今晩(2014年10月21日)配信した「メルマガ金原No.1885」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
今日ご紹介しようと思うのは、一昨日(10月19日)、神戸市の兵庫県私学会館において開催された「さよなら原発神戸アクション」主催による「原発差止め判決は覆せない!!神戸集会」です。
どのような集会であったのか、主催者の公式ブログに掲載された案内を引用します。
http://sayogenkobe.blog.fc2.com/blog-category-31.html
参加費 1000円
主催 さよなら原発神戸アクション
主催 さよなら原発神戸アクション
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井戸謙一さんは、1999年に志賀原発2号機の建設運転差止め判決を出された裁判官です。5月に出された福井地裁の大飯原発差止め判決の意義、とくに311原発事故後に司法がどう変わったのかを分かりやすく説明していただきます。
竹本修三さんは、大飯原発の差止めを求める京都訴訟の原告団長で、地震の専門家でもあります。京都訴訟で3000人の原告参加をよびかけられています。原発差止め判決を確定していく取り組みにあなたも参加してください。
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井戸謙一(いど けんいち)さん プロフィール
1954年 大阪生まれ 1979年 裁判官任官 2011年 退官(在官年数32年)
現在 弁護士(滋賀弁護士会所属)
1954年 大阪生まれ 1979年 裁判官任官 2011年 退官(在官年数32年)
現在 弁護士(滋賀弁護士会所属)
竹本修三(たけもと しゅうぞう)さん プロフィール
1942年 埼玉県秩父市生まれ。 京都大学理学部卒。理学博士。 京大防災研究所助手、京大理学部助教授、京大大学院理学研究科教授を経て、2006年3月に定年退官。日本学術会議測地学研究連絡委員会委員長、日本測地学会会長、地震予知連絡会委員、国立天文台運営協議員・運営会議委員などを歴任。専門は、固体地球物理学・測地学。
(引用終わり)
1942年 埼玉県秩父市生まれ。 京都大学理学部卒。理学博士。 京大防災研究所助手、京大理学部助教授、京大大学院理学研究科教授を経て、2006年3月に定年退官。日本学術会議測地学研究連絡委員会委員長、日本測地学会会長、地震予知連絡会委員、国立天文台運営協議員・運営会議委員などを歴任。専門は、固体地球物理学・測地学。
(引用終わり)
この集会の模様はIWJ兵庫によって中継されました。
2014/10/19 【兵庫】原発差止め判決は覆せない!神戸集会 ―講演 井戸謙一
弁護士ほか(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/186266
1分~ 開会
2分~ 主催者あいさつ(高橋秀典氏)
11分~ 井戸謙一氏講演「原発差止め判決は覆せない!」
1時間26分~ 竹本修三氏講演「地震国ニッポンで原発稼働は無理!京都訴訟の訴え」
2時間36分~ 質疑応答
2時間59分~ 「川内原発再稼働に反対する決議」採択
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/186266
1分~ 開会
2分~ 主催者あいさつ(高橋秀典氏)
11分~ 井戸謙一氏講演「原発差止め判決は覆せない!」
1時間26分~ 竹本修三氏講演「地震国ニッポンで原発稼働は無理!京都訴訟の訴え」
2時間36分~ 質疑応答
2時間59分~ 「川内原発再稼働に反対する決議」採択
私がこの兵庫で行われた集会に注目した理由にすぐ気がつかれた方は、私のメルマガ(ブログ)の相当ヘビーな読者であり、おそらくいても片手の指で数えられる程度だと思いますが、今年書いた以下の2本の記事の「続編」と言ってもよいものです。
2014年5月21日
福井地裁が画期的判決(大飯原発3号機、4号機運転差し止め)
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/38226486.html
福井地裁が画期的判決(大飯原発3号機、4号機運転差し止め)
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/38226486.html
2014年10月6日
あなたも京都脱原発訴訟(大飯原発差止請求)の原告になりませんか?~第三次提訴原告募集中!
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/40595273.html
あなたも京都脱原発訴訟(大飯原発差止請求)の原告になりませんか?~第三次提訴原告募集中!
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/40595273.html
つまり、大飯原発3号機、4号機の運転差止を命じた5月21日の福島地裁判決(現在、控訴審に係属中)を承け、同じく大飯原発1号機、2号機、3号機、4号機の稼働差止などを求めている京都脱原発訴訟原告団が、現在約2000人の原告団を一気に3000人に増やすという目標を立てて第三次原告を大募集中であり、原告団長の竹本修三さん(京都大学名誉教授/固体地球物理学・測地学)が各地を「遊説」に回っているのですが、一昨日のこの集会は、竹本修三団長の「第三次原告募集ツアー・神戸公演」でもあったのです。
今回の神戸集会では、井戸謙一さんから、原発訴訟の判断枠組、これまでの原発訴訟の流れ、5月21日福井地裁判決の特徴、今後司法は変わるのかなど、元裁判官であり、現在多くの原発訴訟を手がける弁護士としての貴重なお話が伺えます(音声レベルが低いために相当耳をすまさねばなりませんが)。
後半は竹本修三氏の講演ですが、同氏の専門研究分野が「個体地球物理学」と聞いても、「それ何?」状態の文系人間なので、分かりやすい説明はないかと調べてみたところ、東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻のホームページに「個体地球物理学」についての説明が載っていました。「当講座では、地震学および火山物理学をもとに、地震発生や火山現象のダイナミクス、地球内部構造や地震波伝播過程について、モデリング、データ解析、観測研究を進めています。最近は、地震波干渉法、東北地方太平洋沖地震、マグマ上昇・爆発過程や火山噴火予知に関する研究を進めています」
http://www.zisin.geophys.tohoku.ac.jp/index-j.html
これは、たまたま現在の東北大学大学院地球物理学専攻での研究テーマであって、他研究機関ではまた別の研究をしているのかもしれませんが、少なくとも、「個体地球物理学」についての大まかなイメージをつかみ、竹本さんが京都脱原発訴訟原告団の団長を引き受けられた学問的バックボーンを理解するよすがとはなりそうです。
http://www.zisin.geophys.tohoku.ac.jp/index-j.html
これは、たまたま現在の東北大学大学院地球物理学専攻での研究テーマであって、他研究機関ではまた別の研究をしているのかもしれませんが、少なくとも、「個体地球物理学」についての大まかなイメージをつかみ、竹本さんが京都脱原発訴訟原告団の団長を引き受けられた学問的バックボーンを理解するよすがとはなりそうです。
さて、竹本修三団長を招いた「京都脱原発訴訟第三次原告募集ツアー・和歌山公演」の企画を具体化しなければなりませんね。江利川春雄先生、どうしましょうか?
(付記)
10月6日のメルマガ金原の記事を読み、早速、第三次原告募集に応募してくださった方が複数おられるということを聞きました。まことにありがとうございました。
10月6日のメルマガ金原の記事を読み、早速、第三次原告募集に応募してくださった方が複数おられるということを聞きました。まことにありがとうございました。