第41回「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」(11/15)とリレートーク「自民党・改憲4項目の検証」(11/21)へのご参加のお願い~「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」から
2017年11月10日配信(予定)のメルマガ金原.No.2982を転載します。
10月30日から11月5日まで、法学館憲法研究所サイトの「今週の一言」コーナー
に掲載していただいた拙稿「「安倍改憲」を阻止するために~衆院選の結果を踏まえて」でも引用した9月14日付の私のブログ(「安倍9条改憲NO!」のために「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」はまだまだ頑張ります)の一部を、もう一度引用したいと思います。
(引用開始)
私たちが、2014年以来、毎月続けて来た「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」(呼びかけ:憲法9条を守る和歌山弁護士の会)も、このような情勢の下、さらにパワーアップし、より多くの方に参加いただくことにより、「安倍9条改憲NO!」を一層アピールする有力なツールにしなければと思います。
そして、月に1回の「ランチTIMEデモ」だけではなく、もっと多彩な人々が、様々な団体が、色々な場所で思い思いのアピールを(デモでなくてもよいけれど)企画・実行するのが理想でしょう。
(引用終わり)
ということで、今月(11月)も「ランチTIMEデモ」やります!Facebookでは毎月開催案内をアップしていましたが、一々ブログで取り上げることはしていませんでした。これを反省し、1人でも新たに興味をもって参加してくださる方がいることを願って、出来るだけブログでもご案内することにします。まずは、11月15日(水)に行われる第41回「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」のご案内です。
第41回 憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ
主催(呼びかけ団体) 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
日程 2017年(平成29年)11月15日(水)
集合 正午に和歌山市役所前
出発 12時20分~
ゴール 京橋プロムナード(15分弱の行程で現地解散です)
備考 雨天決行(これまで何度か雨の中のデモをやりました。万一雨が降ったら合羽着用か傘持参でご参加ください)
ところで、2014年6月の第1回以来、出来るだけ様々な層の方にご参加いただきたいということで、団体の名称を大書した幟の携行はご遠慮いただいています。ただし、「戦争反対」などのスローガンがメインで、小さく団体名が表記されているものはOKということでスタートしました。40回もやっていると、その辺が今どうなっているのか私自身ややあいまいで、「九条ネットわかやま」の幟が使われることもあったような気がするし、それなら各地の9条の会の幟が持ち込まれても別にいいのではないか、とか思いますけどね。
デモをやると決めた時、「憲法の破壊を許さない」という名称にしたのは、安倍政権が憲法を無視して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行うことに反対するという趣旨からであり、実際、最初のうちは、「憲法9条を改正して集団的自衛権も行使できるようにすべきだと思うが、安倍政権の憲法を無視するやり方には反対だ」という人も(ごく少数とはいえ)参加されていました。
それで、今はどうかといえば、「安倍9条改憲(自衛隊明記)」に反対の人たちによるデモになっていますね。そういう意味でいうと、情勢の変化につれて、デモの趣旨も徐々に変化せざるを得なかったのだということでしょうか。
さらに、広い層の方に参加してもらうためにどうすれば良いのか、アドバイスをいただければ幸いです。
年内は、もう1回、2017年12月8日(金)に第42回「憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ」を行うことが決まっています。来年の日程についても、決まり次第、このブログでもお知らせする予定です。
なお、掲載した写真は、前回(第40回/2017年10月11日)の「ランチTIMEデモ」の模様です。
それから、既にこのブログでもご紹介していますが、来る11月21日(火)に、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」が、リレートーク「自民党・改憲4項目の検証」を開催しますので、再度、その概要をご紹介しておきます。
日時 2017年11月21日(火)午後6時30分開演(開場6時00分)
会場 和歌山市あいあいセンター6階ホール
和歌山市小人町29 TEL:073-432-4704
入場無料・予約不要
内容
第2トーク 緊急事態条項 → 浅野喜彦弁護士
質疑応答
(各トークのスピーカーは予定)
主 催 憲法9条を守る和歌山弁護士の会
問合先 和歌山合同法律事務所(弁護士・森崎有治) TEL:073-433-2241
是非ご期待の上、ご参加願います。
さて、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」は、これまで2度にわたり、自民党の「新憲法草案(2005年)」と「日本国憲法改正草案(2012年)」を検証するためのリレートークを開催しており、今回が3回目となります。
2005年12月9日に開催した1回目のリレートーク「自民党改憲案の検証」では、和歌山弁護士会最長老の月山桂先生(憲法9条を守る和歌山弁護士の会顧問、九条の会・わかやま呼びかけ人)に閉会のご挨拶をお願いしました。
何日か前のFacebookでもご紹介したのですが、この月山先生による閉会挨拶の末尾の部分をここでもご紹介したいと思います。憲法、とりわけ9条を考える時に持たねばならない最も大事な心構えについて語られているからです。
(引用開始)
月山桂 私は、昭和18年というと、ちょっと古い言い方ですが、1943年でしょうか、東条首相による学徒出陣で代々木の外苑を雨の中を行進させられた1人でございますけれども、その時の私どもの仲間の誓いといいますか、「二度とこういう戦争は…」という強い思いであります。
また、弁護士というような、これは法曹の中でも在野法曹、私は在野ということに非常に誇りをもっております。また、在野精神、これを忘れては弁護士というものは駄目だというふうに私は思っております。ところがこの頃はみんな賢くなりまして、在野ということについてそれほど誇りをもたない。在野精神というようなことを言うのは古ぼけているというふうに考えているんじゃないかと思われる先生方もいらっしゃると思うんですが。しかし、私は弁護士が在野の精神を忘れたら、もうこれは弁護士じゃないというふうにさえ思っております。これは弁護士、お前達自身が考えればいいことだということかもしれませんけれども、これはですね、決して弁護士だけのことじゃなくて、先ほど申しましたように、この憲法九条を考えるということは、これは自分の問題として考えなければいけない。その点につきまして、私は弁護士ということを一つの例にとって申し上げたわけです。
私ども弁護士が、この「憲法九条を守る和歌山弁護士の会」というのを立ち上げたのも、そういうふうなところにあるわけです。駒を振る立場、政治家の立場、総理大臣や、あるいは防衛庁長官、外務大臣、そういうふうな立場の人が考えるような、そういう立場に立って考えるんじゃなくて、振られる駒の立場、戦場に赴かされる恐れのある我々の立場、苦しい目にあわされる国民の立場、その立場に立って物事を考えなければいけないというふうに思っております。
そういう意味で、この九条の会というものが立ち上げられたというふうに聞いております。
そういう意味で、今日、大勢の方々がご参加いただきましたことにつきまして、非常に感謝申し上げるとともに、是非とも我々一致協力しまして、九条を守るということに頑張っていこうではありませんか。たいへん長時間にわたり、ご静聴いただき、ご参加いただきましたことを感謝いたします。ありがとうございました。(拍手)
どうかお気をつけてお帰りください。
(引用終わり)
この時期に12年前の月山桂先生の閉会挨拶をご紹介したのは、今リレートークの準備に追われているであろう3人の若手弁護士に対する私からの激励の贈り物でもあるのです。
皆さま、是非ふるってご参加ください。
(弁護士・金原徹雄のブログから/安倍改憲メッセージ関連)
2017年5月24日
2017年6月16日
2017年6月22日
2017年6月27日
2017年6月30日
立憲デモクラシーの会「安倍政権による強権的な国会運営と説明責任の放棄に対する声明」(6/26)を読む
2017年7月9日
2017年7月12日
2017年7月18日
2017年7月20日
書き起こしで読む立憲デモクラシーの会「安倍政権による強権的な国会運営と説明責任の放棄に対する声明」発表記者会見(6/26)
2017年7月26日
2017年7月31日
2017年8月2日
2017年8月9日
2017年8月23日
2017年9月5日
2017年9月9日
「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」9.8 キック・オフ集会大成功~3000万人署名活動スタート!
2017年9月13日
2017年9月14日
2017年9月15日
2017年9月18日
2017年10月11日
2017年10月17日
憲法(特に9条)についての各党「公約」比較~とても分かりやすくなっていた
2017年10月22日
2017年10月23日
2017年10月26日
2017年10月28日
2017年10月29日
地域からの結集を!~「9条改憲NO!全国市民アクション・国立」の「キックオフ集会inくにたち」を視聴する
2017年10月31日
2017年11月4日
2017年11月6日
2017年11月7日
2017年11月8日