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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

原発賠償関西訴訟の第1回口頭弁論を模擬法廷で追体験する

 今晩(2014年10月15日)配信した「メルマガ金原No.1879」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
原発賠償関西訴訟の第1回口頭弁論を模擬法廷で追体験する

 去る9月18日(木)午後2時から、大阪地方裁判所202号法廷において、福島県などから関西に避難してきた住民などが国と東京電力に対して損害賠償を求めた原発賠償関西訴訟
の第1回口頭弁論期日が開かれました(同地裁第22民事部/相澤眞木裁判長)。
 一応、私も弁護団の一員ではあるのですが、当日は所用のために欠席したため、次回(12月4日ですが)は何とか出席しなければと考えています。
 
 なお、原発賠償関西訴訟は、昨年の9月17日、12月18日、そして今年の3月7日と、3次にわたって集団提訴していますが、第1回の口頭弁論期日には第2次提訴分までが併合されました(原告数は第2次までで120名)。第3次提訴分(原告105名)については事情により併合が間に合わず、併合して審理されるのは第2回期日以降となります。
 
 さて、裁判というのは民事であろうが刑事であろうが、「公開の原則」が憲法上の要請であるため、誰でも傍聴できるのですが、希望者多数の場合には抽選が行われることになります。そして、実際に裁判でどういうことが行われたかを目撃することが出来るのは、裁判所関係者以外には、当事者(民事の代理人、刑事の弁護人・検察官等を含む)と傍聴人だけであり、法廷の中の様子は、開廷前に神妙な顔をした裁判官などを撮影するテレビの短い映像と、あとは報道機関が独自に作成する廷内のスケッチなどで想像するしかありません。
 重大事件などでは、裁判終了後に弁護団が記者会見や報告会を開き、概略を説明するのが普通ですが、なかなかそれだけでは、裁判を追体験するというところまではいきません。
 
 最近大型事件ではよく行われているかどうかまで知らないのですが、今回は、抽選に漏れた支援者の方などを対象に、裁判所近くの大阪市中央公会堂(旧「中之島公会堂」)において「模擬法廷」が開かれました。実際に大阪地裁202号法廷で行われているはずの裁判の模様を、ほぼリアルタイムで再現するというものです。
 これは、裁判所と当事者による事前の進行協議が行われているため、どのようなスケジュールで誰がどういう意見陳述をするかが決まっており、もちろん、意見陳述をするのは全て原告側であるため、弁護団の手元には陳述用の原稿がある訳で、「模擬法廷」で原告役などを務める弁護士は、その原稿に基づいて(真に迫って?)意見陳述を行うという訳です。
 
 そして、その「模擬法廷」の模様を収録した動画が、このたび YouTube にアップされ、どなたでも視聴できることになりました。
 是非、1人でも多くの方にこの映像を視聴していただき、この訴訟にかけた原告の皆さんの思いを受け止めていただければと思います。
 
20140918 原発賠償関西訴訟 第一回期日 模擬法廷

冒頭~ 原告団・弁護団裁判所へ
以下「模擬法廷」
5分~ 開廷 
主張立証関係
 原告 訴状陳述
 被告東電 答弁書陳述
 被告国 答弁書陳述
7分~ 
原告・森松明希子さん(原告団代表/福島県郡山市から避難) 意見陳述 
(もちろん女性弁護士が代役を務めます/以下同じ)
22分~ 2人目の原告(福島県浪江町から避難) 意見陳述
34分~ 原告・太田歩美さん(茨城県水戸市から避難) 意見陳述
弁護団員によるプレゼンテーション
49分~ ① 福島第一原発事故が被害者から奪ったもの
61分~ ② 国・東京電力の責任
76分~ ③ 避難の社会的相当性
96分~ 金子武嗣弁護団長 意見陳述

 なお、中央公会堂では、「模擬法廷」終了後、本物の法廷を終えた原告団・弁護団が合流し、そのまま報告集会に移行しましたが、その動画もアップされています。
 今後とも、原発賠償関西訴訟に注目をお願いします。
 

20140918 原発賠償関西訴訟 第一回期日 報告集会


※次回以降の期日は以下のとおり予定されています。
第2回 2014年12月4日(木)午後2時~
第3回 2015年 3月5日(木)午後2時~
 

(付録)
『Don't mind(どんまい)』 作詞
作曲:ヒポポ大王 演奏:ヒポポフォークゲリラ