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「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る」で「加計問題」を語り、同日「寺脇研トークセッション004」では「教育」を語る(2018年1月8日@岡山市)

 2018年1月10日配信(予定)のメルマガ金原.No.3043を転載します。
 
「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る」で「加計問題」を語り、同日「寺脇研トークセッション004」では「教育」を語る(2018年1月8日@岡山市
 
■前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る
 昨日に引き続き、動画のご紹介です。昨日(「戦争とめよう!安倍9条改憲NO!2018新春のつどい」(2018年1月7日)の動画紹介~石川健治教授(東京大学憲法学)の講演を是非聴講しましょう/2018年1月9日)は、目移りする位多くの種類の動画の中から選りすぐってのご紹介となりましたが、今日は、多分これ以外にはないだろうと思う動画を、それもTwitCasting による中継ではないかと思われ、画質はぱっとしないものですが、音声は何とか聴き取れると思いますのでご紹介します。
 
 今日ご紹介するのは、一昨日(1月8日)、岡山市(岡山国際交流センター8階イベントホール)で開かれた、「加計学園問題を考える会」主催による「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る~加計学園問題を考える会シリーズ第2回」の、IWJ岡山による中継動画です。
 地方局による公共企画の中継動画なので、多分、当分は全編無償で視聴できるのではないかと思います。
 
「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る」講演会と記者会見 2018.1.8
記事公開日:2018.1.9取材地:岡山県
 
 画面を見る限り、どうやら2部構成であったようで、IWJの説明によると、第1部「記者会見」、第2部「講演」となっていますが、どう見ても、「第1部 前川喜平氏講演」、第2部「前川さんに寺脇研さんを交えたパネルディスカッション(コーディネーター:赤松章子さん)」と言った方が良いように思います。
 
 以下に、チラシに記載された開催趣旨を転記します。
 
(引用開始)
 加計学園獣医学部(金原注:正しくは「岡山理科大学獣医学部」でしょうけど)が11月14日に認可されましたが、これで幕引きにしていいでしょうか。
 私たちの懸念は依然として解消していません。前川喜平前文部事務次官(金原注:これも文部科学事務次官の方が良いでしょう)は「わが国の大学行政に大きな汚点を残しました。不公正・不公平な行政を押し通し、国政を私物化した事実は厳然とし存在し続けます。私たち国民は、決して忘れていけないのです」と述べています。
 前川さんと寺脇さんから加計学園問題についてじっくりお聞きして、疑問を解き明かす機会にしたいと計画いたしました。ぜひ、お誘い合わせて、多数ご来場ください。
(引用終わり)
 
 前川喜平さんと寺脇研さんという文部科学省出身の弥次喜多コンビ・・・ではない、何と言えばいいのかよく分からない絶妙のコンビは、ちくま新書から好著(対談)『これからの日本、これからの教育』を刊行しただけではなく、各地でダブル講演を行う企画も引き受ける方針のようで、実際、4月27日(金)午後6時~には、青年法律家協会和歌山支部が、和歌山市でのダブル講演をお願いしています(【日程速報】2018年4月27日・前川喜平氏寺脇研氏が和歌山で語る(青法協憲法記念の夕べ)&【必見動画】前川喜平氏ロングインタビュー(IWJ)/2017年12月7日)。
 
 4月27日の和歌山での企画には、主催団体の一員として私も関わっていますので、この岡山での動画も興味深く拝見しようと思った次第です。ただ、第1部の前川さんの講演が約40分(冒頭部分が若干切れているようですが)、第2部が約1時間半ということで、まだ全編は見られていませんが、これから頑張って視聴しようと思います。
 前川さんがお1人で加計問題を語った講演はこれまでにもあったと思いますが、寺脇さんとお2人で、ということになると、ちょっと思い出せません。
 
 今回の主催団体が「加計学園問題を考える会」であり、何より学校法人加計学園岡山理科大学の地元ですから、市民の関心も高かったのでしょう。会場の岡山国際交流センター8階イベントホールは、同会館のホームページによると、「スクール型式195席、シアター型式270席」とあるのですが、朝日新聞の伝えたところでは「600人参加」ということで、当然、立ち見だけでは収容し切れず、「別の部屋でモニターを通して前川さんの話に耳を傾けた。」そうです。
  IWJ岡山が中継していましたから、その映像と音声を別室に飛ばしたのでしょうが、どうやらその部屋というのは地下1階のレセプションホールであったらしく、そこの収容人数も「スクール型式42席、シアター型式110席」というのですから、「600人参加」というのが本当なら、ほぼ半分の方は立ち見であったことになります。
 「入場料1,000円」という有料企画でこの状況では、主催者はさぞ頭を抱えたでしょうね。
 
 以上の状況は、4月27日(金)の主催団体の一員として、ひとごとではありません。ということで、「和歌山は大丈夫か?」と素早く検討してみました。青年法律家協会和歌山支部が押さえている会場は、岡山国際交流センター8階イベントホールよりも少し広めのところ(スクール配置:288席、椅子のみ配置:360席)なので、多分大丈夫だろうと思うキャパ以外の理由としては、
岡山市加計学園の地元であり、関心を持つ市民がもともと多い。
岡山県の人口は和歌山県の、また、岡山市の人口は和歌山市の、どちらもちょうど約2倍の規模である。
◎4月27日の青法協和歌山支部の企画は「憲法記念の夕べ」として開催するので、おそらく「憲法と教育」をメインテーマとする可能性が高い(加計問題には触れていただくとしても)。もっとも、これはこれから決めること。
などが挙げられます。まあ、何とかなるだろうか。
 
寺脇研トークセッション004 前川喜平・柏原拓史
 なお、一昨日の岡山市での前川・寺脇コンビの活躍は、この「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る」だけで終わりではなく、何と次に教育問題を話し合うトークショー(と言うのかどうか)「寺脇研トークセッション004 前川喜平・柏原拓史」が、同日午後6時半から、KAMP(岡山市北区奉還町3丁目1−35)というお店で行われたそうです(定員50名)。
 「毎回、寺脇研とゲストで、お互いの活動やその時々の話題について掘り下げていきます。今回は文科省の後輩でもある前川喜平さんとNPO法人「だっぴ」を運営する柏原拓史さんを招いて、これからの教育について語ります。トーク後は、来場者とお茶やお酒を飲みながら議論を深めていきます。」ということで、一昨日がシリーズの第4回だったようです。
 「寺脇研トークセッション」Facebookページで、動画を視聴できます。一昨日の動画は2本に分けてアップされていました。
 こちらは画質・音質とも、昼間の加計問題よりずっと視聴しやすいです。こちらもお薦めです。
 
 和歌山の皆さん、4月27日(金)午後6時~、今から日程を予定しておいてくださいね。
 
(参考動画)
 前川さんの教育問題に関する講演動画はかなり出回ってきていますが、そのうちの以下のものをご紹介しておきます。
[子ども・若者の行きづらさに寄り添って 教育を語る]
日時:2017年10月4日(水)18時30分~
場所:浦和コムナーレ多目的ホール
主催:前川喜平さん講演会実行委員会(金子和夫川口自主夜間中学代表ほか)
後援:埼玉県教職員組合、さいたま教育文化研究所、子どもの人権埼玉ネット、教育と自治埼玉ネットワーク
動画1・講演(1時間27分)
動画2・質疑応答(43分)
 
(弁護士・金原徹雄のブログから/前川喜平氏関連)
2017年6月2日
前川喜平前文部科学事務次官の記者会見&インタビュー動画を視聴する
2017年7月22日
前川喜平前文部科学事務次官の日本記者クラブ記者会見&国会参考人質疑を読む(視聴する)
2017年11月25日
前川喜平/寺脇研『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)を読む
2017年12月7日
【日程速報】2018年4月27日・前川喜平氏寺脇研氏が和歌山で語る(青法協憲法記念の夕べ)&【必見動画】前川喜平氏ロングインタビュー(IWJ)