wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

選挙戦3日目~和歌山1区と2区で市民連合わかやま推薦候補を応援(2017年10月12日)

選挙戦3日目~和歌山1区と2区で市民連合わかやま推薦候補を応援(2017年10月12日)
 
 第48回衆議院議員総選挙も公示から3日目を迎えました。22日までの短期決戦、限られた時間の中で悔いのない闘いをしようということで、市民連合わかやまのメンバーも、県下各地で活動しています。
 市民連合わかやまが政策協定を締結した3候補のうち、和歌山3区のくすもと文郎さんについては、市民連合田辺・西牟婁市民連合わかやま・くまのの皆さんが、精力的に支援してくださっているということで、市民連合のメンバーは、主に1区と2区での活動が中心となっています。
 共同代表ではない私も、個人演説会の応援弁士を4回予定していますが、2区で3回、1区で1回となっており、今日(10月12日)は、2区での最初の応援として、紀の川市の打田生涯学習センターで午後7時から開かれた、下村まさひろ候補(日本共産党公認、社会民主党和歌山県連合支持、自由党和歌山県支部連合会応援、新社会党和歌山県本部準備会応援)の個人演説会に、市民連合わかやまを代表して参加し、持ち時間の約10分、お話してきました。
 今日は、市民連合わかやまの仲間、小谷英治さんが、午後から夜まで、下村候補に密着し、演説の模様を動画撮影し、今晩中にYouTubeにアップしてくれるということなので、その動画もご紹介したいところですが、それを待っていたら、私のブログを今晩中にアップできないので、小谷さんの動画については、後日補充させていただくとして、今日のところは、私のスピーチの再現原稿をお送りします。
 実は、私の持ち時間が10分であるということは、会場に着いて初めて知ったような有様で、会場に向かう車の中で「何を話そうか」と考えていた時には、「多分5分くらいだろう」と思っていましたので、原稿を何も用意していなかった私はいささか慌てることになりました。
 どうせ、間もなく小谷さんが動画をアップしてくれるのですから、記憶に基づく不正確な再現原稿を書くまでもないかもしれませんが、2区だけでもあと2回(10月15日(日)午後7時~上岩出公民館・岩出市、10月18日(水)午後7時~橋本市教育文化会館)応援演説をする予定なので、次からはもう少し聴きやすいお話ができるよう、お話しする内容を整理しておきたいという目的もあります。
 従って、後日、追加でご紹介する予定の小谷さんの動画の中で私が話している内容と、以下に掲載する再現原稿は相当に中身が違っている可能性がありますので、何卒ご了解ください。
 
再現原稿(和歌山2区・しもむら雅洋候補個人演説会にて)
(再現開始)
 ただいまご紹介いただきました市民連合わかやまの金原徹雄(きんばら・てつお)です。まず、本日お集まりいただいた皆さまと下村さんに対し、お礼を申し上げたいことがあります。昨年7月に行われた参院選和歌山県選挙区において、市民と野党の統一候補として擁立した我々の仲間、ゆら登信(たかのぶ)弁護士をご支援いただき、まことにありがとうございました。
 ゆら候補の擁立が決まり、日本共産党をはじめとする立憲野党からご推薦いただいた後、選挙態勢を準備するため、市民連合わかやまのメンバーも県下各地に支援要請に伺い、私もここ紀の川市にお邪魔して、ご協力のお願いをしたのですが、その際、会議に同席し、演説会の設定などに尽力してくださったのが、ここにおられる下村さんだったのです。  私と下村さんとのご縁は実はその前からあり、最初は3年前にさかのぼります。2014年の10月、和歌山県の防災訓練にあのオスプレイがやって来たということを皆さんご記憶でしょうか?何故、防災訓練にオスプレイなのか?ということに疑問をいだき、不愉快に思った方も多いと思いますが、下村さんは、思っただけではなく、実際にオスプレイが飛来した潮岬まで出向き、非常に重要な写真や動画を撮影されました。それは、望楼の芝に降り立ったオスプレイが、沖合に停泊している護衛艦(ヘリコプター空母)「いせ」に向かって飛び立った後、排気熱によって芝生を焼け焦がせ、消防隊が懸命に消火する様子を画像に納め、これをFacebookで公開されたのです。私はそれを見て、すぐに下村さんにお願いして、私のブログにその写真を転載させていただきました(オスプレイがやって来た日~望楼の芝(潮岬)に残した焦跡から考える/2014年10月20日)。
 オスプレイが、防災訓練に参加しながら、離発着の際に火事を起こして去って行った紛れもない証拠(後に共産党議員が国会で国を追及しました)を残されたのが下村さんであったのです。
 さて、皆さまや共産党の方々の献身的なご支援をいただいたものの、参院選では勝利を収めることができませんでしたが、昨年の11月には、県下で市民連合としての活動に従事してこられた皆さんに集まっていただき、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求めるという所期の目的を達成するため、来たるべき衆院選でも、市民と野党の統一候補を擁立して自民党を政権の座から引きずり下ろすべく活動を継続することが申し合わされました。そして、野党統一候補を実現するため、県内各野党との水面下での折衝などの努力を続けてきたところです。しかも、それは安倍首相が解散を公言した後まで続いていたのです。 ところが、9月27日に至り、民進党の小池百合子東京都知事が率いる希望の党への合流という驚くべきニュースが駆け巡り、これまでの「立憲4党」という枠組みが事実上瓦解したことは皆さんよくご承知のことと思います。
 私は、今日ここに、希望の党を批判するために来た訳ではありません。言いたいことは山のようにありますが、野党同士がいがみ合い、結果として自民党を利するようなことがあってはならないからです。
 けれども、なぜ、私たち市民連合わかやまが、下村まさひろさんを始めとする共産党公認候補の3人の皆さんと政策協定を締結し、推薦して共に闘うことを決意したのかを説明するためには、このことはどうしても言わざるを得ません。
 (ここで後ろの横断幕を振り返る)ここに、「安保法制廃止」と「改憲反対」と書かれていますが、これこそが、私たちが市民連合わかやまを立ち上げるに至った根本的な理由なのです。しかるに、希望の党民進党員を選別するために課した「踏み絵」が(他にも色々ありましたが)この2つなのです。
 この「踏み絵」を踏むにあたっては、大きな逡巡や悩みを感じた民進党の方も少なくないとは思いますが、「安保法制廃止」と「改憲反対」という理念を放棄した人と共に闘うことはあり得ない、ということを私たちは確認しました。
 そして、私たちと理念を共有する政党で和歌山に立候補を予定していたのが日本共産党だけであったということが、10月7日の政策協定調印に至った理由です。
 ここで、10月7日に、市民連合わかやまが、下村まさひろさん(2区)、原やすひささん(1区)、くすもと文郎さん(3区)との間で締結した政策協定書の中身をご紹介します。
(引用開始)
 2017年10月10日公示、22日投票の衆議院議員総選挙において、上記甲(予定候補)と乙(市民連合わかやま)は、以下のとおり政策協定をし、甲はその実現をめざし、乙は甲を衆議院議員候補者として推薦し、当選のために全力を尽くす。
                                      記
1 2014年7月1日に集団的自衛権の行使を容認した閣議決定を撤回し、2015年9月19日成立した安全保障関連法を廃止する。
2 安倍政権が行った特定秘密保護法共謀罪法などの憲法違反の諸法律を撤回し、日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻す。
3 安倍首相が押し進めようとしている憲法改正とりわけ憲法9条改正に反対し、憲法9条にもとづく平和外交を行う。
4 原子力発電所の再稼働を認めず、新しい日本のエネルギー政策を確立し、原発ゼロを実現する。
5 国民の生活に打撃を与え、経済を冷えこませる消費税10%引上げに反対し、保育、教育、雇用に関する政策を飛躍的に拡充し、国民1人1人が個人として尊重される政治を実現する。
(引用終わり)
 私たちは、この理念、政策を共有し、市民と野党の統一候補である下村まさひろさんを全力で支援します。今日この会場では、テレビ和歌山さんのカメラが回っていますが、もう1台のカメラを回してくれているのは、私が勝手に市民連合わかやま動画班チーフと呼んでいる小谷英治さんです。小谷さんは、今日の午後2時から、まもなく8時に近付こうとしている今まで、下村さんに密着して動画の撮影を続けておられます。そして、何とか今晩中にYouTubeにアップしたいと話されています。また、私も個人的にブログ、Faccebook、Twitterなどを利用した情報発信ツールを活用して、市民連合わかやまが推薦した方々への支持を少しでも広げようと努力しています。
 私たち1人1人が、それぞれ自分の得意な方法で最大限の努力をはらい、悔いのない闘いをやり遂げて、下村さんを国会に押し上げるべく互いに頑張りましょう。ありがとうございました。
(再現終わり)
 
 以上は、今夜開かれた2区・下村まさひろ候補の個人演説会の模様ですが、今朝、和歌山市(1区)では、朝7時半から、市民連合わかやまの有志が、和歌山市役所前においてスタンディングアピールを行いました(昨日も、汀丁交差点で行ったはずですが、私は仕事のために参加していません)。
 そして、8時過ぎからは、市民連合推薦の原やすひさ候補(日本共産党公認、社会民主党和歌山県連合支持、自由党和歌山県支部連合会応援、新社会党和歌山県本部準備会応援)が合流し、道行く車や人に向かって訴えをされました。
 私は、その様子を写真撮影してすぐにFacebookに投稿しました。その説明文の末尾に、私は念のため、以下のように書いておきました。
「とろこで、市民連合わかやまの幟をもって手を振る「ゆら登信」さんは今回立候補していませんので、お間違いのないように。」
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
2017年10月4日
8年前の岸本周平氏への手紙~とてもとても遠いところに来てしまった
2017年10月8日
市民連合わかやまはこのように決断した~政策協定調印式と事務所開所式(2017年10月7日)
2017年10月10日
選挙戦が始まった~和歌山の地からの第一声(付・市民連合の3日連続大街宣と「公示に際して」の声明)