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放送予告4/24『若冲・よみがえる“神の色彩”~生誕300年・江戸の天才絵師の謎~(仮)』(NHKスペシャル)

 今晩(2016年4月12日)配信した「メルマガ金原No.2424」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
放送予告4/24『若冲・よみがえる“神の色彩”~生誕300年・江戸の天才絵師の謎~(仮)』(NHKスペシャル)

 今日は、毎日配信するメルマガ金原をブログに転載するに際し、堂々と「美術」に分類することになる記事をお届けします。
 テーマは、今年生誕300年を迎えた伊藤若冲(1716年~1800年)です。
 といっても、若冲(じゃくちゅう)の作品について私が蘊蓄を傾けるだけの知識などあるはずがありません。
 何しろ、「弁護士・金原徹雄のブログ」のカテゴリーには、長らく「美術」など設けていませんでした。それが、私の知人の小学校(私の母校)6年生になるお嬢さんが、第1回和歌山県ジュニア美術展覧会(ジュニア県展)の「立体」の部で最優秀賞を受賞し、和歌山県立近代美術館で展示されることになったため、その展覧会を鑑賞した感想をブログにアップするに際し、初めて「美術」というカテゴリーを作ったのですが、いまだにその時書いた以下の記事1本しか「美術」カテゴリーには分類されていません。
 
 
 そんな美術には無知な私でも、さすがに「若冲」の名前くらいは聞いたことがあるというのは、2016年度第1学期に正式に科目登録して受講しようと思いDVDに録画した放送大学の「日本美術史('14)」(45分講義×15回)を、主任講師(佐藤康宏東京大学教授)が放送大学客員教授を辞任し、「日本美術史('14)」自体が突然閉講となってしまったことにもめげず(?)、収録した講義を既に2回繰り返して全編視聴したおかげです。さすがに、閉講されたのでシラバスも削除されてしまっていますが、伊藤若冲については、第12回「市民たちの美的欲望 江戸時代中期(1)」の中で詳しく論じられています。
 なお、佐藤教授の放送大学客員教授辞任に至る経緯については、2度にわたり私のメルマガ(ブログ)で取り上げていますので(本稿末尾にリンク)、興味のある方は是非お読みください。
 
 さて、今日ご紹介しようというのは、生誕300年のブームを当て込んでという訳でもないでしょうが(いや、大いにあるかも)、NHKスペシャルで放送予定の若冲を取り上げた番組『若冲・よみがえる“神の色彩”~生誕300年・江戸の天才絵師の謎~(仮)』です。
 以下に、番組案内を引用します。
 
NHK総合テレビ NHKスペシャル
初回放送 2016年4月24日(日)午後9時00分~9時49分
『若冲・よみがえる“神の色彩”~生誕300年・江戸の天才絵師の謎~』(仮)

(番組案内から引用開始)
80年以上、行方が分からず美術の世界で“幻”とされてきた絵が見つかった。鳳凰と孔雀を描いた双幅画。江戸時代「神の手を持つ男」と呼ばれた天才絵師・伊藤若冲(1716‐1800)の真筆だと鑑定され、修復作業が進められている。奇しくも今年は、若冲生誕300年の年。江戸美術の傑作と言われ、生命の躍動を描いた「動植綵絵」、そして世界的コレクターの秘蔵作など、世界屈指の作品群が次々と公開される。NHKでは発見された絵や、全国の若冲の傑作に秘められた謎と魅力を徹底究明。最新の分析で浮かび上がる天才絵師の神技に迫る。さらに特別な許可を得て、200年間公開されてこなかった“天井画”、劣化を避けるために立ち入り禁止となった“黄金の間”など、秘蔵中の秘蔵の作品を高精細カメラで撮影。超細密な筆致と生命のエネルギーあふれる色彩が織りなす若冲の世界を伝える。
(引用終わり)
 
 基礎的素養を欠いた私がこの番組案内を読んだだけで、本当に優れたドキュメンタリー番組なのかどうか、正直なところ、どうにも判断はつけにくいのです。これが、原発問題や安全保障問題をテーマとする番組であれば、ある程度の直感が働くのですが。
 従って、この文章を読んだ上で番組を視聴した方が、「つまらなかった」と文句を付けられても困るのです、と予防線を張っておきます。
 以下に、若冲にまつわる(やや安直な)ネット検索の結果をご紹介しておきます。参考にするもしないも、皆さんのご自由に。
 私としては、いくら勉強しても単位は取得できない佐藤康宏教授の「日本美術史('14)」独習の副教材というつもりで録画しようかと思っているのです。もっとも、佐藤教授が推奨されるかどうかは全く不明です。
 
(参考サイト)
○Wikipedia 伊藤若冲
○【あの人の人生を知ろう~伊藤若冲】
 ※画像多数
○伊藤若冲の作品画像コレクション
 ※タイトルのとおり画像多数
○東京都美術館 生誕300年記念 若冲展
 ※開催期間 2016年4月22日~5月24日
○ハマリごと--伊藤若冲
 ※様々な美術館での若冲展が一覧表示されています。 
○朝日新聞デジタル 2010年5月1日10時49分
「若冲屏風」は本人の作?

 ※佐藤康宏教授による「鳥獣花木図屏風」模倣作説とこれに対する反論など、若冲作とされる作品に関する真贋論争を紹介した新聞記事。
○佐藤康宏『もっと知りたい伊藤若冲―生涯と作品 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)』(東京美術)