根源的なものなのです。そう主張するのが、今回のゲストである落語家の笑福亭竹林さんです。番組では、元大阪府知事大阪市長橋下徹氏から安倍内閣総理大臣まで、権力と笑いの重要な関係性について、西谷文和がインタビューします。
■LIGHT−UPジャーナル:「核ごみ最終処分場“適地”地図を発表」について
 原発で使い終わった核燃料から出る「核のごみ(高レベル放射性廃棄物)」をめぐり、経済産業省は7月28日、最終処分場を建設できそうな地域を色分けして示す地図「科学的特性マップ」をホームページ上で公開しました。政府は、この地図で何を伝えたいのか?今回は、政府が発表したこの「処分場候補地図」から見えてくる「核のごみ」について、今中さんに伺います。
■ニュースの歩き方:「イチから分かるアラブ・イスラム問題」
 日々の新聞やテレビなどを見ても、「アラブ」「イスラム」という言葉を目にしない日はありません。ところが、それが具体的に何を指し意味するのかを説明できる人は稀です。今回の「ニュースの歩き方」は、長年、中東諸国を取材してきたジャーナリスト西谷文和が、その違い、および、なぜ中東で戦争が続くのか、また、トランプ大統領になって、中東はどうなっていくのか、等について解説します。