wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

今年も「九条連」は紀州おどりに参加します!

 今晩(2013年7月25日)配信した「メルマガ金原No.1429」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
今年も「九条連」は紀州おどりに参加します!
 
 和歌山市民なら知らない者はいない(多分)夏の風物詩に「紀州おどり」がありす。
 全国的な知名度はいまひとつかもしれませんが、昭和44年(1969年)に第1回を開催して以来、今回が45回目の節目の年となります(唯一、第30回だけが悪天候で中止となりました)。
 第1回以来、踊られるのは「ぶんだら節」という創作舞踊(?)です(今では、「正調ぶんだら節」とニュー・ヴァージョンでアップテンポの「ぶんだら21」の両部門があります)。
 
 和歌山市のホームページに掲載された「紀伊国屋文左衛門とぶんだら」という文章を引用してみましょう。
 
(引用開始)
ぶんだら節は、荒海に乗り出す江戸中期の豪商・紀伊国屋文左衛門の意気と壮挙をイメージしその名にちなんで「ぶんだら」と名付けられたそうです。文左衛門を何度も繰り返して言ううちに「ぶんだら」が出てきた、という一説もあります。黒潮洗う南国紀州の美しさと豪快さを連想させると同時に、躍動力のある民謡です。
このおどりは、昭和44年に市政80周年を記念して作られました。郷土芸能の育
成・市民相互の連帯意識・郷土愛護観念などを願い、誕生したのが紀州おどりです。毎年10万人を超える人出で賑わいます。
(引用終わり)
 
 私も和歌山市生まれの和歌山市育ちであり、第1回が開かれた昭和44年といえば、中学校3年生だったのですが、正直言って、当時「紀州おどり」も「ぶんだら節」も、私の関心の外にあったことは間違いありません(高石友也や岡林信康に夢中になっているフォーク少年でしたからね)。
 
 当時の「ぶんだら節」がどのようなものであったかが分かる「第8回紀州おどり(ぶんだら節)」という貴重な映像があります(第8回といえば1976年、映画『犬神家の一族』が大ヒットした年か・・・)。
 
 それから時は移り、平成17年(2005年)8月6日(土)に開催された第37回紀州おどりに、聞き慣れない「九条連」と名乗る連が初出場しました。
 それぞれの連は、出場申込みをする際に、自分たちの自己紹介をかねたアピール文を実行委員会に提出するのですが、2005年に初出場した際に「九条連」がどのような文章を提出していたか、私の手元に記録は残っていないのですが、多分こういう内容だったのではないかと思います。
 
「私たち憲法9条を守る和歌山弁護士の会と9条ネットわかやまは、世界に誇る平憲法9条を守り、再び戦争の惨禍が起こることのないよう活動しています。戦後60年、平和な日本を築き上げてきた憲法9条に感謝しながら、力いっぱい踊ります」
 
 実は、上記の文章は、「紀州おどり『ぶんだら節』のブログ」という実行委員会事務局の公式ブログに掲載された「参加連紹介 九条連♪」(2013年7月24日アップ)からの引用なのです。
 今年の「参加連紹介」としてアップされている文章なのですから、今年の出場申込書に書かれた文章だと思うのですが、「戦後60年」というのは2005年のことですからね。初出場以来、申込書を書く者は、みんな前年の文章を手直しもせずそのまま踏襲していたのだろうか(?)。
 

f:id:wakaben6888:20060101012130j:plain

 いずれにせよ、上記の文章にあるとおり、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」と「9条ネットわかやま」(2005年出場の際は設立準備会の段階だったかもしれません)の呼びかけにより、県下の(と言っても和歌山市中心ですが)「9条を守りたい」という人たちが結集した「九条連」は、今年で連続9回目の出場となります。
 なお、添付した写真は、昨年の第44回紀州おどりに参加した「九条連」を撮影したスナップです。
 
 さて、ここからは「九条連」への参加が可能なエリアの方々への呼びかです(ちなみに、参加のための年齢制限はなく、和歌山市民である必要もありません)。
 参議院選挙も終わり、日本国憲法は、1947年の施行以来最大の危機を迎えています。
 そのような時期だからこそ、「9条を守りたい」という市民がこんなに大勢いるんだいうことを是非広くアピールしましょう。
 紀州おどりの模様は、録画ではありますが、地元テレビ和歌山が「完全中継」してくれます。

f:id:wakaben6888:20060101012824j:plain

 スタート前の集合場所で事前練習を行いますので、未経験者でも、1時間も練習すればすぐに踊れるようになります。どうしても踊りは苦手という人のためには、「9条ネットわかやま」幟や「平和」幟を持って歩くという重要な役もあります。
 是非1人でも多くの方が「九条連」に結集されますよう呼びかけます。
 
第45回紀州おどり(正調ぶんだら節の部)に出場する「九条連」について
開催日 2013年8月3日(土) 「九条連」スタート時刻:午後7時01分  
 
「九条連」集合場所 
 和歌山市勤労者総合センター6F文化ホール(和歌山市西汀丁34)
「九条連」集合時刻 
 午後5時
※「勤労者総合センター」に集合し、事前練習をした後にスタート地点に歩いて移動します。集合場所には、例年通りお茶やおにぎりを用意します。

 

現地集合の方へ。勤労者総合センターに行くだけの時間的余裕がないので、直接スタート地点(三木町交差点)に向かうという方は、6時30分現地集合といことでお願いします。