2018年4月18日配信(予定)のメルマガ金原No.3121を転載します。
来る4月27日(金)、青年法律家協会和歌山支部が主催する「憲法を考える夕べ2018 これからの日本 憲法と教育の危機」(講師:前川喜平氏、寺脇研氏)の会場を、当初予定していた和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール(キャパ360)から、和歌山県民文化会館大ホール(キャパ2,000)に変更したということは、本ブログでも決定直後の4月5日にお知らせしたとおりです(会場が変わりました!前川喜平氏と寺脇研氏が語る「これからの日本 憲法と教育の危機」(2018年4月27日@和歌山県民文化会館大ホール))。
その後、FacebookやTwitterなどのSNSを利用して告知したり、全国紙の和歌山版に会場変更の広告を掲載したり、新しいチラシを印刷して配布したりなど、主催者としても出来るだけの広報に努めてはいますが、まだまだ会場変更がどこまで周知されたか、心許ないところです。
そして、気がつけばもうあと1週間余り、あっという間に本番になってしまいますが、この間も、前川さんご本人は、連日(決して大げさではなく)講演に駆け回っておられます。東京のご自宅に戻る時間があるのだろうか?と心配になるほどです。
この前の土曜日(4月14日)は、寺脇研さんとの弥次喜多コンビでの「関門海峡講演ツアー」ということで、午後は下関市(下関市民会館中ホール)、夜は北九州市(ウェルとばた大ホール)でしたし、その翌15日(日)は前川さん単独で広島県尾道市という具合です。
Facebook上には、北九州市の講演会で、舞台の上、前川さんたちの後方をぐるっと取り囲むようにパイプ椅子が配置され、会場の客席に座りきれなかった人たちが座って聴き入る写真が飛び交い、これから前川さんの講演会を開催予定の全国の主催者に大きな衝撃を与えました。
私も衝撃を受けた1人ですが、念のため会場キャパを調べてみたところ、ウェルとばた大ホールの定員は800人ということで、ややほっとしました。だいたい、人口95万人の北九州市で、キャパ800の会場というのはやや見通しが甘かった(?)。
さて、以下には、和歌山の主催者が作った新チラシの記載内容を再掲しておきます。
もっとも、一部、私の判断で補った点があります。
特に、「開場:午後5時30分」ではあるが、「※状況により、開場を早める場合があります。」と記載した点を補足しておきます。
もともと、青年法律家協会和歌山支部がゴールデンウィーク入り直前の平日夕方から開催してきた「憲法を考える夕べ」は、伝統的に「開場:午後5時30分 開演:午後6時00分」とする例であり、今回も、伝統を踏襲してそう決めたに過ぎず、会場を和歌山県民文化会館大ホールに変更した際にも、開場時刻、開演時刻ともそのままとしました。
ところが、会場を変更すると決めた後で、「開場:午後5時30分」では遅過ぎると気がつき、印刷業者に連絡したのですが、既に印刷にかかってしまっており、変更は出来ませんでした。
そこで、やむなく「※状況により、開場を早める場合があります。」という断りを、会場変更のお知らせ文書やプレスリリースに付記することにしているのです。
各地の状況を見るにつけ、相当に早い時間から会場前に並び出す人が出てくると思わねばならず、その列があまり長くなり過ぎるようであれば、危険回避のために開場時刻を早めるしか仕方がありません。従って、チラシ記載の午後5時30分よりも開場時刻が早まる可能性がある(というか、その可能性が非常に高い)ということを、何卒ご了解願います。
(チラシ記載情報から引用開始)
政治と行政の歪みを追及してきた前川喜平と寺脇研が熱く語る!
これからの日本 憲法と教育の危機
日時 2018年4月27日(金)開場:午後5時30分 開演:午後6時00分
※状況により、開場を早める場合があります。
場所 会場が変更になりました!
和歌山県民文化会館 大ホール
入場無料(予約不要)
第1部
講演① 前川喜平(まえかわ・きへい)氏
1955年1月 奈良県御所市生まれ。
1963年7月から東京で育つ。
1979年3月 東京大学法学部卒業、同年4月文部省に入省。
講演② 寺脇 研(てらわき・けん)氏
1952年7月 福岡県生まれ。
1975年3月 東京大学法学部卒業、同年4月文部省入省。
著書:『中学生を救う30の方法』(講談社)、『21世紀の学校はこうなる』(新潮OH!文庫)、『格差時代を生きぬく教育』(ユビキタ・スタジオ)、『それでも、ゆとり教育は間違っていない』(扶桑社)、『「官僚」がよくわかる本』(アスコム)、『文部科学省』(中公新書ラクレ)、『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書・共著)他多数
第2部
ディスカッション
前川喜平氏
寺脇 研氏
コーディネーター 堀内秀雄(ほりうち・ひでお)氏(和歌山大学名誉教授)
問い合わせ先
和歌山市六番丁24番地 ニッセイ和歌山ビル11階
電話073-433-3980
あすか綜合法律事務所(豊田泰史)
(引用終わり)
それから、各地での前川さん講演会の動画も既に相当数アップされていますが、ここでは、昨日(4月17日)、東京都杉並区のセシオン杉並で開かれた前川喜平さんの講演動画が、IWJにアップされていましたのでご紹介します。
通常なら、全編動画は会員登録しなければ見られないところですが、Twitcasting録画で画質・音質のレベルが落ちるからか、今のところ全編動画が視聴できます(約2時間05分です)。
私がこの講演会に注目したのは、演題が「憲法とわたし」というまことにシンプルなものであったことによります。前川さんの講演は、動画の14分頃から始まりますが、その冒頭の部分を聴いていると、東大法学部に入学した前川さんが、3年生~5年生の時代、本郷三丁目までは行っても、大学にはほとんど行かなかった(前川さんは大学卒業に6年かかっています)というようなエピソードを披露しつつ、法学の勉強に全く興味が持てなかった中で、「憲法だけは勉強するに値する」と思ったと言われる部分があります。
ここが導入部で、そこから「憲法とわたし」の本論が始まるのですが、私はまだその後の部分は視聴できていません。4月27日までには何とか視聴したいと思います。何しろ、和歌山では「憲法を考える夕べ」でお話いただくのですからね。
それに、4月27日、私は、会場整理その他の雑用係に専念せざるを得ないでしょうから、客席に座って講演に耳を傾けるというような贅沢はとっくに断念しています。主催団体である「青年法律家協会和歌山支部」自体、とても少人数のグループであり、本来、キャパ2,000の会場でイベントを開催できるような団体ではありませんから、やむを得ません。
ということで、前川さんによる「憲法とわたし」という演題にひかれ、是非聴いてみたいと思ったのは、以上のような事情にもよることなのです。
記事公開日:2018.4.17 取材地:東京都 動画
(弁護士・金原徹雄のブログから/前川喜平氏関連)
2017年6月2日
前川喜平前文部科学事務次官の記者会見&インタビュー動画を視聴する
2017年7月22日
2017年11月25日
2017年12月7日
2018年1月10日
2018年1月31日
2018年2月7日
2018年3月8日
2018年4月5日