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憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

「原発がこわい女たちの会ニュース」第105号が届きました~とりあえずこれで休刊

 2019年2月17日配信(予定)のメルマガ金原.No.3407を転載します。
 
原発がこわい女たちの会ニュース」第105号が届きました~とりあえずこれで休刊
 
 2月13日に松浦雅代さんから、「原発がこわい女たちの会ニュース」NO.105号をお送りいただきました。すぐにご紹介したかったのですが、私の体調の問題もあり、遅くなってしまったことをお詫びします。
 なお、「原発がこわい女たちの会」の公式ブログには、既にNO.105号がアップされています。
 
 松浦さんが書かれた今号の編集後記に、「私個人としましては今回で会の活動・ニュース発行は終わりにさせて頂きます。」と書かれていて、最初にそれを読んだ時には少なからぬ驚きを感じましたが、「毎日更新」していた私のブログも、先ごろ(1月25日)いったん更新が途絶え、その後も4本ほど、簡単な記事を書いただけという状況の中に届いた知らせであっただけに、「なにごとにもいつか終わりは訪れる」という、ある種の達観から納得してしまう部分もあります。
 私のブログ「毎日更新」の中断は、主として私の体調問題が原因でしたが、松浦さんの場合、「原発がこわい女たちの会」の創立時(1987年)の共同代表であった汐見恵さんがお亡くなりになったことも、決断のきっかけの1つになったのかもしれません。
 ブログを続けるかどうかなど、私1人だけの決断で何とでもなりますが、30年以上の歴史と伝統を有し、大きな成果をあげてきた「原発がこわい女たちの会」のような組織の「仕舞い方」というのは難しいものでしょうね。
 松浦さんも、「有志の方で後のことは考えて頂ければ幸いです。」と書かれているとおり、「自分たちが引き継ぐ」という「有志」が現れれば、会としての存続はあり得るという含みは残しつつ、とりあえずの休会宣言と私は受け取りました。
 もちろん、これで松浦さんが反原発の活動から身を引くということではなく、「残された時間を考えるとやり残したことが沢山あります。何もできないかもしれないけど、一つでもいいから自分に納得できる努力をしたいと思います。」(松浦さんから金原宛メールより)というお言葉に、私自身、残された時間を考えざるを得ない年齢・健康状態にあるということもあって、心から共感しました。
 
 松浦さん、まことにお疲れ様でした。今後ともよろしくお願いします。
 

原発がこわい女たちの会ニュース NO.105号・2019年2月11日発行
事務局〒640-0112和歌山市西庄1024-15 ☎・fax073/451/5960松浦雅代方   
原発がこわい女たちの会ブログ http://g-kowai-wakayama.seesaa.net/
 
        2019年2月5日汐見恵さんが87歳でお亡くなりになりました。
                            ご冥福をお祈り致します。
             
 汐見恵さんには「原発がこわい女たちの会」結成時(1987年)に共同代表を引き受けて頂き、「何としても原発を止めたい女たち」が、慣れない反対運動を汐見宅の応接間から手探りではじめたのでした。その2か月後に和歌山県のネットワーク「紀伊半島原発はいらない女たちの会」結成が田辺市であり、各会の代表がそれぞれ共同代表で活動されました。和歌山の原発闘争の一番の山場を会の代表として活動されました。一緒に行動できた上に止める事ができた私たちは幸運でした。チエルノブイリの子どもたちを迎えた時も、LNGを考える関電株主の会の時も世話人会は汐見さん宅の応接間でした。恵さん本当にありがとうございました。

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 この写真は2009年10月16~17日の2日間栃木県の足利工業大学で開催された「第10回風力エネルギー利用セミナー」に参加された汐見文隆・恵夫妻です。(文隆氏は2016年3月20日に92歳で亡くなられています。)これがご夫婦御一緒の最後の旅行になりました。この写真は一緒に参加した松浦が撮影したものです。(写真は2009年10月28日発行の女の会ニュースNO.70号より)
 

中間貯蔵施設の問題            
豊かな海・山・川を子どもたちや孫たちに残そう
それが今を生きる私たちの使命だとして
2018年7月29日「核のゴミはいらん日置川の会」
2018年9月9日「核のゴミはいらん白浜の会」
が結成されました。
 
今までの経過
2017年11月24日  福井県西川知事は関西電力岩根社長と会談し、大飯原発3・4号機の再稼動の条件として、中間貯蔵施設は県外に設置を求め、関電社長は2018年中に県外に候補地を決めると発表した。
2017年12月  白浜町議会12月議会で、中間貯蔵施設の設置について一般質問を受け、白浜町長は「白紙」と答弁する。
2018年1月21日  脱原発わかやま主催で、美浜の会代表の小山英之氏を迎えて田辺市において「中間貯蔵施設はいらない」と題して講演会を開催。
2018年2月20日  「和歌山に中間貯蔵施設はいらない」として小山英之氏の講演会を和歌山市でも開催。市民連合わかやまと子どもたちの未来と被ばくを考える会が共催、上岩出診療所・原発がこわい女たちの会協賛。
2018年2月23日  和歌山県内8団体が「使用済核燃料の中間貯蔵施設は受け入れないとの意思をあらかじめはっきりと表明してください」という要望書を白浜町長に提出する。県内団体7名参加。
2018年3月  白浜町議会3月議会で、中間貯蔵施設の設置に白浜町長は「白紙」と答弁し、申し入れがあれば「話を聞く」と答弁する。
2018年4月16日  避難計画を案ずる関西連絡会(199団体)が「温泉観光とパンダの町・白浜町を核のゴミの捨て場にしないよう使用済核燃料の「中間貯蔵施設」は受け入れないとの意思をあらかじめはっきりと表明してください」と白浜町長に要望書を提出する。京都、兵庫、大阪から9名参加。和歌山の5人も立ち合う。

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※写真は白浜町庁舎前での参加者一同
2018年4月28日  中間貯蔵施設リーフレット7000部を白浜町に新聞折込。
2018年6月  白浜町議会6月議会の一般質問で、中間貯蔵施設の設置について問われた白浜町長は「国や電力会社が申し入れがない中で、受け入れは考えない、申し入れがあれば話を聞く」と答弁する。
2018年7月29日  「核のゴミはいらん日置川の会」結成総会を日置川拠点公民館で開く。100名参加

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※写真は日置川拠点公民館で開催された「核のゴミはいらん日置川の会」結成総会
日置川の海岸沿いに関西電力及び関連会社所有の土地 合計約62ha。
⇒この土地について今後も注視        
2018年8月23日  生活協同組合コープ自然派脱原発ネットワーク(京都)「和歌山の農業や漁業を守るため、また、安心して、白浜に旅行できるよう、使用済み核燃料の中間貯蔵施設を絶対に受け入れないと表明をして下さい。」という要望書を白浜町に提出した。
大阪、京都、奈良、兵庫の各府県から18人が参加林副町長に手渡した。
紀伊民報の報道
台風にもめげず白浜町で一泊して、夜は日置川の歴史を「脱原発わかやま」の代表の冷水喜久夫氏から説明を受けた。
2018年9月6日  請願呼びかけ人20名による、白浜町議会へ「使用済み核燃料の中間貯蔵施設を受け入れないことを求める請願書」(853名署名)提出。
2018年9月6日  白浜町議会9月議会冒頭の所信表明で、白浜町長は「町の将来は観光産業の進展にかかっており、中間貯蔵施設の受け入れはしない、また協議もしない」と明言した。
「核燃施設「協議する考えない」 白浜町長が表明
 和歌山県白浜町の井澗誠町長は6日、原発から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設の受け入れについて「将来的に(電力)事業者などから申し入れがあったとしても協議をする考えはない」と述べた。これまでの議会で「申し入れがない中で受け入れは考えていない」などと述べていたが、拒否する姿勢を明確にした。
 施設を巡っては、県外を含む複数の住民団体から「受け入れないことの表明」を求める要望書が町に出ていた。
 井澗町長は、町議会9月定例会で、提出した案件を説明する前に「これまでも受け入れる考えはないと申し上げてきたが、不安を感じている方もいらっしゃると聞く。この際、真意を伝えるのが責務と考え、改めて私の考えを申し上げる」と切り出した。」(紀伊民報2018年9月7日)
※弁護士・金原徹雄のブログ「白浜町議会(2018年9月6日)で使用済み核燃料中間貯蔵施設を受け入れる意思のないことを表明した井澗(いたに)誠町長の発言全文(書き起こし)」
2018年9月9日  「核のゴミはいらん白浜の会」設立総会を富田農業研修会館で開く。110名参加
2018年11月8日  白浜町立白浜会館で小泉純一郎元首相の「原発ゼロ・核のゴミいらん」~日本の歩むべき道~をテーマに講演会が開催された。「原発ゼロ」と「核のゴミ」を考える会、「核のゴミはいらん白浜の会」、「核のゴミはいらん日置川の会」の3団体の共催。小泉さんは無料で来てくれたそうです。主催者が途中で1500人参加と報告。
2019年1月25日  272団体で福井県に申し入れ。2018年中に県外貯蔵施設の計画地点を公表するという約束を関西電力は果たさず大飯3・4号炉運転再開の了承は取り消してください、と申し入れ。
福井県は2020年を念頭に県外候補地を示すよう求めている、と繰り返すばかり。
 

東電刑事裁判いよいよ結審 
 
【東電刑事裁判(東電福島原発刑事訴訟)とは?】
 2011年6月に福島県民1,324人、11月に全国の13,262人が、東電幹部や経産省保安院幹部などを、原発事故を予測できたのに対策を怠って事故を発生させたとして、検察庁刑事告訴しました。検察庁は2度にわたり全員不起訴の処分を出しましたが、市民からなる検査審査会が2度、起訴をするべきという議決を出し、勝俣恒久東電元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長の3人が強制起訴されました。2017年6月30日の初公判以来36回開かれ、2018年12月26日に論告・求刑、27日に被害者代理人の意見陳述が行われました。今年の3月12日・13日には元経営陣の弁護士による最終弁論が行われ、結審となる予定です。
 
禁錮5年を求刑
検察官役の指定弁護士
 
東京電力・旧経営陣の刑事責任を認める判決を!!
 東京電力勝俣恒久元会長らに業務上過失致死傷罪を求める刑事裁判では、昨年12月に検察官役の指定弁護士が禁錮5年を求刑しました。
 勝俣元会長らは、「自分には権限が無い」「報告された記憶は無い」「事故の責任は無い」などと主張。事故の3年前に15m超と計算された津波への対策に奔走していた社員の証言や、数々の証拠と矛盾しています。
 このような多くの被害を引き起こした原発事故の刑事責任を、誰も問われないことがあってはなりません。
 東京地裁・永渕健一裁判長に、東電旧経営陣の刑事責任を認める判決を求めます!
  福島原発刑事訴訟支援団
  福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
  電話 080-5739-7279
  Eメール:info@shien-dan.org
  ウェブサイト:https://shien-dan.org/
 
厳正判決を求める全国集会
 もう二度と悲惨な原発事故が起こらないように
 責任のある者がきちんと裁かれなければなりません
 厳正な判決が下されるよう求めていきましょう!
日程…2019年3月10日(日)
時間…14:00~16:30(開場13:30)
会場…専修大学神田キャンパス7号館(大学院棟)3階731教室
   (東京都千代田区神田神保町3-8)
   地下鉄神保町駅より徒歩3分
内容…刑事裁判の報告、原発事故被害の報告
 
2019年3月12日(火)第37回公判期日
東京地裁104号法廷 10:00開廷
並行院内集会(参議院議員会館講堂)
11:00~16:00頃(昼休憩をはさむ)
14:00~16:00 井戸謙一弁護士「司法と原発-刑事裁判の意義」
*裁判終了後、同じ会場で公判報告会を行います。
 
2019年3月13日(水)第38回公判期日
東京地裁104号法廷 10:00開廷
※裁判終了後、公判報告会を行います(参議院議員会館B103)。  
 
海渡雄一著 支援団・告訴団監修の新刊が出ました!
『東電刑事裁判で明らかになったこと 予見可能だった原発事故はなぜ起きたか』
A5版/96ページ/並製
価格:1,000円+税
出版:彩流社
ISBN978-4-7791-2535-5 C0036
第27回公判までの経過を網羅。争点のポイントや新たに判明した事実を徹底解説!原発事故刑事裁判のみならず原発問題に関心のある方必携のブックレットです!
 

福島第一原発事故後、甲状腺の悪性ないし悪性の疑いは207人(一人は良性結節)
手術を受けて甲状腺がんと確定した人は166人となりました。
2018年12月27日
 
ここに書かれている数字はあくまで福島県「県民健康調査」検討員会の管轄下の数字であって、漏れているのもありますし、県外は入っていません。白石草さんの特定非営利活動法人[ourplanet-tv]のまとめの部分を転載します。
 
混迷する福島の甲状腺検査~専門家が2時間半議論
投稿者:ourplanet 投稿日時:水, 12/26/2018 - 01:26
福島第一原発事故後、福島県が実施している「県民健康調査」あり方を議論している検討委員会の第33回目会合が27日、福島市内で開催された。甲状腺検査について集中的に取り上げ、インフォームドコンセントのあり方や学校検診などのめぐり、約3時間にわたって議論した。検査により穿刺細胞診で悪性ないし悪性疑いと診断された患者は5人増えて207人(うち一人は良性結節)。手術を受けて、甲状腺がんと確定した患者は2人増えて166人となった。
一方、福島県は今月13日、県議会の公安福祉委員会で、「甲状腺検査サポート事業」により医療費の交付を受けた患者233人すべてが甲状腺がん(疑い)であるとの答弁したことについて、県民健康調査課の鈴木陽一課長は、答弁は誤りだったと述べ、甲状腺がんは77人だと修正した。
甲状腺検査サポート事業の要項によれば、同事業に「申請できるもの」は「甲状腺がん(疑い)」の医療費」に限定されている。また申請者向けの「Q&A」でも、甲状腺がん以外の甲状腺疾患は対象にならないと記載されており、今後、医療費の交付を求める患者に混乱が生じる恐れがある。
県民健康調査甲状腺検査サポート事業について
 
被曝量と甲状腺がんの関係を検討へ~福島県
投稿者:ourplanet 投稿日時: 金, 10/26/2018 - 10:36
原発事故当時18歳以下だった子どもを対象に行われている福島県甲状腺検査をめぐり、検査結果を評価している第11回目「甲状腺評価部会」が開かれ、次回以降、被曝と甲状腺がんとの関係を検討することが決まった。
解析を行うのは、国連科学委員会(UNSCEAR)が2013年に公表した市町村別の甲状腺被曝線量と福島の県民健康調査で見つかっている甲状腺がんの数との関係。UNSCEARが推計している市町村別データをもとに線量ごとのグループを作り、甲状腺がんの数との関係を検討する。次回にデータを公表し、来年11月までに報告書をまとめる。
 
2巡目の解析は実施せず~当初計画は断念へ?
チェルノブイリでは、事故後4年以降に甲状腺がんが増えたとして、福島県甲状腺検査では、2011年から13年にかけて実施した1回目の検査を「先行検査」と位置づけ、2巡目以降のデータと比較する予定だった。しかし、2015年3月に1巡目のデータをもとに「中間とりまとめ」を公表したまま、2年以上の間、2巡目に関する解析も新たな分析も実施していない。
鈴木元部会長は、新たな解析が必要との姿勢を示す一方、1巡目と2巡目を比較する「輪切りの研究はしない」と明言。1巡目と2巡目の甲状腺がんの数を積算したうえで、UNSCEARが公表している市町村別の甲状腺被曝線量と照合し、「Dose-Respons(線量-効果)」関係に基づいて被曝影響を確認していくとの考えを示した。市町村の人口の差が大きいことから、線量ごとにグループなどを作って比較するという。
  
「同意書」や「学校検診」をめぐる激論
この日の部会では、ほかに学校検診や検査を受ける際のインフォームドコンセントをめぐり、委員同士で激しく意見が対立。甲状腺検査は「過剰診断を招いている」と指摘する大阪大学の高野徹委員や祖父江友孝委員が、検査の有害性をきちんと数字で示すべきとの考えに対し、神奈川予防医学協会の吉田明委員や、帝京大学ちば総合医療センターの南谷幹史委員など甲状腺の臨床医が反発し、「死亡率ではなく、QOLをあげることが大切」「そのまま放置すれば危険」といった意見が相次いだ。
また高野委員が海外の論文をもとに、米国では、超音波検査ではなく触診が推奨されていると主張すると、鈴木部会長が「文献の読み方にバイアスがかかっているのではないか」とチクリ。南谷委員は「触診は甲状腺を専門とする医師でないと難しい。超音波は侵襲性が低く、これほど適切なものはない」と述べると、伊藤病院の加藤良平委員は「この検査を一般のがん検査と比較するのが間違っている。チェルノブイリ甲状腺がんが多いことを背景にスタートした。将来の子どもたちをどうにかしたいと思ってやっている。子どもの甲状腺がんのフォローアップデータはほとんとない。大人の甲状腺がんとは分けて考えるべき」と指摘した。
 
配布資料
 

原発事故国民が払うツケ
福島の事故での賠償や廃炉、除染などの費用の総額は、国の試算で21.5兆円に膨れている。これからも国民負担は、なし崩し的に増えて行きます。
国は2015年から原賠法改正の議論を始めたが結局、責任明確化の結論が出ず、賠償準備の上限額が据え置きになった。
原子力損害賠償法が2011年の事故後初めて改正かと思いきや、被災者にすぐ賠償できるよう国が電力会社に融資する制度が出来た、と政府は言っているが、当初検討されていた電力会社が支払う賠償に上限を設けて国の責任を明確にする案や、電力会社に保険などで準備させる額の引き上げは見送られた。ゼロ改正に等しい。(2018年12月)
 

福島第一原発事故から8年~
 
原発のない社会をどう創る?今、私たちにできること」
日時:2019年2月17日(日)14:00~16:30
場所:県民交流プラザ和歌山ビック愛9階 会議室C
講師:末田一秀氏(はんげんぱつ新聞 編集委員
主催:子どもたちの未来と被ばくを考える会 
 
「フクシマを忘れない!原発ゼロへ 和歌山アクション2019」
日時:2019年3月10日(日)10:00~16:00 参加無料
場所:和歌山市南コミニテイセンター(旧地場産業振興センター)
    和歌山市紀三井寺856番地 ☎073-494-3755
 
「3・21さようなら原発全国集会」
日時:2019年3月21日(木・祝)
場所:代々木公園B地区
 11:00 出店ブース開店
 12:30 開会 野外ステージ
 13:30 発言
 15:10 デモ出発
 

 汐見恵さんが亡くなったと娘さんから電話を頂いたのは2月5日の夜でした。元気でお正月も3人の娘さんと過ごしたそうです。当日もお昼ご飯に好物のカレーを食べてその後休まれてそのまま亡くなられたそうです。原因が分からないそうです。
 汐見先生が2016年3月20日に亡くなられてから、恵さんは雑賀崎にある特別養護老人ホームに入られていました。
 私は何度か面会に行ったのですが、今年は流感のシーズンが過ぎてからと思っていました。昨年はこの時期面会できませんでしたから。もう一度お会いしときたかった。公私ともに長いおつき合いをしていただきました。
 お葬式は家族葬でした。私はお通夜、告別式に参列させて頂きました。恵さんのお顔がとてもきれいでした。
 2001年5月に泉谷富子さんが亡くなられて、それまで代表2人で開会のあいさつは汐見恵さん。終わりの挨拶が泉谷富子さんということになっていました。女の会結成から14年間。裁判にも大阪まで2人で行って下さっていました。女の会のニュースの発送から始まって、ひじきの袋づめなど3人で作業したのを思い出しながら、汐見恵さんは泉谷富子さんが亡くなられた時、とても気落ちしているように私は思っていました。女たちの会ニュース47号には泉谷富子さんを偲ぶ恵さんの文章が残っていますがその後のニュースの中に恵さんの文章がありません。
 その後も会の講演会(2011年2月まで)には汐見先生とお二人で参加していただいていました。
 恵さん長い間本当にありがとうございました。
 

(記)福島第一原発事故から8年経ちました。9年目、まだまだ問題が山積しています。私個人としましては今回で会の活動・ニュース発行は終わりにさせて頂きます。昨年から会費も徴収しておりません。4人の方が会費を送って下さっていますが今回のニュース発行郵送代に使わせていただきたいと思います。有志の方で後のことは考えて頂ければ幸いです。                                     
                         2019年2月11日  松浦雅