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「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(077~079)~斉加尚代さん(MBS)、PANTAさん、相可文代さん(元中学校教師)

 2017年10月3日配信(予定)のメルマガ金原.No.2954を転載します。
 
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(077~079)~斉加尚代さん(MBS)、PANTAさん、相可文代さん(元中学校教師)
 
 3週間毎にアーカイブをご紹介している「自由なラジオ LIGHT UP!」。今回は、077~079の3回分です。
 今回のゲストの中に、私がお会いしたことのある方が1人だけあられます。077のゲスト、毎日放送「報道’17」ディレクターの斉加尚代(さいか・かよ)さんです。
 斉加さんは、2015年11月6日に和歌山弁護士会が開催したシンポジウム「今、報道の自由を考える~国民の知る権利の観点から~」にパネリストの1人として登壇され、終了後、同じくパネリストであった宇野朗子(うのさえこ)さんらと一緒に遅めの夕食(美味しいピザやパスタ)をとられるのに私もご相伴したのでした。私は、所管委員会の委員でも何でもなかったのですが、宇野さんとは一度お会いしたことがあるし、ということでご一緒したのでした。
 
 また、「頭脳警察」のPANTAさんといえば、中川五郎さんや制服向上委員会と一緒に、あるいは単独で、様々な機会をとらえては、反原発反戦の集会で演奏することを続けておられ、最近では、9月18日に代々木公園で開かれた「ともに生きる未来を!さようなら原発さようなら戦争全国集会」のクロージングで演奏されています。『時代はサーカスの象にのって』を歌うPANTAさんの映像をご紹介します。
 
 そして、079のテーマは道徳の教科化です。
 小学校では来年度から、中学校では再来年度から実施に移される道徳の教科化、学校現場で何が変わるのか、無関心ではいられません。
 
 3本とも是非聴取したいゲストやテーマであり、お薦めです。
 なお、過去のアーカイブは以下のYouTubeチャンネルから聴取できます。
 
自由なラジオ Light Up! (001~039までのアーカイブが聴けます)
jiyunaradio funclub (039以降のアーカイブが聴けます)
 
077 2017.9.19
映像はウソがつける?フェイクニュースにメスを入れる
PERSONALITY 西谷文和(ジャーナリスト)
GUEST 斉加尚代さん(毎日放送報道局「映像17」ディレクター)
■メインテーマ:「映像はウソがつける?フェイクニュースにメスを入れる」
 昨年、アメリカ大統領選挙で脚光を浴びた言葉のひとつが「フェイクニュース」でした。発信元不明のニュースがSNSで拡散し、トランプ大統領の誕生につながったとされています。しかし「フェイクニュース」はアメリカに限ったことではありません。日本で話題になった代表的ニュースが「沖縄基地反対運動」でした。高江ヘリパッド建設に抵抗する反対派住民を大阪府警の機動隊員が「土人」と発言したことが注目を集め、根拠のないデマやヘイトが実しやかにSNSで広まりました。そこで今回は、「沖縄基地反対運動」を追った毎日放送報道局「報道17」ディレクターの斉加尚代さんをゲストに迎え、番組取材を通して見た真実はどういうものだったかをお聞きする他、フェイクニュースに騙されないためには、何が必要なのかを考えます。
毎日放送(テレビ)の「さまよう木霊 基地反対運動の素顔」は、2017年10月8日(日)25時54分〜再放送されます。近畿エリアにお住まいの皆さまはぜひご覧ください。
■Light-Upジャーナル:「軍事技術と大学、研究者について」
 大学で軍事研究を行うことは許されるのか?国内の科学者でつくる「日本学術会議」は3月、大学などの研究機関に対して軍事的研究を技術的、倫理的に審査する制度を求める声明を出しましたが、整備の方は遅々として進んでいないようです。そこには、研究費が不足する研究者が否応なく軍事関連の予算に手を出したくなる、という悩ましい問題を孕んでいます。この問題について、今回は元京都大学原子炉実験所助教小出裕章さんに伺います。
 
078 2017.9.26
叫び続けるロック魂。どんな時代にもぶれないPANTAが貫く反骨の正義
PERSONALITY 木内みどり
GUEST PANTAさん(ロック・バンド「頭脳警察」)
1972年、ロック・バンド「頭脳警察」でメジャーデビュー。若者たちが世の中を変えようと勇ましい声を上げて来た学生運動全盛の時代から、更に変質していく社会を憂うかのように、反骨の精神あらわに日本語でロックを叫び続けて来た男、PANTAさん。頭脳警察がくらった発売禁止のアルバムは数知れず。
それでもPANTAさんは、音楽という武器を捨てることなく、社会にメッセージを吐き出し続け、今に至ります。「銃をとれ!」に代表される過激なパンクロック野郎と思いきや、メロディアスなやさしい歌声も披露する、まさに懐が深い、しかし骨太のロックンローラーなのです。
今回の対談では、一貫して歩み続けて来たロックな人生について、そしてその延長線上にある今の日本の社会情勢、政治、そして音楽について、たっぷりとお話しを伺いました。番組後半でPANTAさんは、「君が代」は、「Your Generation」なのだとおっしゃいました。「君」は目の前にいる「あなた」。天皇などではない。古来語り継がれている美しいうた、Love Songなのだと。戦争に巧みに利用された「君が代」を、果たして戦犯として処刑してよいものか?PANTAワールドは奥深く、社会に対する辛辣な目をもっています。
その他、スティングと会い親しく話しができた日のこと、マーティン・スコセッシ監督の映画に俳優として呼ばれた撮影の日々のこと、など聞き逃せないエピソードも満載の60分。どうぞお聞き逃しなく。
*番組でご紹介した音楽
頭脳警察 2ndアルバム/頭脳警察
(発売禁止から目覚めた復刻版です)
 
079 2017.10.3
戦前回帰の教育再生か?戦後72年ぶりに復活する道徳教育
PERSONALITY 矢野 宏(ジャーナリスト・新聞うずみ火代表)
GUEST 相可文代さん(元中学校教師・子どもたちに渡すな!あぶない教科書・大阪の会)
■メインテーマ:「戦前回帰の教育再生か?戦後72年ぶりに復活する道徳教育」
「道徳」の教科が正式な教科に格上げされます。小学校では来年度から、中学校では再来年度から検定教科書を使った授業が始まり、児童・生徒の評価も行われるようになります。安倍政権が打ち出す教育改革の一環として決まった「道徳の教科化」を巡っては、かつて忠君愛国を軸にした「修身」の復活ではないか、と懸念する声も少なくありません。実際に教育現場ではどうなっているのでしょうか?そこで今回は、元中学校教師で、教科書問題に異議を唱える相可文代さんをゲストにお迎えし、戦後72年ぶりによみがえる「道徳」教育について考えます。
■Light-Upジャーナル:「柏崎刈羽“適合”東電原発を動かす資格はあるのか?」
 東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた審査で、原子力規制委員会は9月13日の定例会で、東電原発を運転する適格性について条件付きでこれを認めました。しかし、福島原発事故についてはまだまだ収束しているとは言えず、十分な責任を取ったとも言い難い東京電力に、柏崎刈羽原発を動かす資格がそもそもあるのか?今回の「適合判定」について、今中哲二さんにお話を伺います。
■よりそいコラム:「安倍政権の解散権に物申す」
 森友問題、加計問題など疑惑の追及をかわしながら、安倍政権が唐突な衆議院解散に踏み切りました。組閣したばかりの「仕事人内閣」も機能しないまま、党利党略だけを優先した、「今なら勝てる」と言わんばかりの判断だと批判も多いようです。なぜこのような判断が許されるのか?有権者は何を基準に投票すべきなのか?矢野宏が国民目線に立って物申します。
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
2017年8月13日
「沖縄 さまよう木霊~基地反対運動の素顔~」(MBSドキュメンタリー映像'17)上映後の斉加尚代氏ディレクターによるトークを視聴する
2017年9月19日
「ともに生きる未来を!さようなら原発さようなら戦争全国集会」(2017年9月18日@代々木公園)の動画を視聴する