前川喜平氏と寺脇研氏が語る「これからの日本 憲法と教育の危機」~青法協和歌山支部・憲法を考える夕べ(2018年4月27日)へのお誘い
2018年3月8日配信(予定)のメルマガ金原.No.3100を転載します。
日程と会場だけは予告していた和歌山市での前川喜平さんと寺脇研さんによる講演会(主催:青年法律家協会和歌山支部)の内容がようやく固まりました。チラシの納品は週明けになるようですが、事務局長から送ってもらったチラシ確定データに基づき、その内容をご紹介します。なお、分かりやすいように、若干私の責任で補訂した部分もあります。
(チラシ記載情報から引用開始)
政治と行政の歪みを追及してきた前川喜平と寺脇研が熱く語る!
これからの日本 憲法と教育の危機
日時 2018年4月27日(金)開場:午後5時30分 開演:午後6時00分
(和歌山市北出島1丁目5番47号 電話:073-425-3335)
入場無料
予約不要(先着順)
第1部
講演① 前川喜平(まえかわ・きへい)氏
1955年1月 奈良県御所市生まれ。
1963年7月から東京で育つ。
1979年3月 東京大学法学部卒業、同年4月文部省に入省。
講演② 寺脇 研(てらわき・けん)氏
1952年7月 福岡県生まれ。
1975年3月 東京大学法学部卒業、同年4月文部省入省。
著書:『中学生を救う30の方法』(講談社)、『21世紀の学校はこうなる』(新潮OH!文庫)、『格差時代を生きぬく教育』(ユビキタ・スタジオ)、『それでも、ゆとり教育は間違っていない』(扶桑社)、『「官僚」がよくわかる本』(アスコム)、『文部科学省』(中公新書ラクレ)、『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書・共著)他多数
第2部
ディスカッション
前川喜平氏
寺脇 研氏
コーディネーター 堀内秀雄(ほりうち・ひでお)氏(和歌山大学名誉教授)
問い合わせ先
和歌山市六番丁24番地 ニッセイ和歌山ビル11階
電話073-433-3980
あすか綜合法律事務所(豊田泰史)
(引用終わり)
私のブログで前川喜平さん、寺脇研さんの共著(対談)『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)をご紹介した時点(2017年11月25日)で、既に2018年4月27日に青年法律家協会和歌山支部の招きにより、前川さん、寺脇さんのお2人に和歌山で講演していただくことは内定していたのですが(早かったでしょう!)、その後、各地で行われる前川さん講演会(寺脇さんとの凸凹コンビとしての巡業もかなりある)の盛況ぶりを聞くにつけ、「和歌山は大丈夫か?」と心配する日々でした。
最初のうちは、私が1人でやきもきしていたのですが、会場にキャパをはるかに超える聴衆が詰めかけたケースを紹介したりしたせいか、ようやく主催団体(青法協和歌山支部)のメンバーの間でも、危機感(?)は共有されてきたようです。
過去、青法協和歌山支部主催の「憲法を考える夕べ」には、故・中坊公平弁護士を和歌山市民会館市民ホールにお招きした時を除き、会場があふれるなどということはとんとなく、どちらかと言うと、講師の方に申し訳ない思いをする寂しい客席であることが多かったのは事実です。
和歌山には、毎年の「憲法を考える夕べ」の常連客と言っても良い方々がおられますが、そのような方々が、いつものようなつもりで開演間際に会場に来られたとして、果たして入場できるか否か、確たる保障はしかねます。
青法協和歌山支部「憲法記念の夕べ」のチラシに(先着順)という断り書きが掲載されたのは、おそらく初めてのことではないかと思いますが、それもこれも、「万一来場者が多過ぎて入場できない場合にはご免なさい」という事態があり得ると考えているからです。
もっとも、「ひょっとしたら会場があふれるのではないか?」と心配した木村草太氏による同じ会場での講演会(主催は青法協ではありませんでした)も、行ってみたら、実質、8~9割程度の入りでしたから、「和歌山ならそんなもの」「案ずるよりも産むが易し」ということもあり得るのですが。
なお、会場の「入り」ばかり心配して、講演会の中身は心配しないのか?という疑問を持たれる方もおられるでしょうが、そもそもの出演交渉(?)の際からお世話になった堀内秀雄先生(和歌山大学名誉教授)に、第2部だけではなく、企画全体のコーディネートにも関わっていただいており、ほとんど丸投げ状態ではないか?とやや気にならないこともありませんが、どんなお話がうかがえるのか、私自身、とても楽しみにしているのです。
何度も書いていますが、私は放送大学の学生であり(どうやらあと1年で卒業せざるを得ないのですが)、前川さんとの対談本の中で、自らを「生涯学習原理主義者」と規定しておられる寺脇研さんと、和歌山大学で生涯学習教育研究センター長などを務められた堀内秀雄先生に、「生涯学習と放送大学」というテーマで大いに語り合っていただきたいなどと夢想しますし(対談本の中でも放送大学に言及されています)、前川さんが情熱を傾けておられる「夜間中学」についてのお話も是非うかがいたいと思ったりしますが、それらは、必ずしも多くの聴衆の期待するところと一致しないかもしれず、また、「これからの日本 憲法と教育の危機」という企画テーマとの整合性の問題もあり、私としては、「夜間中学」はともかく、「放送大学」はまたの機会にせざるを得ないな、とあきらめています。
さて、「会場に入りきれなかったらどうしよう」という心配が現実のものとなるのか、それとも杞憂に終わるのか、泣いても笑ってもあと1か月半余りで結果が出ます。皆さんはどっちだと思いますか?
(弁護士・金原徹雄のブログから/前川喜平氏関連)
2017年6月2日
前川喜平前文部科学事務次官の記者会見&インタビュー動画を視聴する
2017年7月22日
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