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海渡雄一弁護士と考える「日本の今とこれから」~和歌山弁護士会市民集会(2018年3月3日)のご案内

  2018年1月26日配信(予定)のメルマガ金原.No.3059を転載します。
 
海渡雄一弁護士と考える「日本の今とこれから」~和歌山弁護士会民集会(2018年3月3日)のご案内
 
 今日のブログのタイトルをどうすべきか、私は一瞬悩みました。
 今日は、来る3月3日(土)に、和歌山弁護士会が開催する市民集会(中身は講演会です)をご紹介するのですが、その名称が長い!少なくとも、私が和歌山弁護士会の会員となった1989年(平成元年)以降、同会の市民向け企画でこれだけ長いものは記憶にありません。まあ、メインテーマとサブテーマに2分割すれば、それほど長いとは思わないのかもしれませんが。
 その正式名称をご紹介しましょう。
 
民集
安全保障法制、特定秘密保護法、いわゆる共謀罪法、憲法改正の動きなどから日本の今とこれからを考える
 
 今回の集会は、和歌山弁護士会憲法委員会(由良登信委員長)と同会共謀罪法案対策プロジェクトチーム(藤井幹雄座長)の共同企画であり、私も後者のPT(年度末をもって消滅予定)メンバーとして企画を検討した会議に参加していましたが、実は最初に検討した際にはさらに長い案もあった!
 いずれにせよ、
    2013年12月 特定秘密保護法 成立
    2014年12月 同法 施行
    2015年 9月 安全保障法制 成立
    2016年 3月 同法制 施行
    2017年 5月 いわゆる「安倍改憲メッセージ」
    2017年 6月 いわゆる共謀罪法 成立
    2017年 7月 同法 施行
というここ数年の政治の歩みを振り返る時、日本はどこに行こうとしているのだろうか?このままで良いのだろうか?という問題意識から企画されたものであり、弁護士会がこのテーマで企画すれば、講師はこの人しかないだろうということで折衝したところ、ご快諾いただきました。元日本弁護士連合会事務総長、日弁連秘密保護法対策本部副本部長、日弁連共謀罪法対策本部(共謀罪法案対策本部を改称)副本部長である海渡雄一(かいど・ゆういち)弁護士(第二東京弁護士会所属/東京共同法律事務所)です。
 もっとも、海渡さんには、脱原発弁護団全国連絡会共同代表という顔もあり、そちらの方面での活躍ならよく知っているという方も多いでしょうね。
 
 まずは、チラシの文字データを引用します。
 
(チラシから引用開始)
民集
安全保障法制、特定秘密保護法
いわゆる共謀罪法、憲法改正の動きなどから
日本の今とこれからを考える
 
今日、人権保障、恒久平和主義、立憲主義にとって危機的状況が生じている。
また、憲法改正に向けた動きも本格化している。
このような日本の今の状況をトータルにとらえ、日本のこれからを考えましょう。
 
入場無料 予約不要
 
日時 2018年3月3日(土)午後1時半開場 午後2時開演
場所 ルミエール華月殿 6階 富士
      和歌山市屋形町2丁目10
 
講師 海渡雄一(かいど・ゆういち)弁護士
      日弁連秘密保護法対策本部副本部長
      日弁連共謀罪法対策本部副本部長
      元日弁連事務総長
      著書「戦争する国のつくり方」・「共謀罪は廃止できる」他多数
 
主催 和歌山弁護士会  共催 日本弁護士連合会
お問合わせ
和歌山弁護士会 〒640-8144 和歌山市四番丁5番地
TEL 073-422-4580/FAX 073-436-5322
(引用終わり)
 
 長い集会タイトルが、開催趣旨をそのまま語っており、これ以上付け加えることもありません。
 以下には、補足としての関連情報をいくつかご紹介しておきます。
 是非本集会に多くの方にご参加いただきたく、ご案内します。
 
海渡雄一弁護士の近著】
 海渡雄一弁護士の著書は、単著・共著とも数多くありますが、チラシに記載した2冊は、昨年(2017年)刊行された海渡さんの単著であり、今回の市民集会の内容とも密接に関連する内容の書籍ということで、特に推奨します。
『戦争する国のつくり方 「戦前」をくり返さないために』
 彩流社/2017年4月25日刊行/1500円(+税)
共謀罪は廃止できる』
 緑風出版/2017年10月6日刊行/1200円(+税)
 
海渡雄一弁護士と福島みずほ議員】
 海渡弁護士と社民党福島みずほ議員(やはり弁護士)とが、夫婦別姓を通すために入籍せず、事実婚を続けているパートナーであることはよく知られていると思います。2011年には、「社民党福島瑞穂党首は29日の記者会見で、米ワシントン・ポスト・グループの外交誌「フォーリン・ポリシー」が世界で活躍する活動化や政治家ら100人を選ぶ「グローバル・シンカー2011」に選出されたことを明らかにした。米ワシントンでの発表レセプションに出席するため30日~12月4日に訪米する。原子力発電に30年近く反対してきた活動が評価され、事実婚の夫、海渡雄一弁護士とともに選出された。福島氏は「大変良かった。これからも日本の中でしっかり政治をやっていきたい」と述べた。」(産経ニュース/2011年11月29日)というようなニュースにも接しました。 ただし、このお二人が院内集会などで同席することは珍しくありませんが(福島みずほ事務所が参議院議員会館の確保などに尽力されているようですし)、お二人だけが出演するという珍しい動画が、昨年の1月8日に福島みずほさんのFacebookタイムラインで配信されていることに2月になって気がつき、私の動画で紹介させていただきました。
 動画は2本に分かれていますが、「テロ等組織犯罪準備罪と名を変えた共謀罪法案の国会提出に反対する!」というテーマで解説する海渡弁護士のお話に合わせて、福島みずほさんが、紙芝居さながら、1枚1枚カメラの前で資料をめくっていくという、ほほえましい光景が見られます。是非私のブログから動画に進んでいただければと思います。
2017年2月10日
海渡雄一弁護士with福島みずほ議員による新春(1/8)共謀罪レクチャーを視聴する
 なお、上記動画が収録された11日後(2017年1月19日)に、今度は紙芝居抜きの14分ヴァージョンの動画が撮影され、これはYouTubeにもアップされていました。
2017年1月19日「共謀罪について」 海渡雄一弁護士と対談(14分)
 

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