2018年6月19日配信(予定)のメルマガ金原.No.3183を転載します。
高橋和夫氏(放送大学名誉教授)による「トランプ/アメリカ・ファーストの第三の男」のご紹介(YouTube「今朝の思い」)
国際政治学者の高橋和夫先生(放送大学名誉教授)が、「今朝の思い」と題し、YouTubeでご自身のお考えを短い動画(といっても音声だけですが)で発信されるようになったことは、既に私のブログでご紹介しています(高橋和夫氏(放送大学名誉教授)「今朝の思い」(YouTube高橋和夫(国際政治学者)チャンネル)のご紹介/2018年5月15日)。
その際には、
180426 今朝の思い トロントとグーグル
180513 今朝の思い(2) シリア上空でのロシアン・ルーレットが止まった!
の2本をご紹介しましたが、その直後、
がアップされているのに気づき、「かなり頻繁にアップされる意気込みなのかな?」と想像したのですが、その後、約1か月新たな発信はなく、やはり「不定期連載」だということが分かりました。
今日は、久しぶりの「今朝の思い」の更新、しかも3回続きで1つのテーマ「アメリカ・ファースト」について語るという興味深い発信がありましたので、3本まとめてご紹介することとしました。
トランプ米国大統領の基本政策を象徴する「アメリカ・ファースト」という概念について、同大統領が、このキャッチフレーズによって有名となった最初のアメリカ人ではなく、少なくとも「第三の男」であることに注意を喚起したものです。
3回連続の第1回(6月16日)では、チャールズ・リンドバーグ(初の大西洋単独無着陸飛行に成功したことや、幼い子どもが誘拐殺人の犠牲となったことで有名ですが、アメリカ第一委員会(America First Committee)の主要なスポークスマンでもありました)が、第2回(6月17日)では、1992年の共和党・大統領予備選において、現職のジョージ・H・ブッシュ大統領に挑戦し、「アメリカ・ファースト」を掲げて善戦したパット・ブキャナン候補が取り上げられています。
そして、今日の第3回(6月19日)が、以上の歴史を踏まえた上での、トランプ大統領の首唱する「アメリカ・ファースト」についての現時点での評価ということになります。
何しろ、トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」は、現在進行形であり、その具体的施策は一見すると転変極まりないようにも見えますが、「アメリカ・ファースト」というキーワードを、米国政治史の中で適切に位置付けるという基礎的な作業を行うことによって、少しはトランプ政権の行動についての見通しをよりよくつけられるようになるのではないか、という期待を込めて、高橋先生による3本1セットの発信をご紹介します。
なお、余談ながら、冒頭で「ツァラトゥストラはかく語りき」(リヒャルト・シュトラウス)が流れるのは今回が初めてだと思いますが、高橋先生が放送大学の講義でゾロアスター教について詳しく解説されていることからの選曲でしょうか?(「ゾロアスター」は「ツァラトゥストラ」の英語読み)
180616 今朝の思い(4)トランプ/アメリカ・ファーストの第三の男-1-(10分48秒)
180617 今朝の思い(5)トランプ/アメリカ・ファーストの第三の男-2-(7分53秒)
180618 今朝の思い(6)トランプ/アメリカ・ファーストの第三の男-3-(12分31秒)
(弁護士・金原徹雄のブログから/高橋和夫氏関連)
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