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年末・年始に私が注目するTVドキュメンタリー番組あれこれ  

 2018年12月24日配信(予定)のメルマガ金原No.3371を転載します。
 
年末・年始に私が注目するTVドキュメンタリー番組あれこれ
 
 クリスマスイブといっても、ふだんの休日(今日は天皇誕生日の振替休日)と何ら変わるところはありませんが、さすがに今年もあと1週間となると、ブログの方も年末年始進行を考えなければならない時期です(雑誌の編集者から見れば一月遅れの進行でしょうが)。
 たとえば、ここ何年かは大晦日に「憲法をめぐる激動の〇〇〇〇年を和歌山の地から振り返る」を発信することにしていますが、1年分の行事について、過去のネット記事にリンクをはる作業はとても1日では終わらず、何日か前から作業をスタートする必要があります。
 
憲法をめぐる激動の2017年を和歌山の地から振り返る
憲法をめぐる激動の2016年を和歌山の地から振り返る
憲法をめぐる激動の2015年を和歌山の地から振り返る
憲法をめぐる激動の2014年を和歌山の地から振り返る
 
 また、例年、和歌山市の成人式(はたちのつどい)で「平和と憲法を守りたい市民の声」が実施している新成人アンケート、どうやら2019年も実施する方向のようなので、会員ではない「特別委嘱広報担当」としては、取材に赴いてレポートを書かねばならず、その準備として、過去のデータの確認をやっておかねばなりません。ちなみに、次の和歌山市「はたちのつどい」は、年明け1月6日(日)、昨年に引き続き和歌山県民文化会館で行われます。
 
和歌山市・新成人アンケート2018(前編)~今日は予告編
※2012年~2016年の新成人アンケートの結果をまとめて掲載しています(2017年は荒天のためアンケートは中止)。
和歌山市・新成人アンケート2018(後編)~今年は賑わっていました(結果レポート)
 
 というようなことで、何かと慌ただしいことは慌ただしい毎日なので、興味深いTVドキュメンタリー番組を見逃してしまう可能性も十分にあります。
 そこで、私がいつも注目している放送枠の年末・年始番組の中で、「これは録画しておいた方が良いのでは」と思えた番組を、いくつか備忘的に取り上げておきます(再放送を含む)。
 
NHK・Eテレ ETV特集
 
本放送 2018年12月29日(土)午後11時00分~午前0時00分
再放送 2019年1月3日(木)午前0時00分~1時00分(2日深夜)
移住 50年目の乗船名簿 第1回「アマゾンに生きた人々」
「昭和43年、南米に向かう移住者を取材した番組「乗船名簿AR29」。その後10年毎に移住者を取材した。そして50年。半世紀撮り続けた空前のドキュメンタリー。
昭和43年、一隻の船で南米各地へと渡った移住者を取材した番組「乗船名簿AR29」。ディレクター相田洋は、移住10年目、20年目、31年目と移住者を訪ね、その暮らしを見つめてきた。そして移住者たちが日本を旅立って50年が経った2018年。人々はどのような人生を歩んだのか。4回にわたり放送する。今回は第1回。半世紀をかけて制作した空前の群像ドキュメンタリーが始まる。」
 
本放送 2019年1月5日(土)午後11時00分~午前0時00分
再放送 2019年1月10日(木)午前0時00分~1時00分(9日深夜)
移住 50年目の乗船名簿 第2回「夢と希望と愛の軌跡」
「昭和43年、南米に向かう移住者を取材した番組「乗船名簿AR29」。その後10年毎に移住者を取材した。そして50年。半世紀撮り続けた空前のドキュメンタリー。
昭和43年、一隻の船で南米各地へと渡った移住者を取材した番組「乗船名簿AR29」。ディレクター相田洋は、移住10年目、20年目、31年目と移住者を訪ね、その暮らしを見つめてきた。そして移住者たちが日本を旅立って50年が経った2018年。人々はどのような人生を歩んだのか。4回にわたり放送する。第2回は、ブラジルの地に生きた人々の半世紀にわたる夢と希望と愛の軌跡を見つめる。」
 
 
NHK総合 NHKスペシャ
 
本放送 2019年1月6日(日)午後9時10分~9時59分
サグラダ・ファミリア 天才ガウディの謎に挑む
「天才建築家ガウディが残した大きな謎は解けるのか?およそ140年前から建設が続く未完の世界遺産スペイン・バルセロナサグラダ・ファミリア教会。ついに去年10月、教会の最大のシンボル・イエスの塔の建設が始まった。完成すると、サグラダ・ファミリアは世界で一番高い教会(172.5メートル60階建ての高層ビルに相当)となる。しかし、ガウディが残した建築資料はスペイン内戦で焼失。イエスの塔の壮大な構想は長年、謎に包まれてきた。その謎に挑むのは、サグラダ・ファミリアの芸術工房監督として、40年前からガウディの残した手がかりを探し、教会を作り続けてきた外尾悦郎(そとお・えつろう)さんだ。NHKでは10年前から外尾さんに密着、制作の現場を記録してきた。さらに近年発見された、6000点を越えるガウディの遺品を独占取材。宝石のように美しいガウディの実験材料からイエスの塔につながるヒントが明らかになった。また、今回は、光の芸術、石の聖書とも称されるサグラダ・ファミリアを4K高精細カメラとドローンで撮影。新年に相応しいエンターテインメントと歴史ミステリーをご覧頂く。」
 
再放送 2019年1月1日(火)午前5時10分~5時59分
秘島探検 東京ロストワールド 第1集 南硫黄島
「東京に人を全く寄せ付けない秘境「ロストワールド」がある。周囲から隔絶された環境で、まるでタイムカプセルのように貴重な命が守られている。第1集の舞台は、東京都心から南1300kmに浮かぶ絶海の孤島、南硫黄島だ。海は荒れ、四方は断崖絶壁に囲まれているため、簡単に近寄ることはできない。今回、特別の許可を得た科学調査隊が、ドローンも駆使した島の本格的な探検を初めて敢行。NHKのクルーが同行した。研究者たちは、この島が生物の進化を観察できる地球上で数少ない場所のひとつだと考えている。最大の特徴は、急激な高度差によって、熱帯から温帯までの環境が、ひとつの島の中にひしめき合うという点。島にたどり着いた生き物が、環境に応じて新しい種に進化していく姿を目の当たりに出来るというのだ。過酷な登山、大量の海鳥たちの突然の襲来。困難な調査の末、調査隊は新種を続々と発見していく。そして、生物の進化の不思議を物語る、小さな生き物に巡りあう。」
 
再放送 2019年1月2日(水)午前5時10分~5時59分
秘島探検 東京ロストワールド 第2集 孀婦(そうふ)岩
「東京に人を全く寄せ付けない秘境「ロストワールド」がある。そこは、周囲から隔絶された環境で、まるでタイムカプセルのように貴重な命が守られている。第2集の舞台は、東京都心から南へ650㎞の伊豆諸島最南端。大海原にそびえる巨大な岩の柱だ。高さ100mの断崖絶壁、東京都・孀婦岩(ソウフガン)。まるで海面から空に向けて包丁を付き立てたような形をしている。いったいどうやってこんな不思議な岩が生まれたのか?そして、どんな生きものがすんでいるのか?これまで詳しい調査が一度もされたことがない「空白地帯」のため、知見はほとんどない。番組は2年間かけ、科学者やエンジニアらと共に初の科学調査に挑んだ。垂直の崖をロープ一つで登ると、正体の知れない生きものが岩の隙間から次々と現れる。周囲の海からは、まか不思議な深海魚が次々とあがる。科学者は幻の古代魚シーラカンスさえ見つかるかも知れない環境だと興奮する。空前絶後のスケールで数々の深海探査機を投入。そしてついに見つけた、巨大魚の正体とは?
放送を終えて
番組をご覧いただいた皆さまに、「わくわくどきどき」感を少しでもお伝えすることができたでしょうか?これまで一度も詳しい調査がされたことのない「科学調査の空白地帯」。
そんな秘境を、世界有数の研究者とエンジニアたちと協力し、最新の機器で調査・撮影するのですから、現場は興奮せずにはいられません。いったいどんな生きものがひそんでいて、いったいどうしたらこんな地形ができるのか。調べれば調べるほど、謎が増えていきます。
でも、撮影は、10年かかったダイオウイカの撮影をも凌ぐ大変さでした。海がなぐことはほとんどなく、複雑な海底地形に、刻々と変わる潮流。深海へ投入する機材は次々と壊れたり、行方不明になったり…。担当ディレクターの私は、100mの絶壁をよじ登ることもできなければ、凶暴な巨大ザメが群泳する荒海にも当然もぐれません。何が撮影できるか、まるっきりわからない暗中模索の日々。手弁当で協力してくれた研究者や調査機関の皆さまのおかげで、得られた貴重な映像を最大限に生かし、なんとか一本の番組となりました。
『テレビの原点』ともいうべき冒険物語。お茶の間やネット上で「わくわくどきどき」、
家族や仲間との団らんの肴(さかな)にして頂けたとしたら幸いです。
番組ディレクター 小山 靖弘」 
 
 
 
テレビ朝日 2018年12月31日(月)午前2時30分~4時00分(30日深夜)
メ~テレ 2018年12月28日(金)午前2時29分~4時00分(27日深夜)
テレメンタリー2018スペシャル 生きる 平成の終わりに
「平成という時代が、間もなく終わる。平成とはいったいどういう時代だったのか。私たちは、「災害」「性的マイノリティ」「経済格差」「少子高齢化」「安全保障」の5つのキーワードに注目した。
豪雨災害で妻と娘、孫の3人を失った男性。性転換し女性との結婚を果たすも、法の壁に悩まされる男性。元生活困窮者が生活困窮者を支えているという現状。少子高齢化もなんのその、「ここで生活したい」と四国の離島生活を選ぶ若者たち。「戦場ではない」と言われた場所に行ったら、そこは戦場だったという経験をした元船長。
平成の終わりを生き抜く人たちを通して、平成の日本で変わったもの、変わらないものを伝える。
ナレーター:生野文治、細谷めぐみ(KBCアナウンサー)
制作:ANN系列7局共同制作」
※大阪の朝日放送テレビの放送予定は掲載されていません(日程調整中か、もしかしたら放送されないのかもしれません)。
 
 
MBSドキュメンタリー映像’19
 
 番組そのものというわけではありませんが、今年の8月に放送された「記憶する歌~科学者が詠う三十一文字の世界~」に登場された細胞生物学者永田和宏さん(京都産業大学教授、京都大学名誉教授)が今年6月23日に龍谷大学で行った講演会のほぼ全編の動画が番組ホームページで無料公開されています。年末年始、何とか時間を作って視聴したいと思っています。
 
永田和宏さん講演会「劣化することば~ことばへの信頼を取り戻すために~」