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2022/4/9(土)清水雅彦氏講演会~「守ろう9条 紀の川 市民の会」第18回総会記念講演~のお知らせ

2022/4/9(土)清水雅彦氏講演会~「守ろう9条 紀の川 市民の会」第18回総会記念講演~のお知らせ

 2月5日から同月27日まで、和歌山県にも「まん延防止等重点措置」が適用され、連日、500人前後の新規感染者が発生するなど、新型コロナウイルス感染症をめぐる情勢は、まことに予断を許さぬ状況が続いています。
 そのような中でも、既に決定済みの企画の広報を始めなければならないタイミングとなりました。今回ご紹介する「守ろう9条 紀の川 市民の会」第18回総会の記念講演についても、企画が決定したのは昨年12月のことで、コロナ流行の第5波は全国的に収束し、和歌山でも長く新規感染者「0」が続いていた時期でした。

 今年の総会記念講演の講師をお引受けいただいた清水雅彦先生(日本体育大学教授・憲法学)には、実は、2014年11月8日に開催した憲法フェスタでも講演していただいておりますので、当会では2度目のご講演ということになります(当日の憲法フェスタの模様については以下の私のブログをご参照ください)。

2014年11月8日 
『脱走兵』が日本の現実とならないように~11/8守ろう9条紀の川市民の会「第11回 憲法フェスタ」 

 また、その際の清水先生のご講演「ちょっと待った!集団的自衛権~日本を戦争する国にさせない~」の概要は、会紙「九条の会・わかやま」に掲載された要約(3回分載)をお読みください。

会紙「九条の会・わかやま」第260号 
会紙「九条の会・わかやま」第261号 
会紙「九条の会・わかやま」第262号 

 ところで、「守ろう9条 紀の川 市民の会」が清水先生に「2度目の講演」をお願いしたのと時を同じくして、同時期に和歌山で開催される憲法関連の講演会でも、符節を合わせたように、「2度目の講演」が企画されていました。

2022年4月28日(木) 青年法律家協会和歌山支部
⇒半田滋氏(防衛ジャーナリスト) 2014年に続いての依頼 

2022年5月21日(土) 憲法九条を守るわかやま県民の会
渡辺治氏(一橋大学名誉教授) 2018年に続いての依頼 

 ちょうど同じ時期に3つの団体がそれぞれかつて講演していただいたことのある講師に再度の講演依頼を行ったのはおそらく偶然ではないだろうと思います。私は、そのうちの2つの企画決定に関与していますが(紀の川市民の会と青法協)、2021年秋の岸田新政権の発足と衆院総選挙を承け、何とももどかしい閉塞感の中で、どうすれば今後の展望を切り開いていけるのか、その手がかりを得たいという切実な思い(少なくとも私はそうでした)から、かつてお願いした講師陣の中から、現時点で最も有益なお話をうかがえる方ということで、再度の講演をお願いすることにしたのではないかと思います。

 4月から5月にかけての以上の3つの講演会は、時期から考えて、内容的にかぶる点もあるかと思いますが、私としては、連続講演会として、できれば複数参加することにより、しっかりした自分なりの現状分析をするための得難い機会ととらえていただければと期待しています。

 それでは、以下に「守ろう9条 紀の川 市民の会」第18回総会のチラシ文字情報を転記しますが、4月にコロナ禍の状況がどうなっているのか、今から予想することは困難です。清水先生は、和歌山まで来られ、聴衆と直に対面しながら講演されることに大変意欲的ですが、状況によっては、来和せずにリモートでご講演いただき、その映像を河北コミセンのスクリーンで上映する(昨年の上脇博之先生の時と同じ方式)ことになる可能性もあります。なお、主催団体のスキルの関係から、ZOOMやYouTube LIVEなどを利用したリモート参加方式は準備できませんので悪しからず。

(チラシの文字情報から引用開始)
守ろう9条 紀の川 市民の会 第18回 総会

 岸田政権は昨年末に、「国家安全保障戦略」や「防衛計画の大綱」の改定を表明し、その上で「ミサイルの脅威に対抗するための能力を含め、国家の防衛に必要なあらゆる選択肢を検討する」と表明しました。これは、憲法上問題がある「敵基地攻撃能力」を保有するということであり、いわゆる日米「2プラス2」で検討を対米公約したのは大問題です。   
 日本政府は軍事対応の強化ではなく、いかなる国の覇権主義も許さず、国連憲章など国際法に基づき、あらゆる紛争を話し合いで解決する憲法9条を生かした平和外交に徹することこそ必要です。
 日本経済は、安倍・菅政治をはじめ歴代自民党政権から続く新自由主義路線で、雇用破壊による賃下げ、社会保障の切り捨て、消費税増税などによって国民の購買力を奪い、いつまでたっても経済成長できないジレンマに陥っています。今求められるのは6兆円もの軍拡ではなく、国民の暮らしを豊かにし、消費を増やし、平和な日本にしていくことではないでしょうか。そのために私たちは何をしなければならないかを考えたいと思います。多数のみなさまのご参加を願っています。

※総会は会員でなくてもどなたでも参加できます。是非多くの方にご参加いただきたいと願っています。

日時 2022年4月9日(土)午後1時30分~4時20分
場所 河北コミュニティセンター 2F 多目的ホール
      和歌山市市小路192-3(TEL:073-480-3610)(無料駐車場あり)
 南海本線紀ノ川駅」下車徒歩3分(改札口を左折120m、左折し踏切を越え180m、右側)
 和歌山バス・六十谷線(川永団地⇔南海和歌山市駅)「梶取東(かんどりひがし)バス停」前

◎第1部 記念講演 13:40~15:2022年2月12日
「岸田政権が狙う改憲をめぐる情勢と私たちの課題」
 講師 清水 雅彦 氏
  日本体育大学教授(憲法学)、九条の会世話人

◎第2部 総会議事 15:20~16:10

記念講演はコロナ禍の状況によっては、会場内での映像による講演に変更する場合があります

お願い
●4月9日当日、発熱がある方、体調不良の方は参加をご遠慮ください。
●会場入場の際は手の消毒を行い、会場内ではマスク着用をお願いします。
●ご来場の際は必ず「参加者カード」にお名前・住所などをご記入ください。

主催:守ろう9条 紀の川 市民の会
お問合せ先:090-3165-1889 原 通範
(引用終わり)

 なお、スペースが限られているため、チラシには掲載できなかった講師の清水先生のプロフィールについては、会員向けに送付予定の総会開催通知に記載した内容(清水先生の了解済み)をご紹介しておきます。

【講師プロフィール】
◎1966年兵庫県生まれ。
明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学、札幌学院大学法学部教授などを経て、日本体育大学スポーツマネージメント学部教授。専門は憲法学。
九条の会世話人、戦争をさせない1000人委員会事務局長代行、民主主義科学者協会法律部会事務局長
◎主な著書
『治安政策としての「安全・安心まちづくり」』(単著)、『平和と憲法の現在』(共編著)、『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか?』(単著)、『秘密保護法から「戦争する国」へ』(共編著)、『9条改憲 48の論点』(単著)など多数
◎趣味 鉄道、バイク、映画など

(過去「守ろう9条 紀の川 市民の会」で講演された憲法研究者一覧)
2012年 憲法フェスタ 吉田栄司関西大学教授
2014年 総会 森英樹名古屋大学名誉教授 ※2020年4月 ご逝去
2014年 憲法フェスタ 清水雅彦日本体育大学教授
2015年 憲法フェスタ 高作正博関西大学教授
2016年 総会 石埼 学龍谷大学教授
2017年 総会 植松健一立命館大学教授
2017年 憲法フェスタ 本 秀紀名古屋大学大学院教授
2018年 総会 三宅裕一郎三重短期大学教授 ※現・日本福祉大学教授
2018年 憲法フェスタ 飯島滋明名古屋学院大学教授
2019年 総会 長峯信彦愛知大学教授
2019年 憲法フェスタ 長岡徹関西学院大学教授
2020年 憲法フェスタ 君島東彦立命館大学教授
2021年 総会 上脇博之神戸学院大学教授(オンライン講演)
2021年 憲法フェスタ 多田一路立命館大学教授

(弁護士・金原徹雄のブログから/清水雅彦さん関連)
2015年11月3日 
「運動論」を語れる憲法学者・清水雅彦日本体育大学教授の講演動画視聴の勧め 
2017年7月26日 
法律家6団体アピール「自衛隊の存在を9条に明記する安倍改憲提案に反対します」と清水雅彦氏講演動画「『2020年 安倍改憲』~その中味と狙いとは何か」のご紹介 
2017年10月22日 
清水雅彦氏(日本体育大学)講演動画「学ぶ!安倍改憲の真実!」(10/17市民連合@国分寺)を視聴する 

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