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9/18 政治をなおそうデモ (@和歌山市)に参加しよう!~シュプレヒコールのないデモだけど

 2017年8月25日配信(予定)のメルマガ金原.No.2915を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
9/18 政治をなおそうデモ (@和歌山市)に参加しよう!~シュプレヒコールのないデモだけど
 
 私自身、今でこそ「デモ」に参加するのは日常の当たり前の行動の1つに過ぎず、少なくとも月に1回は(憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ)必ず「デモ」に参加しています。
 けれども、振り返ってみると、長い間「デモ」というのは、メーデーの際に連合や全労連傘下の組合の人たちがやるものという、確たる根拠もない固定観念があり、自分には縁のないものと思っていました。
 それに、学生のやるデモといえば、ヘルメットを被り、顔の半分をタオル(?)で覆い、ゲバ棒を持った特殊な「学生」がやるものという60年代終わりのテレビ映像で植え付けられたイメージを持ちながら育った世代でもありますしね。
 
 そんな私の「デモ」デビューは、3.11の発生を待たねばなりませんでした。
 2012年7月22日、奥野亮平さんが呼びかけ、ソウル・フラワー・ユニオン中川敬さんも駆け付けた「原発さよなら行進@和歌山1」が、私の本格的な「デモ」参加の始まりであったのです。
 当日の中川敬さんのTwitterを引用します。
 
「反原発デモ@和歌山 @TwitNoNukesW 一時間強の大行進、ゴール!参加者200名、内、子ども20人。沿道の反応もいい感じで、和歌山第一回目ツイッターデモ、大団円! お疲れ様でしたー。」
「和歌山デモ( @TwitNoNukesW )後、参加者と珈琲で打ち上がって、阪和道の帰路。デモのなかった和歌山の人達は待望していたようで、数多の交流の笑顔が印象的。ローカルデモ、やっぱ重要。主催のri_ryohei 君に拍手!」
 
 上に紹介されている「参加者200名、内、子ども20人。」というのは、実は私がカウントしてゴール後に発表した数字を中川さんがtweetしてくださったものです。別に奥野亮平さんに頼まれていたわけでも何でもなかったのですが、デモの写真を撮影がてら、誰かが正確な数をカウントしておいた方が良いのではと思いつき、勝手に数えたのが、私の「デモ」公式記録員生活の振り出しになろうとは、当時は予想もしていませんでした。
 しかし、考えてみると、まだ5年しか経っていないというのに、私がメルマガに書いたレポートに登場する人たちの中にも、大きな環境の変化があった方も散見します。うたた感慨を催さずにはいられませんね。
 
 さて、それから5年、「原発さよなら行進」は、奥野さんが様々な分野の活動に多忙を極めていることもあってか、しばらく実施されていませんが、代わって(?)サウンドカーが先導する「サウンドデモ」の時代が訪れています。
 その最新のデモ「政治をなおそうデモ」が来る9月18日(月・祝)に行われることになり、フライヤーの配布に続き、Facebookのイベントページも立ち上げられました。
 そのタイトルページには、

  政治をなおそうデモ
    wakayama  sound  demo  2
    ALL SPEACH DEMO
    9月18日(月)15時@大新公園

とあります。サウンドカーが先導するデモは、過去何度か行われていますが、「wakayama  sound  demo  2」とあることから見ると、「wakayama  sound  demo  1」というのは多分これでしょう。当日Facebookに書いた私のレポートを再掲します。
 
(引用開始)
 今日(5月20日・土曜日)晴天の下、和歌山市でのほぼ1年ぶりのサウンドデモが、大新公園をスタートし、けやき大通り⇒JR和歌山駅前左折⇒北大通り⇒中之島ロータリー通過⇒北大通り⇒北新橋西詰左折⇒築地通り(ドン・キホーテ前通過)⇒堀詰橋南詰プロムナードにゴール・解散という、約1時間15分の行程で行われました。私は、どうしても外せない親戚の法事に出席した後、大急ぎで着替え、中之島ロータリーを通過した直後のデモ隊と合流しました。聞くところによると、大新公園での集会だけに参加した人もあり、また、デモに出発したけれど、途中で帰られた人もいるということで、私がカウントした後半の実人数にそれらを加味すると、「100人参加」と呼称しても、別にさばをよんだ数字ではなく、実数と言って差し支えないと思います。私が聴いたスピーチは3人だけでしたが、最後に話した服部涼平さんは、これからも(警察への申請などの煩わしさもいとわず)デモを企画するという決意を述べてくれていました。服部さんをはじめ、このデモを中心となって企画してくださった方に心から感謝します。
 ところで、ゴール地点では、和歌山大空襲から50年目の1995年に作られた「天啓の宙(そら)」(湯浅町在住の彫刻家・橋本和明さんの作)が、デモ隊のゴールを見守ってくれていました。この像には、以下のようなレリーフが添えられています。⇒「降りてくる魂と 舞い上がる魂は 天と地の間で語り合うのです」近くにいた知人何人かにはこの像のいわれを説明しましたが、気がつかずに帰って行った人が多かったのはやや残念でした。堀詰橋南詰がゴール地点とされたのは、デモ全行程の所用時間や解散するための広めの場所があるということで選ばれたのだと思いますが、デモに結集した人の志にぴったりのゴール地点であったと思います。
 是非、次回にはもっと多くの人を誘って参加できるように頑張りましょう。
(引用終わり)
※注 毎年8月15日に「天啓の宙」を清掃奉仕し、平和を祈念する方々がおられます。2年前の様子を報道した和歌山放送ニュースが今でも読めます。
 
 さて、私の事務所にも届いた今回の「政治をなおそうデモ」のフライヤーを見ると、デモコースは5月20日の時と全く一緒のようです。ただ、前回は大新公園で出発前に行われた集会はなくなり、シュプレヒコールも行わず、スピーチだけで全行程を繋ぐという新機軸を打ち出しています。
 以下に、フライヤーから、その主要部分を引用します(一部「参加要請書」から補充し、さらに私自身の判断で補充した部分もあります)。
 
フライヤーから引用開始)
政治を
おそう
デモ
 
2017.9.18(Mon)

5:00 集合(大新公園)
17:00 解散予定
 
(荒天中止)
 
スケジュール
2017年9月18日(月・祝) 
15:10 デモ出発
(デモコース)
①大新公園を南下して「けやき大通り」と交差する地点で左折。同大通りを東進してJR和歌山駅を目指す。
②JR和歌山駅前大交差点の紀陽銀行東和歌山支店角を左折。
③「北大通り」を北進。
中之島ロータリーを抜けて「北大通り」を西進。
⑤北新橋西詰の交差点を左折して「築地通り」を南進。
⑥「ドン・キホーテぶらくり丁店」前を通過しさらに南進。
⑦「堀詰橋」南詰プロムナード付近でゴール・解散
17:00 デモゴール到着「天啓の宙」像があるあたりです)
17:15 デモ参加者によるアフター交流会(石窯ポポロにて)
※石窯ポポロ(和歌山市本町1-27-1/ぶらくり丁)
  会費制、天候にかかわらず開催します!
 
主催:「政治をなおそうデモ」実行委員会
連絡先: seiji_wo_naosou@yahoo.co.jp
 
しゃべって、あるいて、政治をなおそう。

 「政治をなおすってどういうこと?」「政治をなおすって、誰がどうやって?」「そういうことできるの?そもそもなんでそんなことするの?」
 
 政治への関わり方は人それぞれ。問いも答えも人の暮らしの数だけあります。
 
 「なおそうデモ」は、街に暮らす一人ひとりにとってよりよい政治とは何か?を考え、未来を変えるために、みんなの手で「政治をなおす」ことをめざします。
 
 民主主義政治で大事なのは「メンテナンス」。民主主義のメンテナンスは「自分で考え、表現し、伝えること」です。政治に対する自分の考えを表現してみませんか?今の政治に「これでいいのかなぁ?」「なんか変だぞ。」という思いを持っている方に参加してもらえると嬉しいです。
 
 暮らしにとても関係のある政治ですが、家庭や職場ではなんとなく話しにくいのではないでしょうか。かといって、インターネットには極端な意見が多かったり、どこの誰の意見なのかもわからなかったりします。「なおそうデモ」では顔の見える相手と身の丈に合った話をしていきたいと考えています。
 
 新しい試みとして、「なおそうデモ」でシュプレヒコールは行わず、スピーチと参加者同士のコミュニケーションを大切にします。ふだん話さない「政治」について、友だちと語り合ってもいいし、初対面の人、年の離れた人としゃべってもいい。
 
 音楽を聴きながら、わいわい歩きましょう。もちろんしゃべらずいっしょに歩くだけでもオッケー。自分の考えを大きな紙やプラカードに書いて持ってきてもオッケーです。気になるメッセージを持った人がいれば、思い切って自分から話しかけてみてはどうでしょうか。
 
 「ていねいに話し合い、考える」という姿勢を、街を歩いてアピールします。
 
 この街、日本、世界をほんのちょっとでもよくするために私たちはどう考え、何をしたらいいのか、と考え続けるために、あなたの参加をお待ちしています。
 
 今回参加できない方は次回でも次々回でも、いつでもどうぞ。
(引用終わり)
 
 私の事務所に届いた参加要請書(カンパの要請書でもあります)には、「政治をなおそうデモ」実行委員会の服部涼平委員長からの以下のような説明が記載されていました。
 
(引用開始)
(5月20日のデモへの参加・協力に謝辞を述べた後)私たちは、ひきつづきデモのある和歌山をつくっていこうと、デモ終了後すぐに次回にむけての相談をはじめました。「色んな形のデモがあっていい」「デモに参加したことない人たちの心に届くデモを工夫しよう」など前回のデモをブラッシュアップし、「デモを楽しく」「出会って歩いてしゃべって民主主義を考える」「夏の夕方を音楽とともに」をキャッチコピーに、「政治をなおそう」デモに取り組むことを決めました。
(引用終わり)
 
 「シュプレヒコールなしのデモってどんなものになるんだろう」と思わないでもありませんが、「デモに参加したことない人たちの心に届くデモを工夫しよう」という目的意識から生み出されたアイデアではないかと思います。
 私の事務所に参加要請書とフライヤーを届けてくださったのが、安保関連法に反対するママの会@わかやまの方と和歌山大学の学生さんお2人であったように、今回のデモも、女性や若い方が中心になって企画しておられるようです。
 是非とも、9月18日には、前回を上回る多くの方に、そしてデモは初めてという方にも参加して欲しいですね。皆さんも、周りの方にこの「政治をなおそう」デモのことを広げてください。よろしくお願いします。


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