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和歌山弁護士会「高齢者・障がい者あんしん電話相談」(無料)のご案内

 2018年9月26日配信(予定)のメルマガ金原No.3282を転載します。
 
和歌山弁護士会「高齢者・障がい者あんしん電話相談」(無料)のご案内
 
 他の弁護士会に負けず劣らず、和歌山弁護士会の各種委員会も、非常に活発に活動していますが、高齢者・障害者支援センター運営委員会も、熱心に様々な活動に取り組んでいる委員会の一つです。
 私は、成年後見制度の施行を見据え、高齢者・障害者支援センターの立ち上げ準備を行っていた時期に和歌山弁護士会の担当副会長をしていたことから、センター及び運営委員会発足後の何年か委員を務め、その後、委員会からは離れたものの、同委員会が主催する研修などには出来るだけ参加するようにしてきました。
 和歌山弁護士会高齢者・障害者支援センターがどんな活動を行っているか、和歌山弁護士会ホームページ和歌山弁護士会とは委員会活動報告から、同センター運営委員会の紹介記事を引用してみましょう。
 
(引用開始)
1 和歌山弁護士会の活動
 和歌山弁護士会には「和歌山弁護士会高齢者・障害者支援センター」(以下「支援センター」といいます)が設置されており、当委員会は、支援センターの運営を担当しています。高齢者・障害者の権利の確立と自立の支援等を目的として、主に次の活動をしています。
 
高齢者の財産管理を行う弁護士(支援弁護士)の紹介並びにその指導・監督等
家庭裁判所への成年後見人等の候補者の推薦
高齢者・障害者のための専門法律相談
「高齢者・障害者虐待対応専門職チーム」の派遣・運営
「障害者なんでもADR」の運営・広報
「高齢者・障がい者あんしん電話相談」の運営・広報
会員に対する研修の実施
関連団体等との協働
 
2 活動報告
(1)支援センターは、和歌山県社会福祉士会との協働による高齢者・障害者虐待対応相談、和歌山県社会福祉協議会成年後見人養成講座等に協力しているほか、和歌山県からの委託により、障害者のための法律相談や高齢者虐待防止専門職相談も実施しています。
(2)平成27年度には、社会福祉士会と協力して、「高齢者・障害者虐待対応専門職チーム」を発足させました。これは、市町村等が行う高齢者・障害者虐待等に関するケース検討会議などの場に、専門的な知識を持った弁護士と社会福祉士をペアで派遣し、助言を行う仕組みです。支援センターでは、これまでも虐待等の困難事例について、予め決められた日に行う出張相談やFAXによる相談で対応してきましたが、突発的に生じた事案に即応的に対応することは困難でした。今後は、市町村等からの依頼を受け、ケース検討会議等に速やかに専門職を派遣することで、迅速かつ適切な解決の一助になることが期待できます。
(3)高齢者及び障害者の虐待防止、障害者差別解消法や改正障害者雇用促進法への対応、精神障害のある人についての取り組み、成年後見制度の適切な運営への関与など、支援センターが取り組むべき課題は年々増えてきています。
 特に平成28年4月に障害者差別解消法が施行されたことを受け、平成29年8月、当会ADR委員会と連携し、差別問題を含め障害者に関する様々な問題を柔軟に解決するための仕組みとして、「障害者なんでもADR」を立ち上げました。「障害者なんでもADR」では、弁護士や社会福祉士があっせん人となり、障害のある人と事業者、行政機関等との間の個別紛争を解決するお手伝いをします。
(4)高齢者や障害者から弁護士へのアクセス改善を図るべく、無料電話相談事業「高齢者・障がい者あんしん電話相談」(073-425-4165。「よいろうご」)を実施しています。
(5)平成28年には成年後見制度利用促進法が施行され、これに基づき、平成29年には成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定されました。平成24年に当会が発表した第2次地域司法計画によると、人口比率で算出した成年後見制度の利用率は、和歌山県が近畿2府4県で最低の割合でした。それから数年を経過した現在においても、その状況は大きく変わっていないものと思われます。現在、当委員会では、決して十分とは言えない人員と予算ではありますが、他の先進的な地域と同様に、高齢者や障害者が成年後見制度を有益なツールとして用いることができるよう、和歌山家庭裁判所及び関連自治体や、他の専門職団体と、密に連携を図っております。
(6)今年度も、上記「高齢者・障害者虐待対応専門職チーム」、「障害者なんでもADR」及び「高齢者・障がい者あんしん電話相談」のさらなる利用促進策を講じるのはもちろんのこと、高齢者や障害者の権利擁護のため、行政、社会福祉協議会地域包括支援センター社会福祉士会その他関連諸団体とも連携し、主体的役割を担っていく所存です。
(引用終わり)
 
 会員に対する研修の実施や、成年後見人等候補者の家庭裁判所への推薦なども非常に重要な業務ですが、一般の方や高齢者福祉の最前線を担う市町村への支援を直接の目的とした「高齢者・障害者虐待対応専門職チーム」、「障害者なんでもADR」及び「高齢者・障がい者あんしん電話相談」は、和歌山弁護士会高齢者・障害者支援センターが行う対外的業務の三本柱です。
 
 今日は、そのうちの「高齢者・障がい者あんしん電話相談」についてご紹介しようと思います。
 というのも、この「あんしん電話相談」のチラシ及びポスターをリニューアルしたということで、会員のレターケースに3枚ずつ新しいチラシが入っており、「(このチラシを)適当なところに備え置きいただき、相談者として該当する方がいらっしゃいましたら、ご案内いただく等について、格別のご協力をお願い申し上げます」という会長・委員長連名の要請書が付いていたからです。
 私の場合、事務所の来客待合スペースの壁に貼り付けるというようなことよりも、ブログでご紹介する方が、よほど「格別のご協力」になると思いますので、ご案内することとしたものです。
 早速、以下に、チラシ記載内容を転記します(※PDF)。
 
(チラシから引用開始)
和歌山弁護士会高齢者・障害者支援センター
 
高齢者障がい者あんしん電話相談
 
相談無料
☎073-425-4165(よいろうご)
 
受付時間 平日の午前10時~午後4時(正午~午後1時は除く。)
※お電話でのお申込みが難しい方は代表FAX(073-436-5322)までご連絡ください。
 
弁護士が、和歌山県内にお住まいの高齢者(満65歳以上)・障がい者ご本人、その家族や生活支援者(福祉関係者等)のお悩みに電話でお答えします。
消費者被害、遺言・相続、成年後見、財産管理、虐待等なんでもご相談ください。
(ただし、相談は1案件につき1回のみとなります。)
 
相談方法
① まずは、上記受付電話番号(073-425-4165)にお電話ください。
② ①にて、担当弁護士が折り返しお電話するのにご都合のよい電話番号をお伝えください。
③ 受付後3営業日以内に担当弁護士が②の電話番号にお電話を差し上げご相談をお聞きします。
 
相談は、専用電話番号での受付後、担当の弁護士から折り返しお電話する方法でおこないます。
電話による相談時間は30分以内となります。担当弁護士がさらに時間を要すると判断した場合は、有料の来所相談・出張相談をお勧めすることがあります。(この場合でも、法テラスの援助制度により無料となる場合があります。)
 
お問い合せ先 和歌山弁護士会
〒640-8144 和歌山市四番丁5番地 TEL:073-422-4580  FAX:073-436-5322
ホームページ 
(引用終わり)
 
 この他、「障害者なんでもADR」については、以下のパンフレットなどをご参照ください。 

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