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憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

セミナー「どこへ行く、原発輸出?~泥沼化する国際原子力産業の実態と各国の選択~」(1/31)を動画と資料で学びたい

 今晩(2017年2月4日)配信した「メルマガ金原No.2713」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
セミナー「どこへ行く、原発輸出?~泥沼化する国際原子力産業の実態と各国の選択~」(1/31)を動画と資料で学びたい

 今日(2月4日)、和歌山市では各種行事の花盛りで、「身体がいくつあっても足りない!」と悲鳴をあげていた人も多かったことと思います。
 そんな中、私は、午後1時30分からアバローム紀の国で開かれた「憲法と平和・原発・沖縄問題を考えるシンポジウム」の司会を務め、終了後にスタッフが集まった打ち上げに顔を出してから、15分ほどの距離を歩いて自分の事務所に戻ってきました。
 そこで「さて今日のメルマガ(ブログ)をどうしよう?」ということなのですが、今日のシンポジウムの内容をご紹介すれば良いようなものの、今日の基調講演(森ゆうこ参議院議員)や後半のパネルディスカッションの模様は、後日YouTubeに動画がアップされる予定なので、その動画をご紹介がてら、私の感想を書く方が、私も楽ができるし(!)、皆さまにとっても役立つ情報提供になると思われます。
 その上、明日(2月5日)11時から、某団体から頼まれて憲法問題についてのミニ講演(約40分)
をしなければならないのですが、忙しさにかまけて内容を詰め切れておらず、いくらなんでも、簡単なレジュメぐらい書かなければならないということで、時間をかけてメルマガ(ブログ)を書いている余裕が全くありません。

 こういう時の二大「奥の手」の1つがTVドキュメンタリー番組放送予告、もう1つが講演(シンポ)動画紹介です。
 前者については、地上波で近日見られる番組の内、2月5日(日)深夜のNNNドキュメントと来週2月7日(火)・8日(水)両日のEテレ・ハートネットTVについては、既に紹介済みです。
 
日本テレビ系列 NNNドキュメント
2017年2月5日(日)24時55分~(6日・0時55分~)(拡大)
『お笑い芸人VS.原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日』
 
NHK・Eテレ 
本放送 2017年2月7日(火)午後8時00分~8時29分
再放送 2017年2月14日(火)午後1時05分~1時34分
ハートネットTV『シリーズ 暮らしと憲法 第三回 障害者』
 
 
 それ以外で私が「これは」と思ったのは、NHKスペシャルで明日(2月5日)放送される『巨龍中国 大気汚染 超大国の苦闘 ~PM2.5 沈黙を破る人々~』なのですが、何しろ明日午後9時からの放送で、あんまり間際すぎますからね。
 
 ということで、今日は「奥の手」のもう一方、動画紹介でいくことにします。こちらの方で一番頼りになるのは、何と言ってもIWJとUPLANですが、今日は後者の最近の動画の中から、1月31日(火)、参議院議員会館で行われたセミナー「どこへ行く、原発輸出?~泥沼化する国際原子力産業の実態と各国の選択~」をご紹介したいと思います。これは、共催:国際NGO FoE-Japan、メコン・ウォッチ、協力:原子力資料情報室という強力タッグによる充実したセミナーであり、産業としての原発の実態を明らかにする、非常に有益な内容であったように思われます。
 私もまだ少ししか見ていないものの、私の直感はほぼ当たる(?)ので、ご覧になった上で、「時間の無駄だった」というようなことは絶対にないはずです。
 セミナーの開催趣旨を、主催の国際NGO FoE-Japanサイトから引用します。
 
(引用開始)
 震災から発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故から6年が経とうとしています。原発事故後の廃炉・除染・賠償の費用は21.5兆円に跳ね上がり、将来世代も含めて国民が広く負担しなければならない事
態となっています。
 また、WHの買収に端を発した東芝の経営危機により、あらためて原発ビジネスのリスクとコストが浮き
彫りになっています。
 それなのに、日本政府は「インフラ輸出」の一環として、公的資金を使い、官民あげて原発輸出を進め
てきています。
 一方、昨年11月、日本が原発輸出を予定していたベトナムが、原発計画の撤回を決定しました。
 今回の院内集会では、ベトナム原発から撤退した経緯をふりかえり、私たちの税金との関係について考えます。また、関連事業と目されるODA事業の揚水発電所計画、核拡散防止条約(NPT)未加盟の核保有国であるインドとの原子力協定、東芝をはじめとした原子力産業の経営の現状について報告します。ぜひ
ご参加ください。
(引用終わり)
 
 上記の国際NGO FoE-Japanサイトには、各発言者の用意した資料がPDFファイルでアップされていますので、動画の視聴と併せて読めば、非常に参考になると思います。
 それでは、2本に分割されたUPLANの動画をご紹介します。いずれも興味深い内容ですが、私は特に後半で語られた「東芝の経営危機:原発ビジネスの負のスパイラル」に注目しました。東芝が、いつどのような形で終焉を迎えるのか、日本人はそろそろその日に備えた気持ちの整理をつけておくべきでしょうから、是非しっかりと視聴したいと思います。
 
20170131 UPLAN【前半】「勇気ある撤退-ベトナム原発計画を撤回したわけ」他(1時間02分)

冒頭~ イントロダクション:世界の原発事情FoE Japan 深草亜悠美
49分~ 挨拶 糸数慶子参議院議員(沖縄の風)
53分~ 質疑応答
 
20170131 UPLAN【後半】「東芝の経営危機:原発ビジネスの負のスパイラル」他(1時間44分)

冒頭~ 日印原子力協定とインドへの原発輸出原子力資料情報室 松久保 肇
36分~ 東芝の経営危機:原発ビジネスの負のスパイラル…プラント技術者の会 川井康郎
1時間24分~ 質疑応答(最初の質問者は吉岡斉原子力市民委員会座長でした)

(付記)
 今日の「憲法
平和・原発・沖縄問題を考えるシンポジウム」の撮影を担当した小谷英治さんが、頑張って日が変わらぬうちに動画をアップしてくださいました。なお詳細は後日。
 
 

(付録) 
『The Water Is Wide』 スコットランド民謡 日本語訳・演奏:円香

※2017年1月26日ライブ@渋谷GLAD
YouTubeチャンネルより引用
円香(まどか)
1997年和歌山生まれ。 うたを歌って、作詞・作曲・楽曲提供などをやってます。 音楽と自然と人が好きです。
今日も1日 みんなが健康で、
明日も1日 みんなが幸せで、
そして 世界が平和でありますように。