2018年3月31日配信(予定)のメルマガ金原No.3103を転載します。
「自由なラジオ LIGHT UP!」~突然ですが“Thank You For Your Listening !”
2016年4月、前身の「ラジオ・フォーラム」を引き継ぐ形で始まった「自由なラジオ LIGHT UP!」。毎回、素晴らしいゲストを招き、私たちが是非知りたい、知っておくべき話題をタイムリーに提供してくれて満2年。この3月末(つまり今日です)をもって放送を終了するとの告知がなされました。
Thank You For Your Listening !
(引用開始)
市民のための自由なラジオ“Light Up!”は、2018年3月末をもちまして放送を終了いたしました。
これまでご支援いただきました皆様には、心より感謝申し上げます。
但し、そう思うにつれですが、時間の流れとともにその時々で最も必要とされるコンテンツ、表現手段、人員などは常に移り変わっていくと考えます。
一所に留まる水は濁るように、常にしなやかに変化していくことが一方では求められていると感じています。
「市民のための自由なラジオ“Light Up!”」は、皆様のご支援のおかげ様をもちまして、これまで全105回の放送番組を作り続けて参りましたが、ここで一度立ち止まって本当に大切なことを確かめるために、ここでひとつの区切りをつけたいと考えました。
今後も過去ふたつの番組に関わって参りました出演者、制作者のメンバーのほとんどは近い距離にいて、次に皆さまに届けられる新たな枠組みをわくわくしながら熟考中です。
番組の終了は悲しいことですが、静かに波がひくような必然において、この番組を見送ってくださるならば幸甚に存じます。
そしてできるだけ早く、次なる光る波を皆さまにお見せできるよう努めて参ります。
皆様のこれまでのご厚情に、心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
(引用終わり)
以上の挨拶文にあるとおり、福島第一原発事故の発災直後から、京都大学原子炉実験所(当時)の小出裕章さんとの電話インタビューの放送を続けた毎日放送(大阪)のラジオ番組「種蒔きジャーナル」が、2012年9月の番組改編を機に終了することになり、その「存続運動」の挫折から立ちあがって作られたラジオ&インターネット放送の番組が「ラジオ・フォーラム」であり、その後継番組が「自由なラジオ LIGHT UP!」なのでした。
あれから丸7年、「種蒔きジャーナル」が終わってから5年半、小出さんが京大原子炉実験所を去ってからでも3年の月日が流れています。
「常にしなやかに変化していく」ため、番組終了を選択したスタッフの皆さんが、「次なる光る波」を届けてくださる日を期して待ちたいと思います。
その日まで、過去の貴重なアーカイブを折に触れて振り返る便宜のため、「ラジオ・フォーラム」と「自由なラジオ LIGHT UP!」の、番組ホームページとYouTubeチャンネルにリンクしておきますので、是非ご活用ください。
ラジオ・フォーラム 番組ホームページ
ラジオ・フォーラム アーカイブス
ラジオ・フォーラム YouTubeチャンネル
自由なラジオ LIGHT UP! 番組ホームページ
自由なラジオ LIGHT UP! アーカイブス
自由なラジオ LIGHT UP! YouTubeチャンネル(001~039)
自由なラジオ LIGHT UP! YouTubeチャンネル(040~105)
104 2018.3.27
思想に固執せず変化に対応することで己を通す。
安全な農産物で社会のしくみを変える男の哲学とは?
PERSONALITY 木内みどり
GUEST 藤田和芳さん(オイシックスドット大地株式会社・会長)
今回のゲストの藤田和芳さんが会長を務めるオイシックスドット大地株式会社ですが、「大地を守る会」というと皆さん聞いたことがあると思います。1975年といいますから、もう43年も有機農産物をはじめとする安全な食材にこだわり、食を通して私たちに、安心を届けてくださっています。日本では宅配野菜の草分けでもあり、特に、
・有機質肥料を使った土づくり
・土壌消毒剤を使わない
・除草剤を原則使わない
・農薬に頼らない
といった厳しい自主基準を守りながら、着実にファンを増やしてきました。
そして、食はもちろんのこと、日常の暮らしの安全にもこだわる企業姿勢を貫き、3.11以降は、反原発の立場も表明されています。
自然と共存し本当に安心な食材を生産すること、流通させることは、農業の近代化、グローバル化に伴いたいへん難しい時代にある今、いったいどうすれば農家を守り安全な食文化をつないでいけるのでしょうか?その問いに、藤田さんはいとも簡単に答えてくださいました。政治や体制に歯向かうことは容易ではない。しかしビジネスでなら、世の中は変えられる。岩手から東京へ、身一つで事業を起こし、今や数百人の社員を抱える大企業を率いる藤田さんの奥深い経営哲学についてのお話は必聴です。
<藤田和芳さんの本>
105 2018.3.30
福島・守るのは誰のため?
PERSONALITY 西谷文和(ジャーナリスト)
GUEST
鈴木規雄さん(郡山コミュニティ放送ココラジ代表)
伊藤俊彦さん(株式会社ジェイラップ代表)
■メインテーマ:「福島・守るのは誰のため?」
2年間に渡ってお送りしてきました「自由なラジオLight-Up!」も、今回が最終回。前身の「ラジオフォーラム」から数えれば、5年3ヶ月になります。
そもそも番組がスタートした最大の理由は、市民目線で知りたい福島第一原発事故の情報を日常的にお伝えすることでした。そこで今回は、番組の原点でもある福島を訪れ、全く違う立場のゲストお二人にお話を伺います。
お一人は、郡山市のコミュニティ放送ココラジ代表の鈴木規雄さん。日々情報発信する立場であり、かつ、ご自身が自主避難を続ける立場から「この7年間で、変わったこと、変わらないこと」とは何だったのか?についてお聞きします。
また、農業生産者の立場から、株式会社ジェイラップ代表の伊藤俊彦さんには「風評被害の実態について」。事故当初の戸惑い。風評はどのように発生してきたのか?そしてどのように戦い、その先に行き着いた答えとは何だったのか?
もしかして、福島が守ろうとしてきたのは、福島県民だけではなかったのではないか?その希望に満ちた壮大な考え方に迫ります。
■Light-Upジャーナル:「福島・現在の汚染状況について」
放射能の専門家として、各地の汚染状態を測定し続けていらっしゃるお一人が、今中哲二さんです。そこで、今回はパーソナリティの西谷文和に加え、ゲストのお二人(鈴木規雄さん・伊藤俊彦さん)からも、現在の時点で気になっている個々の事案について(米野菜の汚染について・セシウムボウルの飛散について等)、それぞれの立場から今中さんに解説していただきます。
(参考サイト)
KOCOラジ((株)郡山コミュニティ放送)ホームページ
ジェイラップ・ホームページ
(弁護士・金原徹雄のブログから/「自由なラジオ LIGHT UP!」アーカイブ・シリーズ)
2016年8月16日
「市民のための 自由なラジオ LIGHT UP!」のご紹介~もう19回分もアーカイブがたまっていた
2016年9月5日
2016年10月1日
2016年10月25日
伊藤宏さん(和歌山信愛女子短期大学教授)が西谷文和さんと語る「現場記者が見てきた『原子力ムラ』」ほか~「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(027~030)
2016年11月26日
“DAYS JAPAN”丸井春編集長が語る「いのちのものさし」ほか~「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(031~034)
2016年12月18日
2017年1月12日
2017年2月9日
2017年3月7日
2017年3月28日
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(050~052)~「森友」問題も「カジノ」問題も
2017年4月19日
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(053~055)~命を見つめ続けてきた人たち
2017年5月10日
2017年5月30日
2017年6月20日
2017年7月11日
2017年8月1日
2017年8月24日
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(071~073)~リスナー大感謝祭、「原爆の図」、笑福亭竹林さん
2017年9月12日
2017年10月3日
2017年10月25日
2017年11月14日
2017年12月5日
2017年12月26日
2018年1月16日
2018年2月6日
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(095~097)~原きよの教えて小出さん!第1回・第2回 他
2018年2月27日
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(098~100)~祝100回到達!
2018年3月20日