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「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」(講師:小山英之美浜の会代表)が和歌山市でも開催されます(2/18あいあいセンター)

 2018年2月3日配信(予定)のメルマガ金原.No.3067を転載します。
 
「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」(講師:小山英之美浜の会代表)が和歌山市でも開催されます(2/18あいあいセンター)
 
 今日(2月3日)は、和歌山市あいあいセンター6階ホールにおいて、和歌山うたごえ九条の会(由井勝会長)が主催する、12時30分からは4年ぶりの(!)総会が、13時30分からは「沖縄・平和を歌う会」があり、通しで参加してきました。
 会場入口で受付を務めていたのは(しかも一人で)、何と、名古屋在住のシャンソン歌手・堀田さちこさんではないですか!たしかに堀田さんは、和歌山うたごえ九条の会の名誉会員(もしかしたら正会員?)だとは聞いていましたが、他に受付を頼める会員はいなかったのだろうか?
 私としては、堀田さんが昨秋リリースされたばかりの最新CD『人・愛・歌・Ⅶ 風(かじ)に吹かり』に、いつもカバンに入れているサインペンで(何という用意の良さ!)堀田さんご自身にサインしていただきましたので、「ラッキー」だったのですが。
 このCDの企画・制作、問い合わせ先は以下のとおりです。
 [企画・制作]studio attic
    〒567-0884
    大阪市茨木市新庄町2-15
    TEL:090-3161-1799
    www.studio-attic.info
 [問い合わせ]さちの会
  TEL:052-524-1126
  mail:sachinokai_f@ybb.ne.jp
 

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 堀田さちこさんは、今日の「沖縄・平和を歌う会」の中でも、佐古雅哉さんのピアノ伴奏で、上記CD収録曲の中から、以下の3曲を歌ってくださいました。
  『アコルディオン』S.Gainsbourg / 訳詞 高野圭吾
  『魚と小鳥』J.M.Riviere / G.Bourgeois / 訳詞 土岐雄一郎
  『ひぬくざちぬ風に吹かり(辺野古崎の風に吹かれ)』作詞 浜波薫 / 作曲 佐古雅哉  
 浜波薫さんというのが、和歌山うたごえ九条の会・事務局長の中北幸次さんのペンネームであることを知っている人も多いでしょう。『ひぬくざちぬ風に吹かり』の歌詞の冒頭部分のみ引用します。
 
子どもたちよ あなたには
見せたくないのです
二度とあってはいけない
私の見た光景
 ひぬくざちぬ かじに吹かり
 辺野古崎の風に吹かれ)
 おばあは今日も 海を見る
 消ゆるくつなき記憶
 (消えることなき記憶)
 いくさばぬ あわり
 (戦場のあわれ)
 
あぁ あの日 父も兄も 妹も弟も
愛する家族六人 砲弾で死んだ
(以下略)
 

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 CDのライナーノートの最後に、堀田さんが書かれた短い文章を引用します。
(引用開始)
風に吹かり
このCDが7枚目の作品となりました。沖縄の横田チヨ子さんの思いを歌に「ひぬくざちぬ風に吹かり」、南相馬市立小高中学校の生徒達、小田美樹先生と創り上げた「群青」。何度皆様の拍手、エールに支えられた事でしょう。一人の歌い手として続けてこれた事に感謝して、このCDをお届けします。  堀田さちこ
(引用終わり)
   
 さて、「沖縄・平和を歌う会」が終わって事務所に戻り、メールチェックをしてみると、「子どもたちの未来と被ばくを考える会」事務局長であり、また「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま」共同代表でもある(他にもいっぱい肩書きがありますが、とりあえず今回の用件に関連するのはこの2つ)松浦攸吉(まつうら・ゆうきち)さんから、2月18日(日)に、和歌山市あいあいセンター3階(会議室第3・第4)で開催する「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」(講師:小山英之美浜の会代表)のチラシの内容が確定したので、マスコミ対応をよろしく、というメールが(チラシのデータが添付されて)届いていました。
 かくなる上は、ブログの素材探しを横に置いて、プレスリリースの起案に取りかからねば仕方がありません。
 ということでリリースの起案を終えてから気がついたのですが、県政記者室や地方新聞記者室にFAXで送っても、今日、明日は事務員さんも休みでしょうから、送信したリリースをコピーして加盟社の机に配布してくれるのはどうせ月曜日になるのですから、送信自体を月曜日にしようと思い直しました。
 であるなら、このブログで「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」を取り上げるのも、明後日(2月5日)にすれば良いようなものですが、以上のような作業に時間をとられ、今さら新たなブログの素材を探しているような時間的余裕がなくなってしまいましたので、ここは、各種市民団体で広報担当を押し付けられた方の参考に少しでもなれば(?)ということで、まだ(案)の段階のプレスリリースをご紹介しようと思います(明後日送信するまでの間に気が変わって修正するかもしれません)。もちろん、企画の中身は確定しており、それが変わることはありませんので、是非皆さん、日程をご予定ください。 
 代表や事務局長から、企画についての事前相談もなく、いきなりチラシが送られてきても、それに対応しなければならない広報担当は、どんなプレスリリースを書いたら良いのかという見本の一つとして味わっていただければと思います。もっとも、今回の企画が話し合われた「子どもたちの未来と被ばくを考える会」の世話人会を私はさぼっていますので、文句は言えないのですが。
 
(引用開始)
【プレスリリース/本文書のみ】
                                                              2018年2月5日
報道機関 各位
県政記者室 御中
地方新聞記者室 御中
 
                         安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める
                         市民連合わかやま
 
                         子どもたちの未来と被ばくを考える会
 
             「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」のご案内
                     (講師:小山英之氏/美浜の会代表)
 
 全国で原発を運転している電力会社は、現在、使用済み核燃料を各原発の敷地内で保管していますが、その容量が限界に達するのも遠い先ではなく、原発をこれからも長期運転しようとすれば、中間貯蔵施設の確保が緊急の課題とならざるを得ません。
 そのような中、関西電力は、2017年11月27日、大飯原子力発電所3・4号機の再稼働に向けて福井県の西川一誠知事の同意を取り付けた際、使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、「2018年中に具体的な計画を示す」と表明しました。     
 関西電力は、かつて県内各地で原発の立地を進めようとしましたが、それら原発候補地以外にも、白浜町日置川河口に用地を取得していることが判明しており、今、白浜町が中間貯蔵施設の候補地として大きくクローズアップされています。
 いつでもパンダに会える自然豊かな観光の町・白浜町に中間貯蔵施設はいりません。
 私たちは、「核のゴミ」をめぐる情勢を学び、「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!」との世論を喚起するため、緊急に学習会を行うこととしました。講師の小山英之氏(美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表)は、去る1月20日にも、田辺市において同様の学習会で講師を務められており(主催:脱原発わかやま)、とても分かりやすかったと好評を博しています。
 是非、中間貯蔵施設問題に関心を持つ多くの方々にご参加いただきたく、事前報道、当日取材など、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
                                      記
和歌山に中間貯蔵施設はいらない!
○日時 2018年2月18日(日)14:00~
○会場 和歌山市あいあいセンター3階(会議室第3・第4)
       和歌山市小人町29 TEL:073-431-5246
○講師 小山英之(こやま・ひでゆき)氏
       美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(略称:美浜の会)代表
○参加費無料 どなたでも参加できます。
主催(共催) 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま(略称:市民連合わかやま)、子どもたちの未来と被ばくを考える会
協賛 にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山、原発がこわい女たちの会、上岩出診 療所
本件に関するお問い合わせ先 TEL:090-5120-2451(松浦)
 
(プレスリリース送信元)
 〒640-8142
 和歌山市三番丁6番地 関西電電ビル4階
  TEL:073-427-0852  FAX:073-427-0853
   弁護士 金 原 徹 雄
   (市民連合わかやま、子どもたちの未来と被ばくを考える会 広報担当)
(引用終わり)
 
 上記リリースにも書いたとおり、講師の小山英之さんは、1月20日に田辺市で、脱原発わかやま主催による同様の学習会で講演されており、今回は、「和歌山市でも是非」ということでお願いしたものだと思います。
 田辺の学習会については、私のブログでも事前告知させていただきました(「和歌山に中間貯蔵施設はいらない!~脱原発わかやま原発学習会」(2018年1月20日)のご案内/2018年1月8日)。
 
 リリースを1ページに収めたかったので、書き切れなかった小山英之さんのプロフィールをチラシから引用します(このプロフィールもそろそろアップツーデートして欲しいけど)。
 
(引用開始)
講師プロフィール
1967年大阪大学大学院理学研究科博士課程(素粒子論専攻)終了。大阪府立大学工学部数理工学科で脳神経システムの数理科学的研究などを行い、講師として定年退職。スリーマイル島原発事故を契機に、原発新規立地に反対する運動に参加。91年の美浜2号機事故を契機に「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」を結成。同年、高浜2号機の
蒸気発生器問題で大阪地裁に提訴。99年、MOXデータ不正事件で大阪地裁に提訴。全国のプルサーマル問題や六ヶ所再処理問題に関与。2000年12月福島第一原発3号機用MOX燃料の使用差止め仮処分申請(福島地裁)で証人として法廷に立つ。
(引用終わり) 
 
 市民団体の広報担当の方のお役に立ったかどうかはともかく、憲法「改正」と並び、和歌山県民にとっては、この「核のゴミ」の「中間貯蔵施設」が最大の問題に浮上しかねないという重大な懸念があります。是非、多くの方にこの問題に関心を持っていただきたく、2月18日の学習会にも是非ご参加ください。
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