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「稲嶺ススム市長3選めざすオール沖縄市民集会」(2018年1月12日)での翁長樹子さんと志位和夫日本共産党委員長のスピーチに心を打たれた

 2018年1月15日配信(予定)のメルマガ金原.No.3048を転載します。
 
「稲嶺ススム市長3選めざすオール沖縄市民集会」(2018年1月12日)での翁長樹子さんと志位和夫日本共産党委員長のスピーチに心を打たれた
 
 2月4日に行われる沖縄県名護市長選挙に先立ち、昨年12月11日(月)、沖縄県名護市民会館大ホールにおいて、新外交イニシアティブ(ND)がシンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」が開催されました(NDシンポジウ「「辺野古が唯一の選択肢」に立ち向かう-安全保障・経済の観点から-」(2017年12月11日@名護市)を視聴する/2018年1月3日)。
  主催者としては、「稲嶺現市長の再選に向けた勢いづけの決起集会としても、辺野古反対の改めての盛り上げ、そして、基地建設を止めるためにも、何としてもこの企画を成功させなければならない」(猿田佐世事務局長)として実施されたもので、稲嶺進市長も挨拶のために登壇されました。
 
 このNDシンポが露払いとすれば、いよいよ本番の決起集会が、先週末1月12日(金)18時30分から、同じく名護市民会館で行われました。その全編動画を探したのですが、今のところ、IWJ沖縄によるTwitcasting録画だけしか見つかっていませんので、これをご紹介することとします。
 なお、この内 「翁長樹子(おなが・みきこ)氏(翁長雄志沖縄県知事夫人)」、「稲嶺進氏(名護市長)」、「志位和夫氏(日本共産党委員長衆議院議員)」の3人のスピーチについては、YouTubeにアップされた動画がありましたので、これもご紹介しておきます。
 
IWJ沖縄 稲嶺ススム市長3選めざす オール沖縄 市民集会(名護市)2018.1.12(1時間48分)
2分~ 開会
3分~ 主催者(沖縄県統一連/やんばる統一連)挨拶 吉田務氏(やんばる統一連代表)
10分~ 翁長樹子氏(翁長雄志沖縄県知事夫人)
YouTube動画(5分38秒)
※翁長樹子さんのスピーチ書き起こしがありましたのでご紹介します。
やんばる日記「いったいどこに民主主義があるんですか?-涙でる翁長知事夫人の圧倒的なメッセージ!「必ず私たちはおじいおばあがやったように必ずこらえて押し返す !」」
(抜粋引用開始)
いやー本当に必死に勉強しているんです(夫の翁長雄志知事は)、それなのに政府は言うことをコレッポチも耳を傾けてくれない、こんな苦しいこと、悔しいことはないです。
でも負けるわけにはいかないですよね、皆さん。
70年前の戦争で、私たちおじいおばあたちはもう命からがら、必死の思いで何とか生き延びて、私たちに命を継いでくれたんです。
両親と私たちの時代は米軍統治を経て、人権もなくて、憲法にも守られずに苦しい時代を過ごしました。
その時代を何とかくぐり抜けて、やっと復帰して、やっとこれで憲法に守ってもらえると思ったら、政府はあの方達です。聞いてもくれない。
沖縄県民には人権がないと言わんばかりの方達が、あらん限りの権力を持って押さえつけようとしてる。
じゃぁ負けて諦めるのか、
どうですか皆さん、諦められますか?
(会場「諦めない!」)
そうです。
諦められないし、必ず私たちはおじいおばあがやったように必ずこらえて押し返して、
先の子供達にはもっといい沖縄を残したい。
(会場拍手「ナトンドー!(そうだ!)」)
頑張るしかないです私たちは。
心折れないで下さいよ、
大丈夫ですか?
頑張りましょうね!(拍手)
(引用終わり)
18分~ 照屋大河氏(社会民主党沖縄県連合委員長、沖縄県議会議員)
29分~ 稲嶺進氏(名護市長)
YouTube動画(17分07秒)
YouTube動画(34分59秒)
別動画(34分57秒)
※志位委員長によるスピーチが35分と飛び抜けて長いのは、当初登壇予定であった玉城デニー自由党幹事長(衆議院議員)が他用で出席できなくなったため、急遽2人分やったのだろうか?などと勝手に想像したりしています。
 なお、しんぶん赤旗から、志位委員長の発言要点を紹介した部分を引用します。
しんぶん赤旗 2018年1月13日(土)
新基地許さず 名護市政発展を 稲嶺市長必勝 志位委員長が訴え
「オール沖縄」市民集会 会場いっぱいの熱気
(抜粋引用開始)
 志位氏は、今回の選挙の最大争点は辺野古基地問題であり、2010年の初当選以来「辺野古の海にも陸にも基地は造らせない」という公約を貫いてきた稲嶺市長の存在は「名護市民と沖縄県民にとってかけがえないもの」だと強調。稲嶺市政は保守・革新の垣根を越えた「オール沖縄」の“源流”でもあり、「絶対に負けられません。日本共産党も『オール沖縄』の一員として勝利のために総力をあげます」と訴えました。
 一方、相手の自民党候補は「辺野古隠し」でやり過ごそうとしています。志位氏は「隠しようもない。昨年末には官房長官、年明けには自民幹事長が応援に入りました。辺野古推進の官邸・自民党丸抱えです」と指摘。さらに、名護市議会で「唯一の解決策が辺野古移設」だと宣言した人物であり、市長候補としても、新基地受け入れを前提とした「再編交付金」を受け取ると公言している人物です。「日米両政府の“代理人”に市長をまかせるわけには絶対にいきません」と力をこめました。
 志位氏は、沖縄県内での米軍機の相次ぐ事故について「異常事態」だと批判。一昨年のオスプレイ墜落以降、沖縄全域で普天間所属機が事故を繰り返していることをあげ、「“普天間基地は市街地にあるから危険、海辺の辺野古に移せば安全”という基地『移設』合理化論は完全に打ち砕かれました。普天間辺野古に移しても、危険な基地が沖縄にある限り、危険は変わりません。それどころか、辺野古には普天間の4倍の100機のオスプレイが配備され、県民全体への危険性はいよいよ深刻になります」と強調しました。
 その上で、「普天間基地は無条件撤去、辺野古新基地の中止、海兵隊の沖縄からの撤退以外に道はない」と呼びかけました。
 志位氏は、安倍政権が強権と無法で新基地建設を強行しても、現状は護岸総延長の4%にすぎないことを指摘。(1)美謝川の水路切り替え(2)埋め立て土砂の調達―など、基地建設を阻止する名護市長や沖縄県知事の法的権限をあげて、「新基地反対を貫く稲嶺市長、翁長知事がいる限り基地は絶対に造れません。追い詰められているのは安倍政権であり、追い込んでいるのは『オール沖縄』の側です。ここに確信をもって、稲嶺さんの勝利を必ず勝ち取りましょう」と訴え、大きな拍手に包まれました。
 志位氏は、相手陣営が、稲嶺市長が「米軍再編交付金」を受け取らないことを「損失だ」と述べていることに言及しました。
 そもそも「再編交付金」は新基地建設の「見返り」であり、期限は10年です。稲嶺市長が「ただでもらったものは残らない。残るのは、基地から発生する騒音、墜落、事件・事故だ」が指摘していることにふれ、「一時のカネで名護の未来を売るようなことはしない。稲嶺市長の姿勢こそ、子や孫に責任を負う政治家の取るべき姿勢です」と訴え、「そうだ」の声が響き渡りました。
 志位氏は、稲嶺市政が「再編交付金」に頼らず、この7年間で歳入を総額で508億円も増やし、中学校卒業までの子どもの医療費実質無料化、保育園増設や学校耐震化の100%達成、国保税の住民負担軽減―などの実績をあげてきたことを紹介。「稲嶺市長でこそ、誇りと尊厳ある名護市をつくることができます」と訴えました。
 志位氏は稲嶺市長について、市長になってからも8年間、交通安全指導員として路上に立ち続けていることをあげ、「温かく誠実な政治家」だと紹介。同時に、「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」との公約を2期8年貫いてきた「ブレない強さをもった政治家」だと強調しました。
 最後に志位氏は、「残る期間、党派を超えて稲嶺さんへの支持を広げに広げ、稲嶺勝利で辺野古新基地に決着をつけ、基地のない平和で豊かな沖縄、『子どもの夢 未来 紡ぐ名護のまち』をつくろう」と力を込めました。
(引用終わり)
1時間24分~  屋比久稔(やびく・みのる)氏(選対本部長、名護市議会議長)
1時間32分~ 情勢報告・行動提起 中村司氏(沖縄県統一連代表幹事)
1時間46分~ がんばろう三唱
 
 翁長樹子県知事夫人と志位和夫日本共産党委員長というお2人のスピーチに耳をかたむけながら、「聴衆の心を撃つ応援演説というのはこういうものなんだ」と思い知らされました。是非皆さん、これらのスピーチの内容を「拡散」し、巡り巡って少しでも、辺野古新基地建設NO!の力となれるように頑張りましょう。