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NDシンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」(2017年12月11日@名護市)を視聴する

 2018年1月3日配信(予定)のメルマガ金原.No.3036を転載します。
 
NDシンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」(2017年12月11日@名護市)を視聴する
 
 2017年12月11日(月)19時30分から、沖縄県名護市民会館大ホールで開催予定の新外交イニシアティブ(ND)シンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」の予告記事を、ND事務局長である猿田佐世弁護士のマルチポストによる呼びかけメールを転送する形でブログに掲載したのは11月26日のことでした(求拡散!12/11新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム(沖縄・名護)/「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-)。
 そこで引用した猿田さんのメールの一部をここでも引用したいと思います。
 
(抜粋引用開始)
沖縄・辺野古では埋め立ての前段階である護岸工事が、徐々に進められています。
そんな中、沖縄は2018年の選挙イヤーを迎え、まずは、2月4日に、名護市長選が行われます。
沖縄では7割以上の人々が辺野古基地建設に反対しているものの、衆院選では、オール沖縄側(翁長知事側)が、一議席落としており、名護市長選は、辺野古基地建設反対の陣営が勢いを盛り返せるかどうかの、まさに正念場でもあります。
私たちNDでは、選挙を視野に、稲嶺進現市長もおよびして、下記の大型シンポジウムを企画しました。人口6万人の名護市で1000人超の企画を行うのは、ある意味、無謀でもあるのですが、稲嶺現市長の再選に向けた勢いづけの決起集会としても、辺野古反対の改めての盛り上げ、そして、基地建設を止めるためにも、何としてもこの企画を成功させなければならないと思っています。
(引用終わり)
 
 今日は、そのシンポジウムを収録したIWJ沖縄の中継録画(幸い、非常にクリアな画質と音声であり、全編無料視聴できます)をご紹介しようと思うのですが、このIWJの動画には、キャパ1075席の会場内の映像が写っていないので、参加者数の見当がつかないのですよね。
 分からないと、かえって気になりますから、少し調べてみたところ、琉球朝日放送サイトの中の「Qプラス」というニュース番組のコーナーで、「「辺野古が唯一」に立ち向かうシンポジウム」として、ニュースで流された動画が掲載されているのを見つけました。
 この動画には、客席の様子も写っています。午後7時半に開演した後、既にパネルディスカッションが始まっていますから、早くても開演から25分経過した時点での客席の状況であり、これからさらに増えたということはないでしょう。和歌山で様々な企画に関与し、客席の入りを気にかける経験を積み重ねてきた私の目から見たところ、ざっと7割の入りといったところでしょうか。冒頭の平良朝敬氏(かりゆしグループ前CEO)の基調報告が終わったところで、かりゆしグループの社員が(開演から30分も経っていないのに)ぞろぞろ退席したとは考えにくいですし。間違っていたらご免なさい、なのですが。
 まあ、普通に考えれば、これでも十分「成功」の部類に入ると思うのですが、何しろ2014年1月10日に同じ会場で行われたNDシンポは、立ち見も出るという熱気あふれるものでしたからね。ついそれと比較してしまうのはやむを得ません。
 
 2月4日投開票の名護市長選挙に向けて、自民党公明党が押す前名護市議の渡具知武豊氏に対する政府の露骨な肩入れが伝えられる中、現職の稲嶺進市長の陣営も危機感を強めているのではと推測されます。
 名護市民でない者にとっては、遠くから声援を送るしかないのですが、是非、稲嶺市長に当選していただきたいと願っています。
 
 さて、それでは、12月11日のシンポジウム「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」の中継動画をご紹介します。明示はされていませんが、おそらく2月4日までは全編無料視聴できると思います(私の想像です)。
 
 なお、事前告知では登壇者の中にお名前のなかった名桜(めいおう)大学の真喜屋美樹准教授は、ネット検索してみると、出身の早稲田大学から学位(国際関係学博士)を授与されており、「在沖米軍基地跡地利用開発」を主要研究課題とされていることが分かりました。また、2013年3月には、大阪市立大学研究員として、人文地理学会政治地理研究部会において、「沖縄島内軍事基地跡地の民生転換:中南部都市圏3事例の検証から」という研究発表をされています。普天間などの米軍基地返還を平和運動の視点から論じるだけでは解決しない問題はいくつもあるということですね。
※政治地理研究部会第4回研究会報告 http://polgeog.jp/studygroup/archives/331
 ところで、「真喜屋美樹」をネット検索すると、QAB(琉球朝日放送)アナウンサーに同姓同名の人が登場しますが、どうやら同一人物のようであり、しかも、さらに以前には「NHKの顔」(アナウンサー?)だったこともあるとか(猿田さんによる登壇者紹介)。すごい経歴ですね。
 
新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム(沖縄・名護)「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう―安全保障・経済の観点から― 2017.12.11(2時間03分)
IWJ 記事公開日:2017.12.19 動画
冒頭~ 主催者挨拶 猿田佐世氏(ND事務局長、弁護士)
3分~ 挨拶 稲嶺進氏(名護市長)
13分~ 基調報告 平良朝敬氏(一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー会長)「やんばるの魅力と観光」
25分~ パネルディスカッション(コーディネーター:猿田佐世氏)
 28分~ 柳澤協二氏(ND評議員、元内閣官房副長官補)
 43分~ 半田滋氏(東京新聞論説兼編集委員
 57分~ 屋良朝博氏(ND評議員、元沖縄タイムス論説委員
 1時間11分~ 真喜屋美樹氏(公立大学法人名桜大学准教授)
 1時間27分~ ディスカッション
 
(弁護士・金原徹雄のブログから)
2014年1月2日
急告・1/10 シンポ@名護市「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」(新外交イニシアティブ)
2014年1月11日
柳澤協二さんの覚悟~1/10名護市でのシンポにて(辺野古をめぐる言葉に耳を澄まそう 3)
2014年3月27日
予告4/22新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム「今なぜ、集団的自衛権なのか-安全保障の最前線から考察する-」 
2014年4月25日
映像のご紹介・NDシンポジウム「今なぜ、集団的自衛権なのか-安全保障の最前線から考察する-」(4/22)
2014年8月1日
猿田佐世ND(新外交イニシアティブ)事務局長から学ぶ米国でのロビー活動
2015年4月7日
佐藤優氏と柳澤協二氏のかみ合わない話が面白い~NDシンポの動画を視聴して
2015年4月18日
週刊文春「沖縄のタブー」と公安情報~あなどってはいけない
2015年12月8日
ここ半年のND(新外交イニシアティブ)シンポ・報告会動画のご紹介(付・12/18シンポ「宜野湾から沖縄の未来を考える―基地・経済・地方自治―」のご案内) 
2016年1月29日 
猿田佐世ND(新外交イニシアティブ)事務局長の講演で学ぶ~日米関係という文脈の中の「アメリカ」とは誰のことか?
2016年4月13日
ND(新外交イニシアティブ)シンポ・講演会動画で学ぶ「原発と核」「沖縄と基地」「外交のしくみ」~2015年11月から2016年1月まで
2016年7月14日
予告7/29猿田佐世氏(新外交イニシアティブ事務局長)講演会@大阪市中央公会堂
2017年1月2日
新外交イニシアティブ(ND)猿田佐世事務局長出版記念シンポジウム(2016/11/26)~白井聡氏、中島京子氏とともに~を視聴する
2017年5月18日
「今こそ辺野古に代わる選択を~NDからの提言~」と同東京シンポジウム(5/23)のご紹介
2017年11月26日
求拡散!12/11新外交イニシアティブ(ND)シンポジウム(沖縄・名護)/「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-