高橋和夫氏(放送大学名誉教授)による「北朝鮮と中東」のご紹介(YouTube「今朝の思い」)
2018年6月25日配信(予定)のメルマガ金原.No.3189を転載します。
2018年5月15日
2018年6月19日
高橋和夫氏(放送大学名誉教授)による「トランプ/アメリカ・ファーストの第三の男」のご紹介(YouTube「今朝の思い」)
そして、わずか6日前に、3回連載の「トランプ/アメリカ・ファーストの第三の男」をご紹介したばかりだというのに、引き続き、3回連載の「北朝鮮と中東」をご紹介することになるとは思いませんでした。
高橋先生ご自身、手探りで始められたとおぼしい「今朝の思い」ですが、ここ最近の2つの連載を聞くにつけ、今や、相当に力を入れて発信していこうという風に考えておられるのかなあと感じられます。
まずは、6月22日から24日にかけて3回連載された「北朝鮮と中東」の動画(音声)3本をご紹介します。
180622 今朝の思い(7)北朝鮮と中東-1-(15分13秒)
※北朝鮮を敵として戦った唯一の中東の国トルコ
180623 今朝の思い(8)北朝鮮と中東-2-(9分17秒)
※北朝鮮から軍事支援を受けたエジプトとシリア
180624 今朝の思い(9)北朝鮮と中東-3-(6分51秒)
※イランと北朝鮮
北朝鮮と密接な関係を持ってきた中東の国として、高橋先生は、トルコ(第1回)、エジプトとシリア(第2回)、そしてイラン(第3回)という4つの国を挙げ、それぞれの北朝鮮との関わりの具体的内容を簡潔に説明されています。
1950年に始まった朝鮮戦争に、延べ1万5,000人の兵士を派遣し、その内1,000人の戦死者・行方不明者、2,000人の負傷者という多大な犠牲を出したトルコの置かれていた国際政治環境が語られる第1回を聴いて、中東のイスラム国家であるトルコが何故NATO加盟国なのか、ということについて初めて得心がいきました。
また、共にソ連圏に属する国同士として、イスラエルと戦うエジプトを北朝鮮がパイロットや管制官を送り込んで支援していた(イスラエルが交信を傍受していた)ことや、イスラエルによって2007年に空爆されたシリアが建設中であった原子炉施設が、北朝鮮の支援によって建設されていたことなど(これはかなり知られていましたが)、これらの中東諸国(エジプトやシリア)と北朝鮮との関係が、「血で固めた」同盟関係であったことは、常に念頭に置いておく必要があることを教えられました。
「イランは既に、『アメリカは、約束をしてもそれを守るとは限らない。アメリカにだまされないように。』というメッセージを北朝鮮に対して送っています。北朝鮮がこのイランのメッセージをどんな風に受け止めるのか、アメリカ・北朝鮮の対話と北朝鮮・イラン関係の推移というものに、引き続き注目してまいりたいと思っています。」
(参考動画)
高橋先生も第2回で言及されていますが、今年の3月21日、イスラエル政府は、2007年に原子炉とみられるシリアの施設に対して行われた攻撃について、同国軍が空爆したものであると初めて認め、爆撃の際に撮影したターゲットの動画を公開しました。
※AFP 2018年3月21日 16:52 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
(弁護士・金原徹雄のブログから/高橋和夫氏関連)
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