本間龍さん講演動画のご紹介~憲法改正国民投票と巨大広告代理店
2018年6月5日配信(予定)のメルマガ金原No.3169を転載します。
元大手公告代理店「博報堂」社員で、今は文筆業と申し上げればよいのでしょうか(後掲のプロフィールには「著述家」とありました)、本間龍さんを私のブログで取り上げたことが、少なくとも2回あります。
2018年4月1日
2018年4月25日
本間さんの経歴については、AMAZONに要領良くまとめられたプロフィールが載っていますので、引用させていただきます。
(引用開始)
著述家。1962年、東京都に生まれる。1989年、博報堂に中途入社し、その後約18年間、一貫して営業を担当する。2006年同社退職後、在職中に発生した損金補填にまつわる詐欺容疑で逮捕・起訴され、栃木県の黒羽刑務所に1年間服役。出所後、その体験をつづった『「懲役」を知っていますか?』(学習研究社)で作家デビュー。東京電力福島第一原発事故を機に、博報堂時代の経験から、原発安全神話を作った広告を調査し原発推進勢力とメディアの癒着を追及。また、東京オリンピックなど様々な角度から大手広告代理店のメディアへの影響力の実態を発信するなど、幅広く活動。主な著書に『名もなき受刑者たちへ』(宝島社)、『転落の記』(飛鳥新社)、『電通と原発報道』『原発広告』『原発広告と地方紙』(以上、亜紀書房)『大手広告代理店のすごい舞台裏』(アスペクト)、『原発プロパガンダ』(岩波新書)『メディアに操作される憲法改正国民投票』(岩波書店)『電通巨大利権』(サイゾー)など。最新刊は『広告が憲法を殺す日』(集英社)。
(引用終わり)
今日は、その本間さんの講演動画をいくつかピックアップしてご紹介します。夏から秋にかけて、憲法関連の企画を考えなければならない団体にとって、本間さんは、おそらく非常に気になる講師候補者であろうと思います。
現行の国民投票法(日本国憲法の改正手続に関する法律)が、投票日14日前からの広告放送の禁止(同法105条)以外には、これといった広告規制は何もなく、金さえあればやり放題だということは徐々に知られてきたとはいえ、まだまだ一般国民の常識というにはほど遠い状況でしょう。その意味から、かつて広告業界に身を置き、その内情に通暁しながら、既に業界を去り、何の忖度も配慮もなく、問題点を指摘できる本間さんのような立場の方は、考えてみるとそうそういるものではなく、非常に貴重な存在だと思います。 いろいろな団体の事務局長や企画担当者の参考になることを期待して、目に付いた本間龍さんの講演動画をご紹介します。
2017年12月14日 オルタナティブな日本を目指して・第6回
※本間さんの講演は22分~です。
※当日の資料がPDFで紹介されているサイトがあります。
2018年2月17日 第103回・草の実アカデミー
同上・質疑応答(29分)
※IWJによる中継動画ですが、Twitcasting録画だからか、全編無料で視聴できます。もともと引きの動画ですし、画質は期待しないでください。でも、本間さんの講演自体はちゃんと聴き取れます。
※本間さんの講演は、1本目の動画の16分~1時間30分(講演本体)と2本目の25分~44分(質疑応答)です。
(参考書籍)