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前川喜平氏、寺脇研氏、堀内秀雄氏「これからの日本 憲法と教育の危機」(青年法律家協会和歌山支部)に1,500人!~天の時・地の利・人の和

 2018年4月28日配信(予定)のメルマガ金原No.3131を転載します。
 
前川喜平氏寺脇研氏、堀内秀雄氏「これからの日本 憲法と教育の危機」(青年法律家協会和歌山支部)に1,500人!~天の時・地の利・人の和
 
 昨日(4月27日)午後6時から、和歌山県民文化会館大ホールで開かれた青年法律家協会和歌山支部主催による「憲法を考える夕べ2018 これからの日本 憲法と教育の危機」に、約1,500人の市民の皆さまにおいでいただくことができました。キャパ2,000の会場に変更しましたので、席にはまだ余裕がありましたが、それでも、和歌山でのこの種の企画に1,500人というのは、近来にない快挙(!?)と言ってはばかりません。青年法律家協会和歌山支部の企画としては、空前にしてかつ絶後であることは間違いないでしょう。
 それにしても、4月4日から5日にかけて、会場を当初予定していたキャパ360の和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホールから和歌山県民文化会館大ホールに変更する決断をして本当に良かったと、主催者(だけではありませんが)全員、胸をなでおろしました。
 懸念したとおり、会場変更を知らずにプラザホープの方に行かれた方も20人程度おられたようですが、車やバイクで来られた方には、プラザホープに待機した青法協会員や学生アルバイト(お願いしました)から会場変更をご説明して県民文化会館に向かっていただき、公共交通機関を使って来られた方については、青法協がチャーターしたタクシーで県文にお送りしましたので、参加しようと思っていたのに参加出来なかったという方は、幸いにもおられなかったと思います。
 プラザホープの方に行かれる方がこの程度の人数で済んだのは、青法協としても、全国紙和歌山版に「急告」を出稿するなどの努力はしましたが、会場変更の告知を周囲の方に広めてくださった、多くの皆さま方のご協力のたまものと感謝しております。

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  さて、第1部の前川喜平さん、寺脇研さんによるダブル講演、第2部の堀内秀雄さん(和歌山大学名誉教授)をコーディネーターに迎えたディスカッションの内容はどうだったのかということですが、何を言うにも、私は主催団体(青年法律家協会和歌山支部)の一員として、大半の時間をロビーや舞台袖などを行ったり来たりしており、少しまとまってお話を伺ったのは、第2部ディスカッションの冒頭から約1/3の部分と終わりの方を少し、1階客席の後方に立って聴かせていただいただけなので、全体的な感想は、以下にご紹介する小谷英治さんによる全編動画を視聴してからにしたいと思います。
 ただ、多くの方から、「非常に満足した」、「勇気付けられた」、「感動した」という声を伺っていますし、私自身が場内で確認したことですが、第2部のディスカッションは、限られた時間の中で、堀内先生の名コーディネーターぶりが遺憾なく発揮され、とても充実して引き込まれる内容であったと思います。

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 それでは、以下に、小谷英治さんによる動画をご紹介しますが、会場の音声をそのまま収録した音声レベルが低いため、耳をそばだてて聴いていただく必要があることはお断りしておかねばなりません。実は、数多くYouTubeにアップされている前川さん講演会やシンポの録音を聴いていると気がつくのですが、他の方に比べて、前川さんの発言が聴き取りにくいと感じる動画に時々ぶつかります。どうも、前川さんが、口許からかなり離れた位置にマイクを持つ癖があるのも一因ではないかと思います。
 動画の1時間33分~、第2部の冒頭で堀内先生が、「先ほど司会者から、『声が小さいので大きな声でしゃべってください』、『ゆっくりしゃべってください』という情報がありましたので、出来るだけそれに沿いたいと思います」と仰っているのは、第1部終了後、聴衆の一部から、そのような苦情が寄せられたのだと聞いています。実際、堀内先生の発言が最も聴き取りやすいのは、意識的に、マイクを口許に近づけて発言するようにされているからだろうと思います。
 まあ、会場の位置によっては、聞こえ方にかなり相違があるのは、どこの会場でもありがちなことではあるのですが、県文大ホールの音響設備の性能も関係しているのかもしれません。
 というような事情から、聴き取りにくい箇所もあろうと思いますが、行きたいけど行けなかったという方には、是非視聴していただければと思います。
 
これからの日本 憲法と教育の危機20180427(2時間34分)
 
 なお、以下には、記録として残すため、今回の企画に関わる文書を3点ばかり掲載しておきます。
 まず最初は、4月6日に発信したプレスリリースです。
 
(引用開始)
                             (プレスリリース/2018年4月6日)
報 道 機 関  各位
                            青年法律家協会和歌山支部
                              支部長 丸 山   哲
                              (広報担当)
                              弁護士 金 原 徹 雄   
 
                      青法協憲法記念行事・憲法を考える夕べ
                       「これからの日本 憲法と教育の危機」
                               開 催 の お 知 ら せ
 
 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私たち青年法律家協会和歌山支部は、憲法を擁護し平和と民主主義および基本的人権を守ることを目的に1967年に設立され、1984年以降は、市民の皆さまとともに憲法を考えるための記念行事を毎年開催してきており、今年は、来る4月27日(金)午後6時から、「これからの日本~憲法と教育の危機~」というテーマで、元文部官僚の前川喜平氏寺脇研氏にご講演いただくとともに、第2部では、堀内秀雄氏(和歌山大学名誉教授)をコーディネーターとしてディスカッションを行い、議論を深めていただこうと考えています。
 非常に有意義な企画と確信しておりますので、1人でも多くの方にご参加いただきたく、是非、事前告知及び取材・報道をお願いしたいと存じます。
 なお、本企画は、当初、和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホールで開催する旨告知しておりましたが、全国各地での前川喜平氏講演会に主催者の予想をはるかに超える聴衆が詰めかけている状況や、当支部への問い合わせの件数、内容などから考え、とても予定した会場では収容しきれず、大混乱を招きかねないと判断し、急遽、和歌山県民文化会館大ホールに会場を移すことと致しました。その間の事情については、別紙として添付しました会場変更についての「緊急のお知らせ」をご参照ください。
 報道機関各社におかれましては、会場が変更されたことも含め、企画の告知にご協力いただけましたらまことに幸甚に存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。 敬具
 
                                      記
日時 2018年4月27日(金)午後6時00分~(開場5時30分)
        ※状況により、開場を早める場合があります。
会場 和歌山県民文化会館大ホール
     和歌山市松原通一丁目1番地 電話:073-436-1331
内容 第1部
     講演① 前川喜平氏(前文部科学事務次官
     講演② 寺脇 研氏(京都造形芸術大学教授、映画評論家)
    第2部 ディスカッション
     前川喜平氏寺脇研
     コーディネーター 堀内秀雄氏(和歌山大学名誉教授) 
入場無料、予約不要
主催 青年法律家協会和歌山支部
連絡先 あすか綜合法律事務所(豊田泰史) 電話073-433-3980 
(引用終わり)
 
 次は、昨日、会場受付で来場者に配布した資料です。講師によるレジュメはなかったのですが、式次第と青法協とは何かを説明する文章くらい来場者に配布した方が良いのではないか、それに、配布物を用意すれば、その残部を数えることによって、正確な来場者数を把握できるということで、用意することにしたものです。
 この文書自体は、開催日の1週間前に私が作成したものですが、特に、「青年法律家協会和歌山支部 憲法記念行事の歩み」については、一朝一夕で書ける訳がなく、実のところ、青法協和歌山支部会員の畑純一弁護士が数年前に、過去の憲法記念行事のチラシを網羅的に収集し、これをPEF化するとともに、それに基づいた一覧表(これは途中の2004年開催分まででしたが)を作っていたと聞いていたので、そのデータを送ってもらい、手直しや補充を加えて完成させたものです。これを書き上げて私の脳裏に去来したのは、「人に歴史あり、団体にも歴史あり」ということでした。
 
(引用開始)
                              青法協憲法記念行事
                          ~憲法を考える夕べ 2018~
                         これからの日本 憲法と教育の危機
 
日時 2018年4月27日(金)午後6時00分~(閉会8時30分頃予定)
場所 和歌山県民文化会館 大ホール(和歌山市松原通1丁目1) 
主催 青年法律家協会和歌山支部
 
[内容]
 第1部 基調講演
  講演① 前 川 喜 平(まえかわ・きへい)氏
         前文部科学事務次官
  講演② 寺 脇   研(てらわき・けん) 氏
         京都造形芸術大学教授、映画評論家
         NPO教育支援協会チーフ・コーディネーター
 第2部 ディスカッション
  前 川 喜 平 氏
  寺 脇   研 氏
 コーディネーター 
  堀 内 秀 雄(ほりうち・ひでお)氏(和歌山大学名誉教授)
 
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                                青年法律家協会とは
 
 青年法律家協会は、1954年、憲法を擁護し平和と民主主義および基本的人権を守ることを目的に、若手の法律研究者や弁護士、裁判官などによって設立された団体です。現在は、弁護士と研究者によって構成される弁護士学者合同部会と、司法修習生の各期部会、法科大学院生部会があります。弁学合同部会の会員数は約2500名、法律家の任意団体としては最も幅広い層が参加し、人権活動と情報ネットワークの場となっています。
 
              青年法律家協会【設立趣意書】(1954年 設立総会)
 
「平和」 それは、つねに人類の渇望してやまないものであります。もっとも貴重な青春の数年間をあの太平洋戦争の渦中ですごしこの戦争で多くのすぐれた先輩、友人をうしなったわたくしたちは特に平和にたいして強い関心を持っております。
「民主主義」 これこそ平和をまもるとりでであります。民主的諸制度の否定されるところに自由もなければ人権もなく、自由と人権のないところに戦争の暗いかげがさしこむことをわたくしたちは身を以て体験しました。戦争から敗戦の過程をへて、わたくしたちはあまりにも多くのものをうしないましたが、その高価な代価をはらって、ようやく平和と民主主義の原則を獲得しました。平和と民主主義を標ぼうする日本国憲法はこのようにして、制定されたものであると考えます。
 ところが、その後何年もたたないうちに、再軍備が課題となり、これと関連して思想、言論、集会、結社の自由や団体行動の自由がふたたび否定しさられようとしています。もしもこのまま自由と人権が否定されていくならば、またあの暗い時代がくることはだれがみてもあきらかでありましょう。
 わたくしたちは、おなじ時代にそだった人間としてすべての政治的立場をはなれて、なお共通の考えと立場をもつことが多く、また法律家としては、その職能をとおして、憲法を擁護する権利と義務と責任をもっております。わたくしたち全国の若い法律家があつまって平和と民主主義をまもる会を設立しようとしているのはこのような趣旨であります。
                                       
                         青年法律家協会和歌山支部について
 
私たち青年法律家協会和歌山支部は、憲法を擁護し平和と民主主義および基本的人権を守ることを目的に1967年に設立され、その主要な行事として、1984年以降、市民の皆さまとともに憲法を考えるため、講演会等の記念行事を毎年開催してきており、今年が第35回となります。これまでの憲法記念行事の内容を以下にご紹介致します。今後とも、当支部主催の憲法記念行事へのご参加をよろしくお願い致します。
                                       
                  青年法律家協会和歌山支部 憲法記念行事の歩み
 
第1回 1984年5月2日 紀の国会館
テーマ 現代における平和とは 
講演「憲法9条を巡る今日的課題」 川口 是氏(元京都大学教授)
講演「軍拡と核兵器の現状」 長谷邦彦氏(毎日新聞記者・大阪本社社会部)
 
第2回 1985年5月2日 紀の国会館
テーマ こどもたちの輝ける未来のために 憲法と青少年の権利を考える夕べ
講演「少年非行の訴えるものーその受けとめ方と少年の人権」 
    能重真作氏(東京都荒川区立第四中教師)
映画「核戦争後の地球」(製作NHK)
 
第3回 1986年5月2日 紀の国会館
テーマ いま子どもたちが訴えるもの いじめ・体罰と教育の現状
講演「子どもの人権と体罰」 室井 修氏(和歌山大学教授)
講演「教育現場からみたいじめ・体罰の現状」 瀧川洋士氏(高野口中学校教諭)
 
第4回 1987年4月30日 紀の国会館
テーマ 日本国憲法施行40周年 いま、憲法の原点へ・・・『国家機密法』と国民の知る権利を考える夕べ
映画「武器なき敵」(1941年作品)
講演「くらしの中の憲法」 寿岳章子氏(前京都府立大学教授)
 
第5回 1988年4月28日 紀の国会館
テーマ いま、言えていますか、言うべきことを。言論の自由こそ民主主義のかなめ
講演「天皇報道を考える」 西山清雄氏(民法労連役員)
講演「この道はいつかきた道」 早乙女勝元氏(作家)
 
第6回 1989年4月27日 紀の国会館
テーマ あなたが国の主権者です!私たちはいま、本当に国の主人公になっているでしょうか
講演「天皇制とその歴史的責任」 大江志乃夫氏(茨城大学教授)
講演「天皇制とキリスト教」 辻 宣道氏(日本キリスト教団静岡草深教会牧師)
 
第7回 1990年4月27日 紀の国会館
テーマ 「女性の人権」を考える夕べ 真の男女平等を求めて 就職差別、賃金格差、「〇〇家の嫁」、セクシャル・ハラスメント、性の商品化・・・本当の男女平等とは何かを考えてみましょう。
講演「真の男女平等を求めて」 松尾道子氏(弁護士)
講演「性風俗産業と女性の人権」 兼松左知子氏(婦人相談員)
 
第8回 1991年5月2日 紀の国会館
テーマ いま再び平和を問う!
映画「タイコンデロンガのいる海」
講演「自衛隊の実態と海外派兵」 神浦元彰氏(軍事ジャーナリスト)
 
第9回 1992年4月30日 紀の国会館
テーマ 高齢化社会を考える夕べ 「ねたきり老人」のいない社会をめざして!
講演「「寝たきり老人」のいない社会をめざして!」岡本祐三氏(阪南中央病院内科医長)
ビデオ「豊かな老後への挑戦-デンマークからの報告-」(製作NHK)
 
第10回 1993年4月30日 紀の国会館
テーマ 民主主義と政治腐敗構造を考える夕べ
講演「日本の構造的政治腐敗」 立花 隆氏(政治評論家)
ビデオ「こんな政治でいいのか~いつまで続く金権腐敗」
 
第11回 1994年4月28日 紀の国会館
テーマ 心にひびく憲法を考える夕べ 人が人に手をさしのべ瞳と瞳がみつめあい・・・
講演「自然・子ども・家族-国際家族年に寄せて-」 灰谷健次郎氏(作家)
 
第12回 1995年4月28日 紀の国会館
テーマ 憲法国際貢献
パネルディスカッション 和田 俊氏(朝日新聞編集委員)、木村晋介氏(弁護士)、重栖 隆氏(ニュース和歌山編集長)、小畑 郁氏(金沢大学法学部助教授)、汐見 恵氏(主婦)
 
第13回 1996年5月2日 和歌山市民会館市民ホール
テーマ いま沖縄から
講演「日本国憲法公布50年ー沖縄の視点から」 新崎盛暉氏(沖縄大学教授)
 
第14回 1997年5月2日 紀の国会館
テーマ 情報公開 僕はそのことが知りたい・・・
講演 清水 勉氏(弁護士)
講演 松浦米子氏(大阪市オンブズマン代表)
 
第15回 1998年5月1日 和歌山市民会館市民ホール
テーマ 国民主権の形骸化の現状と実質化への道 
講演「中坊公平 国民主権を語る」 中坊公平氏(元日弁連会長)
 
第16回 1999年5月3日 和歌山市民会館市民ホール
テーマ 人権と報道 被害者が犯人に 覚えていますか?松本サリン事件
講演 河野義行氏(会社員・松本サリン事件被害者)
講演 浅野健一氏(同志社大学教授)
 
第17回 2000年4月28日 アバローム紀の国
テーマ どう変える日本の裁判所
映画「日独裁判官物語」
講演「日本の裁判官の実態」 安倍晴彦氏(元裁判官)
講演「日本の司法の問題点と市民による司法改革」 高見澤昭治氏(弁護士)
 
第18回 2001年4月27日 和歌山市民会館市民ホール
テーマ 次の世代に負の遺産を残さないで!!
講演「日本の廃棄物 その問題点と方向」 藤永延代氏(おおさか市民ネットワーク代表)
 
第19回 2002年5月2日 アバローム紀の国
テーマ 憲法の平和主義・日本の進路 21世紀の日本の役割を問う
講演 浅井基文氏(明治学院大学国際学部教授・元駐英公使等)
 
第20回 2003年5月2日 アバローム紀の国
テーマ 憲法から平和を考える―激動する世界をどう見るか
講演 水島朝穂氏(早稲田大学法学部教授)
 
第21回 2004年4月28日 アバローム紀の国
テーマ 北東アジアから日本を世界をみる
講演 車 圭根氏(韓国弁護士)
 
(番外) 2004年7月2日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ イラクの現在これからの日本 イラクから平和を考える
講演「イラクの現在これからの日本」 郡山総一郎氏(フォト・ジャーナリスト)
 
第22回 2005年4月28日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 酒井啓子氏 イラク戦争を見る
講演「イラク戦争と日本」 酒井啓子氏(アジア経済研究所)
 
第23回 2006年4月28日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 靖国問題憲法
講演 高橋哲哉氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)
 
第24回 2007年4月27日 和歌山市民会館小ホール
テーマ 平和を目指して9条の実践―基地の島沖縄から
講演 糸数慶子氏(前参議院議員
 
第25回 2008年4月25日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 最新映像で見るイラク戦争―戦争現場から9条を考える
講演 西谷文和氏(フリージャーナリスト、「イラクの子どもを救う会」代表)
 
第26回 2009年4月28日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 平和と平等をあきらめない
講演 斎藤貴男氏(フリージャーナリスト)
 
第27回 2010年4月28日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 懸命に生きる人々~日本人こそアジアの人々から学んで欲しい~
講演 池間哲朗氏(NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事
 
第28回 2011年4月28日 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール
講演 伊波洋一氏(前宜野湾市長)
 
第29回 2012年4月27日 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール
テーマ 放射能汚染の時代~3.11後の世界をどう生きるか~
講演 今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教
 
第30回 2013年4月26日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 戦後日本外交の歴史と展望~自主と追随の戦い~
講演 孫崎 享氏(元外交官、元防衛大学校教授)
 
第31回 2014年4月25日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 集団的自衛権のトリックと安倍改憲
講演 半田 滋氏(東京新聞論説兼編集委員
 
第32回 2015年4月29日 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール
テーマ 学び続ける自由と民主主義~不安の時代に抗して
講演 山本健慈氏(和歌山大学前学長)
座談会「民主主義の危機を克服するために」 山本健慈氏、花田惠子氏(9条ネットわかやま共同代表)、金原徹雄(弁護士)、岡 正人(弁護士・司会)
 
第33回 2016年4月30日 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール
テーマ 違憲無効な安保法制にどう立ち向かうか~法律施行という状況をふまえて~
講演 青井未帆氏(学習院大学法科大学院教授)
 
第34回 2017年4月28日 和歌山県民文化会館小ホール
テーマ 市民の力で立憲民主主義を創る~他者性を踏まえた連帯の可能性~
講演 中野晃一氏(上智大学国際教養学部長、教授)
(引用終わり)
 
 最後に、司会者用台本から、講師及びコーディネーター紹介部分を抜粋します。
 司会は、青法協和歌山支部の若手会員、戸村祥子(とむら・しょうこ)弁護士が担当しましたが、本番のわずか3日前に、自分が司会者に予定されていることを知ったという戸村さんのために、老婆心ながら私が書いて提供したものです。
 弁護士会主催の市民集会などでも司会を務めることの多い戸村さんは、ほとんど準備もできない中、立派に司会役を果たしてくれました。
 青法協和歌山支部が、もう一度1,500人規模の集会を企画することはないと思いますが、支部長の丸山哲(まるやま・さとる)さんや戸村さんを始めとする、これからの青法協和歌山支部を担っていく主体となる若手会員にとって、今回は得難い経験ができた貴重な機会となったと思います。20年後もこれで大丈夫(!?)。
 
(司会者用シナリオから抜粋引用開始)
 まず、1人目の講師である前川喜平さんのご経歴を簡単にご紹介します。
 前川さんは、1955年1月、奈良県御所(ごせ)市のお生まれ。1963年7月に東京に転居されました。1979年3月に東京大学法学部を卒業し、同年4月、文部省に入省され、大臣官房長、初等中等教育局長などを経て、2016年6月、文部科学事務次官に就任され、2017年1月に退官されました。そして、同年5月、学校法人加計学園問題に関わって「総理のご意向」などと記された文科省の内部文書の存在が明らかとなり、前川さんが記者会見で「あったことをなかったことにはできない」としてその文書の存在を明言されたことは皆さまご承知のとおりです。
 以後、全国各地から寄せられる講演依頼を積極的に引き受けられ、東奔西走の毎日を送っておられます。
 それでは、前川さん、よろしくお願い致します。
(略)
 続きまして、2人目の講師、寺脇研さんをご紹介します。
 寺脇さんは、1952年7月、福岡県のお生まれ。1975年3月、東京大学法学部を卒業し、同年4月、文部省に入省されました。前川さんの、文部省での4年先輩となります。文部省政策課長、大臣官房審議官(生涯学習政策担当)、文化庁文化部長などを経て、2006年11月に退官されました。
 現在、京都造形芸術大学教授、映画評論家、NPO教育支援協会チーフ・コーディネーターなどとしてご活躍であり、「キネマ旬報」でREVIEW欄を担当されるなど、さまざまなメディアに映画評を寄稿されています。
 ご著書には、『中学生を救う30の方法』、『21世紀の学校はこうなる』、『格差時代を生きぬく教育』、『それでも、ゆとり教育は間違っていない』、『「官僚」がよくわかる本』、『文部科学省』などの単著多数の他、昨年11月には、前川喜平さんとの共著『これからの日本、これからの教育』を刊行されています。
 それでは、寺脇さん、よろしくお願い致します。
(略)
 ただいまから、第2部「ディスカッション」を始めたいと思います。第2部では、堀内秀雄さんにコーディネーターをお願いしておりますので、まず堀内さんのご経歴を簡単にご紹介します。
 堀内さんは、1950年3月、大阪市のお生まれ。1973年3月に大阪外国語大学フランス語学科、そして1975年3月には大阪市立大学法学部を卒業されました。岸和田市教育委員会社会教育主事などを経て、1988年、和歌山大学生涯学習教育研究センター助教授に着任され、その後、同センター教授・センター長を歴任されました。2009年7月、和歌山大学理事兼副学長に就任、2012年12月に退職されました。現在、和歌山大学名誉教授、立命館大学産業社会学部非常勤講師などを務めておられます。共著に『市民が創る生涯学習計画』、『地域生涯学習の計画化(下)―社会教育労働と住民自治』などがあります。市民活動としては、NPO法人「わかやまNPOセンター」初代理事長・現副理事長。市民連合わかやま・共同代表としてのご活躍は、皆さんよくご存知のことと思います。
 それでは、ここからの進行は堀内さんにお任せしますので、よろしくお願い致します。
(引用終わり)

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(弁護士・金原徹雄のブログから/前川喜平氏関連)
2017年6月2日
前川喜平前文部科学事務次官の記者会見&インタビュー動画を視聴する
2017年7月22日
前川喜平前文部科学事務次官の日本記者クラブ記者会見&国会参考人質疑を読む(視聴する)
2017年11月25日
前川喜平/寺脇研『これからの日本、これからの教育』(ちくま新書)を読む
2017年12月7日
【日程速報】2018年4月27日・前川喜平氏寺脇研氏が和歌山で語る(青法協憲法記念の夕べ)&【必見動画】前川喜平氏ロングインタビュー(IWJ)
2018年1月10日
「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る」で「加計問題」を語り、同日「寺脇研トークセッション004」では「教育」を語る(2018年1月8日@岡山市
2018年1月31日
市民連合「あたりまえの政治を取りもどす 1.30シンポジウム」に登壇した前川喜平さん、望月衣塑子さん、寺脇研さん
2018年2月7日
神戸市(1/16)と今治市(2/3)での前川喜平氏講演会の動画を視聴しながら、和歌山市(4/27)での講演会を心配する私
2018年3月8日
前川喜平氏寺脇研氏が語る「これからの日本 憲法と教育の危機」~青法協和歌山支部憲法を考える夕べ(2018年4月27日)へのお誘い
2018年4月5日
会場が変わりました!前川喜平氏寺脇研氏が語る「これからの日本 憲法と教育の危機」(2018年4月27日@和歌山県民文化会館大ホール)
2018年4月18日
「これからの日本 憲法と教育の危機(前川喜平氏寺脇研氏)」4/27@和歌山県民文化会館大ホールのお知らせと前川氏講演動画「憲法とわたし」(4/17)のご紹介
2018年4月22日
市民連合「あたりまえの社会を考えるシンポジウム~貧困・格差の現場から」(2018年4月20日北とぴあ・さくらホール)を視聴する~本田由紀さん、前川喜平さん他