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「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(092~094)~藤田早苗さん、テンダーさん、SUN-DYUさん、平松邦夫さん

 2018年1月16日配信(予定)のメルマガ金原.No.3049を転載します。
 
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(092~094)~藤田早苗さん、テンダーさん、SUN-DYUさん、平松邦夫さん
 
 3週間毎にお届けする「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブ。2018年の最初となる今回は、092~094の3回分です。
 3回分なのに、タイトルに掲げたゲストが4人なのは、第94回は、メインテーマが2つあり、それぞれゲストを招いたからです。
 さて、この4人の方々のお名前を読んで、知っている方が何人いるでしょうか?平松邦夫さん(元大阪市長)なら、多くの方が(アナウンサー時代を含めて)よくご存知でしょうね。
 私は、それに加え、藤田早苗さん(英国エセックス大学人権センターフェロー)のお名前は、以前、この番組に出演されたこともあり、また、特定秘密保護法共謀罪に反対する運動の中で、講演動画を拝見したりして知っていましたが、残るお2人、テンダーさんとSUN-DYU(サンデュー)さんの存在は、全く存じ上げませんでした。
 この内、木内みどりさんがゲストに招かれたテンダーさんの「電気・ガス・水道を契約しないで暮らす」生活には驚きました。電力会社と契約しない「オフグリッド生活」については、このブログでも何度か取り上げてきましたけどね。関連サイトなども紹介されていますので、是非じっくりと拝見しようと思います。
 それ以外にも、とても大事な問題について、適切なゲストが招かれて語っておられます。是非多くの方に聴いていただければと思います。
 なお、過去のアーカイブは以下のYouTubeチャンネルから聴取できます。
 
自由なラジオ Light Up! (001~039までのアーカイブが聴けます)
jiyunaradio funclub (039以降のアーカイブが聴けます)
 
092 2017.12.29
Critical Friend ~本当の友だちなら、敢えて批判する
国連特別報告者が日本政府に送ったメッセージの本当の意味
GUEST 藤田早苗氏(英国エセックス大学人権センターフェロー)
 今回のゲストは、英国エセックス大学人権センターフェローの藤田早苗さん。当番組2回目の登場です。普段は英国にお住まいの藤田さんが帰国したと聞きつけて、詩人のアーサー・ビナードがインタビューしました・
 藤田さんは、近年日本政府がつぎつぎと成立させている人権やプライバシーの権利が踏みにじられていく法律、テロ等準備罪(いわゆる共謀罪)や特定秘密保護法などをいち早く英訳し国連の人権理事会に通報することで、国際社会に日本の人権の危機を周知させ、日本国政府に対して対応を求める活動をして来られました。
 共謀罪新設の折に、国連特別報告者のジョセフ・カナタチ氏が安倍首相に書簡を送ったのも、実は藤田さんの情報提供によるもの。また、特定秘密保護法にからみデビッド・ケイ氏が日本に訪れるきかっけになった通報も、藤田さんによるものでした。
 藤田さんはなぜ英国から日本に警告を発し続けるのでしょうか?同じく国際的視野をもち日本をこよなく愛しかつ日本の未来を人一倍憂う詩人アーサー・ビナードがじっくりと伺います。
 番組前半では、特にそういった国連からの警告をことごとく一蹴する日本政府の対応について、それに対して国連や国際社会はどう見ているのかについて伺いました。
 閣議決定までして特別報告者の指摘を「個人の見解」と位置付けたり、「勘違いしているようですね」などとコメントする日本政府。フランク・ラ・ルー氏やアナンド・グローバー氏の報告を受けて、国連人権機関のトップである人権高等弁務官ナビ・ピレイ氏が、「日本政府は不都合なことを隠してしまえる懸念がある特定秘密保護法の成立を急いではいけない。」と記者会見で発言した折も、日本政府は激怒し、国連への支払金を1年間取り止めるなどして抗議したといいます。
 その中で藤田さんは、カナタチさんからのメッセージから引用して、国連特別報告者は、Critical Friendだとおっしゃいます。本当の友だちだったら、友だちが危ないことになるなら全力で指摘する。日本のことを本当に心配するからこそ批判するのだという。
 そんな最高の友だちがいるのだから、日本はその力を借りて、もっともっとよい社会を構築していけるはずです。世界に視野を広げ、私たち市民もよく目を見開いて考えたい課題です。
 今回もたくさんの気づきをいただきました。どうぞお楽しみに。
(参考録音)
 藤田早苗さんがこの番組に最初に出演されたのは第63回、パーソナリティはおしどりのお2人でした(日本の人権の危機を国連に通報した!デビッド・ケイ氏が日本に来るきかっけを作った藤田早苗さんを迎えて)。
 
093 2018.1.9
己が信じること、欲することをただ粛々とやるだけ
~電気・ガス・水道を契約しないで暮らすテンダー流・筋の通し方から~
PERSONALITY 木内みどり
GUEST テンダーさん
 今回の自由なラジオは、京都からお届けします。パーソナリティ木内みどりが、12月9日、モデレーターとして参加した京都国際大学でのシンポジウム「核と鎮魂、未来に希望をつなげる市民会議」。そこで出会ったのが、今日のゲスト「テンダー」さん。シンポジウムの翌日、京都国際会館にてお話を伺いました。
 もとはと言えば横浜のシティボーイ(!?)だったテンダーさんは、今は鹿児島の豊かな自然の中で電気・ガス・水道を契約せず、太陽光で電気を使い、薪を使い、湧き水や雨水を使う暮らしをしています。
 そんなテンダーさんは、ここに来るまでには、さまざまなことを経験して来られました。お父様が原子炉の設計をされていたことでそこから芽生えた疑問と向き合うために、23歳のときに1年間、青森県六ケ所村で暮らしたこともあったとか。
 好むと好まざるとに関わらず複雑なシステムの中にて、それが当たり前のように感じている私たち。それに対してテンダーさんは、いつどんな時でもものごとの「本質」の方にしか興味がないのです。限りなく純粋でいて、いつも自分の思いのままに正直に行動されている、そんな方です。私たちが人間の長い文明の中の最先端に立っている錯覚から目覚めさせてくれるお話の数々。あなたもシンプルに、単純に生きることの「豊かさ」を感じていただけることでしょう。
 そしてテンダーさんが今もっとも力を入れているプロジェクト「ダイナックラボ」とは?限りなく新しい消費を抑えて、循環する社会を作る、人をつなげる、自然にとけていく、そんなことの実践の場なのしょうか?詳しくは番組で!
テンダーさんのホームぺージ「ヨホホ研究所」
ダイナミックラボのホームページ
テンダーさんってこんな人
テンダーさんの本
「わがや電力~12歳からとりかかる 太陽光発電の入門書」
(参考動画)
2017.12/9「核と鎮魂」第4部 テンダー(15分)
上記「核と鎮魂」でのプレゼンについてテンダーさん自身が書いています。
「「核と鎮魂」というシンポジウムに登壇してきた、その感想。」
 
093 2018.1.16
1. 冤罪はなぜ多発する?当事者から見た警察・司法の問題点
2. またまた大阪都構想?一体大阪はどうなってるの?
PERSONALITY 西谷文和(ジャーナリスト)
GUEST 
ゲスト1 : SUN-DYU(サンデュー)さん(シンガー)
ゲスト2 : 平松邦夫さん(元大阪市長
■メインテーマ:
「冤罪はなぜ多発する?当事者から見た警察・司法の問題点」
「またまた大阪都構想?一体大阪はどうなってるの?」
 今回の自由なラジオは、いつもと少し趣向を変えてダブルゲストでお送りします。
 お1人目のゲストは、オールジャンルシンガーのSUN-DYUさん。彼は5年7ヶ月前、泉大津市コンビニエンスストアで1万円を盗んだ罪で逮捕、300日以上身柄を拘束されました。証拠は店のドアから見つかったご本人の指紋。しかし、その後、事件の5日前にSUN-DYUさんがこのドアに触れていたことが判明。結局、無罪判決が確定しました。しかし、捜査を行った警察は謝罪の言葉もなく、求めても応じない対応。なぜ、このような理不尽な対応がまかり通るのか?冤罪事件が減らない原因と警察・司法の問題点を考えます。
 お2人目のゲストは、元大阪市長平松邦夫さん。大阪市を廃止して東京23区のような特別区に再編する「大阪都構想住民投票がまた行われようとしています。僅差で反対多数となったってからまだ2年8ヶ月。なぜ、一度決まった制度を、再び市民に問う必要があるのか?「じゃんけんは勝つまでやるのか?」と揶揄される今回の決定の真意はどこにあるのかを考えます。
※「大阪市民会議/大阪市の存続を求める署名用紙」はこちらからダウンロードできます。
■Light Up!ジャーナル:「日米原子力協定、自動延長へ」
 使用済み核燃料の再処理を認めるなど日本の核燃料サイクル政策の根拠となっている日米原子力協定が、2018年7月に期限を迎えます。改定交渉の難航も懸念されていましたが、アメリカ・トランプ政権は、同協定を見直さず自動的に延長する方針を明らかにしました。日米原子力協定とは何を決めていて、日本の原子力政策にとってどのような意義を持つのか?今中哲二さんに伺います。
(参考サイト)
米原子力協定(原子力の平和的利用に関する協力のための日本国政府アメリカ合衆国政府との間の協定)