2018年5月21日配信(予定)のメルマガ金原No.3154を転載します。
つい一昨日、6月16日(土)に開催される冨田宏治(とみた・こうじ)さん講演会「核兵器禁止条約の意義と課題」(和歌山市あいあいセンター6階ホール)をご紹介したばかりですが、今日は、その2週間後の6月30日(土)に開かれる川崎哲(かわさき・あきら)さん講演会「ICANのノーベル平和賞をうけて私たちは、何をどう取りくむか!」をご紹介することになりました。
まずは、主催団体の核戦争防止和歌山県医師の会から届いたチラシの記載内容を紹介します。
(チラシから引用開始)
平和講演会
ICANのノーベル平和賞をうけて
私たちは、何をどう取りくむか!
昨年7月、核兵器禁止条約が国連で採択され、今各国での批准作業が進められています。
秋には核兵器廃絶へ向け、条約の成立発効を求める国際NGO組織であるICANが、ノーベル平和賞を受賞しました。この核廃絶に向けた国際的な動きの中、また2020年NPT再検討会議に向け、私たち市民は、この日本で、この地域で何をどう取り組むかを話して頂きます。
と き 2018年6月30日(土)午後3時~5時
ところ 和歌山市勤労者総合センター6F文化ホール
(和歌山市役所西隣 TEL:073-433-1800)
参加費無料
講師 川崎 哲(かわさき・あきら)氏
ピースボート共同代表
ICAN国際運営委員
プロフィール
1993年東京大学法学部卒業。
1998~2002年、NPO法人「ピースデポ」スタッフ(00~02年、事務局長)
2003年、ピースボートのスタッフとなる。
2008年から広島・長崎の被爆者と世界を回る
「ヒバクシャ地球一周証言の航海」プロジェクトを実施。
他多くのプロジェクト等に携わる。
恵泉女学園大学非常勤講師始め多くの大学で講義を行う。
現在、ピースボート共同代表。
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員
著書には
他共著多数
主催/核戦争防止和歌山県医師の会
和歌山保険医協会内 TEL:073-436-3766
(引用終わり)
核戦争防止和歌山県医師の会は、毎年の総会開催時に、一般市民向けの平和講演会を無料で開催するのが例となっています。私のブログを振り返ってみると、2011年のアーサー・ビナードさんの講演に深い感銘を受け、2016年の『放射線を浴びたX年後』2部作一挙上映と伊東英朗監督講演会の際は、映画の第1作を見終わった後、市役所前からスタートするサウンドデモに参加し、ゴール地点(多分、南海和歌山市駅前)から会場のあいあいセンターまで急いでとって返して伊東監督講演会に間に合ったということなどがすぐに思い出されます。
ちなみに、核戦争防止和歌山県医師の会は、第2回わかやま平和賞(9条ネットわかやま制定)の受賞団体であり、2012年3月20日、和歌山ビッグ愛1階大ホールで行われた広河隆一氏講演会(憲法9条を守る和歌山弁護士の会、9条ネットわかやま共催)「子どもたちをどう守るか~パレスチナ、チェルノブイリ、フクシマ~」に先立ち贈賞式が行われたのでした。
さて、今年の平和講演会は、ICAN国際運営委員でもあるピースボートの川崎哲さんですが、私としては、もしも日程的に可能であれば、核戦争防止和歌山県医師の会も後援している6月16日の冨田宏治さん講演会「核兵器禁止条約の意義と課題」とセットで聴講するのがベストではないかと思います。
以下、参考サイトをいくつかご紹介しておきます。
ピースボート公式WEBサイト
東京新聞チャンネル 2017年10月14日公開
2017年のノーベル平和賞に決まった国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の川崎哲国際運営委員が東京新聞の単独インタビューに応じました。概要は以下の通りです。
目次
00:26 自己紹介をお願いします
05:02 人道主義と平和主義の違いは
09:57 これまで国連で禁止されている兵器は
13:02 条約をめぐる各国の駆け引きで、ICANの貢献は
17:24 先進国にもアプローチするのがICANの戦略だった
19:57 今年7月に核兵器禁止条約が制定された 今後の見通しは
22:26 今後、核兵器に関する国際会議が開かれる
27:04 日本の立ち位置は
31:54 日本の影響力は大きい?
33:56 被爆者は今回条約にどう関わった
46:42 今後の活動は
49:38 ノーベル平和賞が決まった際の日本政府の反応は
52:31 川崎さん個人の今後の活動は
55:22 若い人たちへの思いは
(弁護士・金原徹雄のブログから/核戦争防止和歌山県医師の会関連)
2011年7月9日(2013年7月6日に再配信)
2015年5月23日
予告6/27高原孝生氏を招いた平和講演会(核戦争防止和歌山県医師の会)
2016年4月26日
2017年5月26日