2018年3月15日配信(予定)のメルマガ金原No.3107を転載します。
2014年から、毎年5月3日の憲法記念日に、和歌山城西ノ丸広場を会場として開催するようになった“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”。5回目となる今年(2018年)も勿論やります!
とりあえず、今週チラシが出来上がりましたので、速報的に第一報をお届けします。現在、ステージ企画やブース出展(店)は、調整中の部分もありますので、もう少し開催日が近付いてから、具体的な中身に踏み込んだ第二報が書けるのではないかと思います。
以下に、簡単ですが、チラシ記載情報を転記します。
(チラシから引用開始)
HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2018
和歌山城西の丸広場
ブース
*焼き鳥 *かすうどん *おにぎり *のみもの *クレープ *雑貨etc.,
ステージ
*紀北農芸太鼓 *高校生バンド *フラダンス *よさこいetc…
憲法講談
玉田玉秀斎
餅まき
日時:2018年5月3日(祝)10:00~15:00 *入場無料
HAPPY BIRTHDAY 憲法in Wakayama 2018実行委員会
【お問い合わせ】トライ法律事務所
〒640-8152 和歌山市十番丁12番地 十番丁ビル4階 電話073-428-6557
(引用終わり)
ブース企画やステージ企画のイメージを掴んでいたくためには、巻末に掲げた私のブロ
グ、中でも、過去3年の恒例となっている「写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”」シリーズをご覧いただくのが最も便宜だろうと思います。
今日のところは、今年の目玉企画、四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)師匠による「憲法講談」について一言しておきます。
玉秀斎師匠については、一度このブログでもご紹介したことがありました(講談「風神・雷神の秘密」(玉田玉秀斎)×短編映画「七曲ブルース」(木川剛志監督)+対談「和歌山で物語を紡ぐ」(2/17@天空)のお知らせ/2018年2月9日)。
そのブログでは、2月17日(土)に和歌山市のじゃんじゃん横丁にある「天空」で開催される「紡ぐ」というイベント(和歌山大学観光学部木川研究室が主催)で、玉秀斎師匠が主演した短編映画「七曲ブルース」(木川剛志監督)の上映と玉秀斎師匠による講談の上演、それに玉秀斎師匠と木川剛志監督(和歌山大学観光学部准教授)による対談など、盛り沢山で楽しみな内容の企画であることを事前告知したのですが、実際に参加してみた感想は「期待以上」でした。
そのブログに「実は、私自身、(略)私も少し関わっている企画に四代目・玉田玉秀斎師匠に出演していただくという話が進んでおり、そのためのお願いと打合せに駆り出されたということなのです」と書いたとおり、私は「HAPPY BIRTHDAY 憲法in Wakayama 2018実行委員会」の中核を担う9条ネットわかやまから全権を委任され(というと大げさですが)、9条ネットわかやま共同代表の花田惠子さんと連れ立って、玉秀斎師匠への挨拶とお願い、そして簡単な打合せと資料の提供という使命を担って「天空」に赴いた訳です。
その打合せ自体は、開演前の短時間で無事済んだのですが、開演後に聴かせていただいた講談、そして木川監督との対談は、私にとって非常に勉強になりました。
私は、玉秀斎師匠に新作の憲法講談を考えていただくための資料として、『檻の中のライオン』(楾大樹(はんどうたいき)著/かもがわ出版)と『あたらしい憲法のはなし 他二編』(岩波現代文庫)の2冊を持参して進呈したのですが、この資料の選択は適切ではなかったとすぐに分かりました。
この2冊は、憲法とは何か?また、日本国憲法誕生を国民がどのように迎えたかを考える上で、貴重な書籍であることは間違いなく、であればこそ、私もこの2冊を持参したのですが、こと新作講談のタネ本としてはふさわしくないと考えをあらためました。というのも、2月17日に聴かせていただいた創作講談、それから木川先生との対談などの中で玉秀斎師匠が話されたことから、講談とは、主人公がどのように活躍したかを語る芸能である、ということを思い知らされたからです。
そこで、急遽方針を変更し、日本国憲法を講談で語っていただくにふさわしい主人公候補者を考え、その人物に関わる資料をあらためて玉秀斎師匠にお送りしたところなのです。
あとは、玉秀斎師匠に素晴らしいストーリーが「降りてくる」のを待つしかありません。2月17日に聴いた師匠のお話では、ある新作を引き受けたものの、なかなか「降りてこず」、年表を基にして何とかだましだまし話をするしかないと思っていた開演3分前、ついに「降りてきて」、一気に出来上がったその新作を上演したそうです。
5月3日の憲法講談は、せめて3日前までには「降りてきて」欲しいと思いますが、さてどうなりますやら。
そもそも、主人公が、私が提案した人物になるかどうかも未確定なので、憲法講談の中身は、皆さまも私も、「当日のお楽しみ」ということにしておきましょう。
最後に、玉田玉秀斎師匠のプロフィールを、先の私のブログから再掲しておきます。
(引用開始)
まずは、四代目・玉田玉秀斎師匠について。
実は、私もにわか仕込みで勉強中なのですが、Wikipediaによると、師匠は、1976年11月、大阪市平野区生まれ。高校時代にスウェーデン長期留学、大阪市立大学法学部卒(私の学部の後輩だったのか!)。2001年11月旭堂小南陵(現四代目・旭堂南陵)に入門。前名・旭堂南陽から、2016年11月、四代目・玉田玉秀斎を襲名。「スウェーデン語を含む8か国語を操る講談師」とあります。うーん、すごい。
なお、詳細については、「四代目 玉田玉秀斎 OFFICIAL WEB SITE」をご覧ください。
その公式サイトのプロフィールに、「(スウェーデンから)帰国後、大学は英語・国語だけで受験できた法学部に入学。」「司法試験を目指すが、大学卒業後も司法浪人生活を送る」とあります。私が受験した時は、法学部でも5科目(数学、理科もあった)必要だったけどなあ。そこは違うけれど、大阪市大法学部卒業後も「司法浪人生活を送る」というのは人ごととは思えない。
(引用終わり)
※注 2月17日に玉秀斎師匠とお話して私の勘違いに気がついたのですが、私の受験時代には、大学入試センター試験などなかったので、5教科の試験があった訳です。
(弁護士・金原徹雄のブログから/“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”関連)
2014年4月11日
2014年5月3日
2015年4月4日
2015年5月3日
2015年5月12日
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2015”
2016年3月21日
2016年5月5日
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2016”
2017年4月30日
2017年5月4日
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2017”