2018年12月25日配信(予定)のメルマガ金原No.3372を転載します。
大晦日まであと6日、私の今の境遇では、「クリスマス」と言われてもほとんど何も思い浮かびません。ただ「毎日配信」を続けているブログを書こうと思うと、3年前の12月25日に、民医連(和歌山県民主医療機関連合会)からのご依頼により、医科大学、看護学部、看護学校などに在籍する医系の学生さんたちを対象とした学習会で、「「避難の権利」を考えるための視点」というテーマでお話させていただいたことを思い出してしまいます。
クリスマスに学習会をやろうと企画する主催者もすごいと思いましたが、それを引き受けて、結構詳しいレジュメを用意したりしたことも良い思い出です。もちろん、その日のブログはレジュメの紹介でした(他の記事を書いている時間などなかった)。
弁護士・金原徹雄のブログ 2015年12月25日
「避難の権利」を考えるための視点~医師、看護師を目指す学生の皆さんに語ったこと
年末もこの時期になると、「年内に片付けられればいいな」と思っていた用事の大半について、「年明けでも仕方がない」という心境になるものですが、御用納めまでに何とか保釈を獲得したい刑事事件については、まだ「この限りにあらず」です。
・・・というような事情もあり、今日は、いずれ時間を作って視聴したいと考えている動画を備忘的にご紹介することにしました。
もっとも、朝霞駐屯地は、「東京都練馬区、埼玉県朝霞市、和光市及び新座市」にまたがって所在しているとのことで、和光市といえば、司法研修所もあるところだから、満更弁護士とも無縁ということはありません(私は、和光市移転前の「旧岩崎邸」~いわゆる湯島の司法研修所~の修了生ですが)。
その朝霞市にも「あさか・九条の会」があり、去る12月23日、同会が主催して、元陸上自衛隊レンジャー隊員で、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン共同代表の井筒高雄さんが「元自衛隊員が語る~米軍と一体化する自衛隊のリアル~ 改憲より不平等な地位協定改定を!!」と題した講演をされました(於:朝霞市立図書館視聴覚室)。
その講演会のノーカット動画が公開されていますので、是非視聴したいと思い(まだ視聴する時間はとれていない)、ブログに取り上げることとしました。是非、皆さまにも視聴していただきたいと思います。
弁護士・金原徹雄のブログ 2018年5月16日
裁判後の報告集会で井筒さんも約5分間スピーチされています。
2018年5月11日 安保法制違憲訴訟 第7回国賠期日&報告集会(1時間51分)
29分~(34分) 井筒高雄さん
最後に、井筒さんの原告本人尋問のための尋問事項が報告集会で配布された資料に掲載されていますので、これを引用しておきます。
(引用開始)
原告 井 筒 高 雄(元自衛官)
(1)証すべき事実
自衛隊の特質、仕組み、戦闘能力、現場の状況、隊員の意識、他国の軍隊と比較について。
自衛隊員やその家族はその変化を受け入れているのかについて。
(2) 尋問事項
1 原告の経歴
2 原告の知る自衛隊の特質、仕組み、現場の状況、隊員の意識はどのようなものか。他国の軍隊と比較してどのような特徴があるか。
5 自衛隊(員)の戦闘能力はどの程度か。
8 原告自身の経験を踏まえると、新安保法制法の制定により(7)の点にどのような変化が生じると予想されるか。
9 原告自身は、新安保法制法の成立及び集団的自衛権行使容認等によりどのような権利ないし利益を侵害されているか。
10 その他、上記に関連する事項。
(引用終わり)