読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

山口二郎法政大学教授による「戦後70年目の日本政治」一応の総括~12/11立憲デモクラシー講座 第3回)

政治 学問
 今晩(2015年12月12日)配信した「メルマガ金原No.2302」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
山口二郎法政大学教授による「戦後70年目の日本政治」一応の総括~12/11立憲デモクラシー講座 第3回)

 立憲デモクラシーの会が主催する連続講座「立憲デモクラシー講座」については、第1回(11/13)の石川健治東京大学教授(憲法学)による講演、というよりも講義でしたね、をご紹介しました(佐々木惣一が発見した「国民の存在権」(憲法13条)と自民党改憲案~石川健治東大教授の講義で学ぶ(11/13立憲デモクラシー講座 第1回)/2015年11月15日)。
 今日は、第2回(11/27)千葉眞国際基督教大学特任教授(政治学)と第3回(12/11)山口二郎法政大学教授(政治学)の講演(講義)動画をご紹介します(いずれも三輪祐児さんのUPLANから)。
 
2015年11月27日(金)早稲田大学早稲田キャンパス3号館教室
千葉 眞氏(国際基督教大学特任教授、政治学)
「代表制民主主義と参加民主主義との確執:自由民主義体制において民主主義革命の必要を語るのは適切か」(1時間58分)
 

2015年12月11日(金)早稲田大学早稲田キャンパス3号館401教室
山口二郎氏(法政大学教授、政治学)
「戦後70年目の日本政治:民主主義を再考する--参加、代表、多数決」(1時間58分)
 

 まだとびとびにしか視聴できていませんが、味わい深い千葉先生のお話も是非じっくり拝聴したいとは思いますが、まずは、立憲デモクラシーの会共同代表である山口二郎教授の講演を視聴されることをお勧めします。
 冒頭のマクラに振られていた講演案内のtweetで紹介した「樋口陽一先生からのお叱り」というのを引用しておきます。
 
山口二郎 ‏@260yamaguchi 1:41 - 2015年12月9日
「明後日、立憲デモクラシー講座で講義をします。18時半から早稲田大学3号館、401教室です。以前、樋口陽一先生に、「民主党が政権なんか取るから安倍みたいなのが出てきた」という批判をいただき、これに対する私なりの答えの模索を話する予定」
 
 つまり、当初予告されていた「民主主義を再考する--参加、代表、多数決」という演題に、「戦後70年目の日本政治」が付け加わり、そちらの方がメインになったという訳です。
 民主党への政権交代の旗を振った山口教授としては、その「おとしまえ」をつけざるを得ない訳で、立憲デモクラシーの会や安全保障関連法に反対する学者の会での活発な活動も、その実践の一環ということだと思います。
 今回の講義は、安保法制成立という節目を迎え、また「戦後70年」が間もなく暮れる師走でもあることから、戦後民主主義の行き着いた先がなぜ「安倍政権」だったのか?ということについて、政治学者としての一応の総括をしようと決意されたのだろうと思います。
 その総括に納得できるかどうかはともかくとして、聴くに値する講義だろうと思います。
 
 なお、今後の立憲デモクラシー講座の予定を、同会ホームページから引用しておきます。
 
2016年1月8日(金)早稲田大学早稲田キャンパス3号館401教室
 中野晃一氏(上智大学教授、政治学)
 「グローバルな寡頭支配vs.立憲デモクラシー:集団的自衛権、TPP、安倍談話」
2016年1月29日(金)早稲田大学早稲田キャンパス3号館401教室
 杉田 敦氏(法政大学教授、政治学)
 「憲法9条の削除・改定は必要か」
2016年3月4日(金)早稲田大学早稲田キャンパス22号館201教室
 三浦まり氏(上智大学教授、政治学)
 「私たちの声を議会へ:代表制民主主義の再生」
2016年3月18日(金)早稲田大学早稲田キャンパス22号館201教室
 齋藤純一氏(早稲田大学教授、政治学)
 「市民社会と公共圏」
2016年4月8日(金)会場未定
 高見勝利氏(上智大学教授、憲法学
2016年4月22日(金)会場未定
 阪口正二郎氏(一橋大学教授、憲法学
2016年5月13日(金)会場未定
 西谷 修氏(立教大学特任教授、哲学)
 

(忘れないために)
 「自由と平和のための京大有志の会」による「あしたのための声明書」(2015年9月19日)を、「忘れないために」しばらくメルマガ(ブログ)の末尾に掲載することにしました。
 
(引用開始)
  あしたのための声明書
 
わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。
 
わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。
 
わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。
 
わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。
 
きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。
 
わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。
 
     自由と平和のための京大有志の会
(引用終わり)
 

(付録)
『Don't mind (どんまい)』 作詞・作曲:ヒポポ大王 演奏:ヒポポフォークゲリラ