2018年7月13日配信(予定)のメルマガ金原No.3207を転載します。
そして、その動きと併行して、メディアでも、旧優生保護法に基づく強制不妊手術などをテーマとしたドキュメンタリー番組が作られるようになり、巻末のリンク一覧にあるとおり、私のブログでも3回にわたってご紹介してきました。
そのうち、6月4日にお送りした「NHKサイトで聴きかつ読む「旧優生保護法下での強制不妊手術」&ハートネットTV:闇に埋もれた真実は(1)「私も不妊手術を受けさせられた」のご案内」は、放送済みの番組をテキスト化してNHKサイトに掲載されているものと、間もなく(といっても本放送は「翌日」でしたが)放送されるハートネットTVをご紹介したものでした。
そこで予告したハートネットTV「闇に埋もれた真実は(1)私も不妊手術を受けさせられた」の放送内容をテキスト化したものについては、一度ご紹介しましたが、再度リンクしておきます。
放送後、番組内容をテキスト化したものとして、もう1本、NHK総合で2018年4月25日に放送されたクローズアップ現代+をご紹介しておきます。
このように、NHKでは、様々な番組がこの問題を取り上げてきましたが、いよいよEテレのETV特集がこのテーマの番組を放送することになりました。以下に、番組予告を引用します。
NHK・Eテレ
本放送 2018年7月21日(土)午後11時00分~午前0時00分
再放送 2018年7月26日(木)午前0時00分~1時00分(25日深夜)
(番組案内から引用開始)
もしも、16歳に戻れるなら…自分でも知らないうちに子供を産むことができなくなった70代の女性は、悔しさと共に人生を振り返る。“不良な子孫の出生を防止”するため障害者に不妊手術を強制していた旧優生保護法。その数は16000人以上とされる。背景にあったのは、優れた命と劣った命を選別する“優生思想”。戦後日本で、なぜ優生思想は広がったのか。旧優生保護法を契機に、障害者の命をめぐる知られざる歴史に迫る。
(引用終わり)
私は、これまで弁護士として、あるいは人権擁護委員(なども3期9年間ほど務めていました)として、「憲法」や「人権」を語る機会が、普通の人よりも多かったことは間違いないでしょう。しかも、旧優生保護法の問題に全く無知であった・・・という訳でもないにもかかわらず、事実上何もしてこなかったという後ろめたさを感じていることは、率直に認めざるを得ません。
思えば、ハンセン病患者の問題にしても、原発の問題にしても、後ろめたいことはいくらでもあるのですが、そのようなものの1つとして、旧優生保護法と強制不妊手術の問題については、自分に今から何が出来るのかということを考えるためにも、フォローを続けていかねばと思っているのです。
ご紹介したETV特集も、是非多くの方と一緒に視聴して学びたいと思います。
(弁護士・金原徹雄のブログから/旧優生保護法関連)
2018年3月28日
2018年4月3日
放送予告(4/15)NNNドキュメント「57年目の告白 強制不妊 産み育てる尊厳奪われ」
2018年5月17日
2018年6月4日
2018年6月24日
2018年6月27日
2018年7月3日