2018年5月5日配信(予定)のメルマガ金原No.3138を転載します。
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2018”
何となく、実行委員会の中で、広報担当兼公式記録員としての役割を、押し付けられたというか、買ってでたというか、自分でもよく分からぬながら、毎年、Facebookやブログに写真レポートを書いてきました。
今年も、Facebookに投稿した記事14本を記録として保存するため、ブログに「まとめ記事」としてアップすることにしました。
ただし、写真については、オリジナルのFacebookでは数枚(中にはもっと多いものもある)のアルバムとしてアップしていますが、ブログでは(原則として)1枚ずつの掲載としましたので、残りはリンク先のFacebookでご覧になってください(公開設定にしてありますので、各レポートのタイトル部分をクリックすればFacebookのリンク先が見られます)。
なお、今年も、小谷英治さんが、イベントの模様を撮影した動画を2本に分割してYouTubeにアップしておられますので、以下に視聴の目安時間を記載してご紹介します。
なお、プログラムの内、子どもピースフェスタの皆さんと玉田玉秀斎さんについては、事情によりアップされていません。
Happy Birthday 憲法 in Wakayama 2018 1(1時間31分)
冒頭~ 開会
3分~ 粉河高校軽音学部
39分~ 和歌山朝鮮初中級学校中等部
1時間02分~ Halau Uilani(ハワイアンフラ)
1時間23分~ わかやま平和賞贈賞式
Happy Birthday 憲法 in Wakayama 2018 2(1時間26分)
冒頭~ 紀北農芸高校和太鼓部
30分~ KYK
58分~ 喜笑花(よさこい踊り)
1時間19分~ フィナーレ(お菓子まき&餅まき)
【写真レポート1 開会&司会】
2014年から始まった“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama ”、今年も憲法記念日に和歌山城西の丸広場に帰ってきました。2年前に暴風警報発令という事態に見舞われたということはありましたが、雨のために中止という初めての事態があり得るかもしれないと本気で心配するような予報が続き、やきもきさせられましたが、前日(2日)には、3日は概ね朝方までに雨が止むという予報が複数の天気予報サイトに掲載され、ほっと胸をなでおろしたものでした。
そして迎えた5月3日、前夜来の雨も上がり、西の丸広場の水捌けは思いの他良好で、風が少しきついものの、2年前に比べれば、テントの倒壊を心配しなければならい程のことはなく、無事開会の午前10時を迎えました。
司会は、一昨年、昨年に引き続き、植田奈津子さんが出ずっぱりで務めてくださいました。第1回、第2回の司会を担当してくださった坂口親宏さんといい、植田さんといい、このイベントは本当に司会者に恵まれています。ありがとうございました。
憲法をめぐる情勢はまことに厳しいと言わざるを得ませんが、藤井さんはあえてそれには触れず、てるてる坊主のジョーク(参考動画でご確認ください)で会場を和ませ、「71回目の憲法の記念日、憲法の誕生日、HAPPY BIRTHDAYです。今日は、是非一日憲法の誕生日を、皆さんと楽しく祝いたいと思います」と述べるにとどめました。
※参考動画(小谷英治さんⅠ)冒頭~
【写真レポート2 粉河高校軽音学部】
開会後、先陣を切って登場するのは、県立粉河高校軽音学部の皆さん、というのが恒例となってきました。これまでは、大体3ユニット程度が出演してくれていましたが、今年は何と5ユニットも!もっとも、そのうちの1組は、顧問の横手先生が自らギターの名手と見込む教え子と2人でギターデュエットを披露するために登場した「ヨコディー」でしたが。
以下に、5組のユニット名をご紹介しますが、写真がいっぱい並んでいて、どれがどれやらよく分からないと思いますので、一目で見分ける指標も書き添えておきます。
1組目 PaiNs
6人編成。ドラムスは男性。
2組目 おはし
5人編成。ドラムスは女性。ちなみに、リードボーカルの女性は1組目と2組目は共通。
3組目 TRAFFIC LIGHT
4人編成。こちらのボーカルの女性(ギターも弾きます)は、1組目・2組目のボーカルの女性と似たような服装ですが、別人です。
4組目 ヨコディー
男性2人組。これは間違わない。
5組目 Area21
4人編成。全員女性。
あと、Facebookでご紹介した写真の中に、たくさんの生徒さんに囲まれて横手先生が話をされているシーンがありますが、これは、粉河高校軽音学部の出番が終わった後、横手先生から部員の皆さんに簡単な説示(というのかな?)が行われているところです。反省会の日程をどうしようか、などということも話していましたが、終始和やかな雰囲気でした。
実は、午後から出演してくれた紀北農芸高校和太鼓部も、終演後、荷物を車に積み込んだ後、その車の前で、当日の演技(演奏)についての振り返りをしていたようなのですが、私が通りかかった時には、顧問の先生ではなく、生徒の中のリーダー(主将?)とおぼしき男子生徒から、結構厳しい指摘がなされていたようで、雰囲気は完全に体育会系で、粉河高校軽音学部とは相当に違うという印象でした。もっとも、これはどちらが好いとか悪いとかいう問題ではありませんけどね。
なお、昨年の写真レポートで、私はこう書いていました。
「会場には、粉河高校の生徒さんたちがたくさん応援に駆け付け、会場全体が若々しく華やかな雰囲気に包まれました。中には、同校軽音学部の後輩たち(1年生)もたくさんいたようで、「来年は是非自分も、大阪共立による素晴らしい音響で演奏したい!」と決意してくれたことでしょう。なお、司会の植田奈都子さんが粉河高校軽音学部顧問の横手先生に取材しているのを横で聞いていたところ、粉河高校の軽音学部の部員は約60人!もいるということで、「すごい」と感心することしきりでした。
是非、来年も素晴らしい演奏を聴かせて欲しいと思います。」
※参考動画(小谷英治さんⅠ)3分~
【写真レポート3 和歌山朝鮮初中級学校中等部】
ステージの前半は、3人の女生徒の皆さんによるカヤグムというお琴の演奏でした。私は伝統楽器についての知識などほとんどありませんが、古代以降のアジアにおける文化伝播の中で、カヤグムや和琴もそれぞれの発展を遂げていったのだろう、などと想像されました。
後半は、8人の生徒の皆さんによる、様々な種類の打楽器の演奏が披露されました。
この演奏を聴いていて思ったのは、日本では、和太鼓は各地で独自の発達を遂げましたが、太鼓以外の打楽器にどんなものがあっただろう?ということでした。考えてみると、拍子木、鉦、鈴、銅鑼など、それなりに思い出す言葉はあれど、どうも音楽演奏とは結びつかない・・・というようなことに思いを巡らすのもまた楽しいものです。
さて、演奏終了後、出演者を代表して挨拶した男子生徒が話された内容を文字起こししてみましたのでお読みください。
「こんにちは。僕たちは、和歌山朝鮮初中級学校で学ぶ中学生です。僕たちは、自分の民族の言葉や歴史を学べる学校が大好きです。今年、ウリハッキョ(私たちの学校)は創立60周年を迎えます。県に一つしかないウリハッキョ、一世、二世の方々が守ってくださり、今僕たちが学べています。少人数の学校ではありますが、全校生徒が大好きなウリハッキョをこれからも守り受け継がれるよう、一丸となって頑張っていきます。今日は本当にありがとうございました。」
もちろん、先生方による添削はあったでしょうが、会場にいてこれを聴いた多くの方が感動されたことと思います。粉河高校軽音学部の出演時にあれだけたくさんいた高校生の内、どれだけの生徒がこの挨拶の時まで残って聴いてくれたかな?ということが、少し気になりました。
なお、会場内で知人の神谷さんにお会いし、「日本国憲法誕生おめでとうございます!でも、今朝鮮学校に通う子どもたちの学ぶ権利が奪われています」というアピールのチラシをいただきましたので、JPGファイルとしてご紹介しておきます。是非お読みください。
※参考動画(小谷英治さんⅠ)39分~
【写真レポート4 Halau Uilani(ハワイアンフラ)】
このハワイアンフラチームは、福井奈央子先生が指導されている3つのフラチーム「憩楽(いこら)クラブかつらぎハワイアンフラチーム」「ハワイアンフラ根来チーム」「パルポート太田ハワイアンフラチーム」の合同チームとしての出演です。
前夜来の雨のため、いかにブルーシートを敷いても、ぬかるみ状態だったら申し訳ないな、などと心配していましたが、幸いにも、雨がそれほど多量には降らなかったことに加え、西の丸広場の水捌けも良好であったため、演技には何の支障もなかったようで、ほっとしました。
私が、開会前に演技ゾーンに釘など落ちていないかと地面をしらみつぶしに調べる作業も恒例になってきましたが、去年は古釘を1本発見したのに対し、今年は先が尖っていないので、釘ではないようでしたが、細長い金属片を1つ発見という「成果」でした。
皆さんが、安全にその妙技を披露していただけるよう、来年も頑張りたいと思います。
※参考動画(小谷英治さんⅠ)1時間02分~
【写真レポート5 こどもピースフェスタ】
朝の部最後のステージ企画は、昨年に続いて2回目の登場となった「こどもピースフェスタ」の皆さんでした。昨年の7月30日に和歌山ビッグ愛1階展示ホールで開かれた「第1回 こどもピースフェスタ」は、様々なグループが出展し、とても楽しくてためになる企画として大成功であったと思います。
そして、今年も開催する「第2回 こどもピースフェスタ」の事前広報をかねて、再び西の丸広場のステージに戻ってきました。「手のひらを太陽に」や「幸せなら手をたたこう」など、私でも知っている歌を親子で歌い、また昨年に引き続き、こどもたちから、自分が大事に思っていることが発表されました。
なお、今年のピースフェスタの日程ですが、私の記憶によると、9月2日(日)ビッグ愛にて、ということだったように思うのですが、動画がないため(事前に確認したところ、YouTubeへのアップは遠慮したいということだった)たしかめることができません。
「こどもピースフェスタ」公式Facebookページが開設されていますので、しっかりフォローしていれば、正式な告知記事が掲載されるはずです。
【写真レポート6 わかやま平和賞贈賞式】
午後のステージ企画が始まる前に、「第4回 わかやま平和賞」(9条ネットわかやま制定)の贈賞式が行われました。これまで、故・本多立太郎さん(第1回)、核戦争防止和歌山県医師の会(第2回)、月山桂弁護士(第3回)に贈られてきた「わかやま平和賞」。前回から少し間が空きましたが、第4回の「わかやま平和賞」を贈るに相応しい団体として「『大逆事件」の犠牲者を顕彰する会」が選定されました。
同会の長年にわたる活動は、広く知られているところでしたが、今年1月に新宮市が大石誠之助氏を名誉市民としたことが、選定の大きなきっかけとなったことは事実です。
今回の贈賞式には、同会の設立以来の会長である二河通夫(にこう・みちお)さんがわざわざ新宮からおいでくださり、心のこもった受賞スピーチをされました。
小谷英治さんが撮影された動画(1本目)の1時間23分~が「わかやま平和賞贈賞式」ですが、二河会長のスピーチは1時間28分~です。是非お聴きください。
(引用開始)
賞 状
わかやま平和賞
「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会
会長 二 河 通 夫 殿
貴会は二〇〇一年八月の設立以来日本の近代史を暗転させた思想弾圧事件である「大逆事件」の犠牲となった新宮熊野の人々の名誉を回復しその功績を顕彰するためにたゆまぬ努力を重ね人権と平和の尊さを広く訴えてこられました
ここに貴会のこれまでの活動に心から敬意を表し今後ますますのご活躍を祈念してわかやま平和賞を贈ります
二〇一八年五月三日
9条ネットわかやま
世話人代表
花 田 惠 子
藤 井 幹 雄
(引用終わり)
ところで、二河会長は、受賞挨拶の冒頭で「私たちが『大逆事件』の犠牲者を顕彰する会を立ち上げたのは、今から約18年前の2000年の夏でありました。」と言われており、賞状の記載と1年食い違いますので、お断りしておくと、9条ネットわかやまが入手した資料(「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会の事務局から送っていただいた)には、「設立 2001年8月」と書かれていました。実際のところはよく分かりませんが、事実上、2000年から活動を開始し、2001年8月に設立総会が開かれたのかもしれません。
余談ですが、二河通夫先生は、「くまの平和ネットワーク」の代表も務めておられます。同ネットワークは、昨年は6月と12月の2回、憲法の講演会を開催されましたが、その講師としてお招きいただき、二河先生に大変お世話になった2人、すなわち、6月に共謀罪についてお話させていただいた私(金原)と、12月に「ゴジラとウルトラマンがあなたに伝えたいこと」と題して講演された伊藤宏先生(和歌山信愛女子短期大学教授)が、揃って二河先生にご挨拶できたのも良かったですね。
【写真レポート7 紀北農芸高校和太鼓部】
午後のステージ企画(と言っても、演奏は平場で行われますが)の先陣は、紀北農芸高校和太鼓部の皆さんです。
和歌山の人間にとっては、紀北農芸太鼓の迫力満点の演奏は既にお馴染みのものですが、初めてその演奏に接する人は、「高校生がこの演奏を」と驚かれるでしょう。
“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”への紀北農芸の出演も、今年で早くも3回目、すっかり恒例となりつつあります。思えば2年前の初出演の際は、強風吹き荒れる悪天候をものともせず、会場の西の丸広場に駆け付け、風さえ吹き飛ばすような熱演を見せてくれたのでした。
そういえば、去年もそう感じたのですが、今年も紀北農芸和太鼓部の演奏のボルテージが高まるに連れて、場内の人数もどんどん増えていくように思ったのですが、これは気のせいなのでしょうか?
是非、来年以降も、素晴らしい演奏を披露していただきたいと思いました。
※参考動画(小谷英治さんⅡ)冒頭~
【写真レポート8 KYK】
いよいよステージ企画も「トリ」の1つ手前までたどり着きました。毎年お送りしているこの写真レポートも、この辺まで来るとようやく「ゴールも近い、もう少しだ、頑張ろう」という元気がわいてきます(正直、大変な手間なのですよ)。
今年登場していただいたKYKは、紀美野町にある「りら創造芸術高等学校」3年生による3人編成のバンドです。プログラムのメンバー紹介には、「エナ(ギター、ヴォーカル)」「シュリ(ヴォーカル)」「ユウホ(ピアニカ、ヴォーカル)」と書かれていました。写真では、向かって右からエナさん、シュリさん、ユウホさんですね。
この3人によるユニットは、和歌山市ぶらくり丁商店街で月1回行われているポポロハスマーケットでのライブに出演したり、色々と活動の場を広げているようですが、私が聴いたのは今回が初めてでした。とっても伸び伸びとした歌声が素敵なハーモニーを形作っていますね。
演奏された曲目は、「あなたに(MNGOL800)」「空も飛べるはず(スピッツ)」「糸(中島みゆき)」「タッタ(ゆず)」「オワリはじまり(かりゆし58)」の5曲でしたが、この選曲のセンスは、60代前半の私にとっても全く違和感がありませんでした(素晴らしい)。
なお、3人のうちのエナさんは、まだ中学生の頃からお父さんと一緒に、この西の丸広場のステージで歌っていたのですよね。現在のバンド名でいうとCrowfieldという、和歌山中で知らぬ人はいない(?)という家族バンドでベースとヴォーカルを担当しているエナさん、しっかりとこちらの宣伝もしていました。小谷英治さんの動画(2本目)の30分~がKYKの演奏、44分~がCrowfieldの宣伝です。ここでも少し書いておきましょう。
5月12日(土)@和歌山市北コミセン「メガソーラーはいらない」
7月29日(日)@オールドタイム「No.2 ラブ&ピースライブ 和歌山 平和を祈るコンサート」
※参考動画(小谷英治さんⅡ)30分~
【写真レポート9 喜笑花(よさこい踊り)】
※参考動画(小谷英治さんⅡ)8分~
【写真レポート10 玉田玉秀斎(憲法講談)】
2018年の“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”、トリを務めていただいたのは、講談師・四代目玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)さんでした。玉秀斎師匠は、昨年、和歌山大学観光学部の木川剛志准教授が監督された短編映画『七曲ブルース』に地元紙の記者役で主演されるなど、和歌山ともご縁が深いということもあり、今回、憲法記念日を祝うイベントにふさわしい新作「憲法講談」の一席をお願いしょうと衆議一決したそうです。「そうです」と書くのは、その衆議一決した会議に私は欠席していたからですが。
その後、和歌山大学観光学部木川研究室主催によるイベントに、9条ネットわかやま共同代表の花田惠子さんとともに足を運び、「憲法講談」についての打合せを行ったり、資料をお届けしたりした経過の一端は、私のブログでもご紹介しています。ただ、誰を主人公にした、どんな話になるのかということについては、慎重に言及を避けてきました。それは、新作の初演を楽しみにしている方に対する礼儀であるのはもちろんですが、はたして、私が提案した人物を主人公としたストーリーが、玉秀斎師匠に「降りてくる」かどうかは、講談の神様にしか分からぬことで、実際のところ、一体どんなストーリーになっているのか、師匠からは事前に何の連絡もありませんでしたので、私も他の聴衆の皆さんとほとんど変わらぬ状態で新作講談に耳を傾けたのでした。
結果はどうであったかといえば、私の提案したとおり、幣原喜重郎元首相を主人公とし、1946年1月24日に行われた、二人きりの幣原・マッカーサー会談をクライマックスとする日本国憲法(象徴天皇制+戦争・戦力放棄)誕生物語となっていました。正直、ほっとしました。
何しろ、私は原案と資料を提供したという立場なので、とても虚心に耳を傾けるという訳にはいきませんでしたが、期待以上と申し上げたら失礼にあたるでしょうか、とても感動しました。
また、終了後、多くの方から「とても良かった」「素晴らしかった」と声をかけていただき、玉秀斎師匠に新作を委嘱しようというもともとの発案とは無関係であったにもかかわらず、師匠にお願いして本当に良かったと思いました。
願わくは、この憲法講談(タイトルをどうされるか、玉秀斎師匠から伺うのを忘れていた)が、これからも多くの場所で演じられることを切に願っています。
なお、師匠にもお送りしましたが、私が過去、幣原9条発案説に関わって書いたブログの一覧と略年表をご紹介しておきます。
(「弁護士・金原徹雄のブログ」から)
2013年6月6日
2014年8月30日
2014年9月1日
戦争に敗けるということ~加藤朗氏「敗北をかみしめて」を読んで考える
2015年5月30日
2016年8月13日
幣原喜重郎・戦後略年表
1945年(昭和20年)
10月9日 第44代・内閣総理大臣に就任。
1946年(昭和21年)
1月24日 幣原は、マッカーサーと3時間、余人を交えず会談。その際、幣原から、天皇制存続の必要性を強調した上で、戦争放棄・戦力不保持を憲法に書き込むことを提案し、マッカーサーから賛同を得る(いわゆる「9条・幣原発案説」⇒以前は少数説と言われていたが、今では「有力説」と言って良いと思う)。
2月3日 マッカーサー、民政局スタッフに3原則(象徴天皇制、戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認、封建制廃止/いわゆるマッカーサー・ノート)を示し、GHQ草案の起草を命じる(⇒翌日から実質8日間で草案完成)。
2月8日 政府、松本案をGHQに提出。
2月13日 外務大臣公邸にて、GHQ(ホイットニー少将ら)は、吉田茂外相、松本烝治国務大臣らに対し、松本案を拒否する意向を示した上で、GHQ草案を手交した(⇒この案を受け入れなければ、天皇の地位を保障できなくなるかもしれないと示唆したと伝えられている)。
3月6日 政府、憲法改正草案要綱を発表。
11月3日 日本国憲法 公布
1947年(昭和22年)
5月3日 日本国憲法 施行
1949年(昭和24年)
1951年(昭和26年)
(付記)言い忘れましたが、玉秀斎師匠は、私の大阪市立大学法学部の後輩です。
【写真レポート11 ブース紹介(憲法9条を守る和歌山弁護士の会)】
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2018”も、いよいよフィナーレのお菓子撒き・餅撒きを残すだけ・・・と思っていたら、ブース紹介を全くしていなかったことに気がつきました。どうしても、写真の撮影もステージ企画中心になってしまい、ブースを紹介するための適当な写真がなくて困ってしまうのは例年通りですね。何とか、ブース専属の公式記録員を任命しなければ。
さて、市役所側から西の丸広場に入ってきた人が、最初に出会うブースは、伝統的に「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」が受け持ってきました。西の丸広場の2箇所ある入口のうち、メインとなる道路に面した北西の入口に最も近いブースとして、プログラムやブース配置図を印刷した案内チラシを配ったり、開会からしばらくの間は、「風船ください」という女子高生や子どもたちへの対応におおわらわです。けれども、場内のあちこちに風船を持った人たちがいると、大いに雰囲気が盛り上がりますよね。
また、風船コーナーの隣りでは、ヨーヨーすくい、スーパーボールすくいが子どもたちの人気を集めています。私も、閉会間際に一度ヨーヨーすくいをさせてもらいましたが、すぐに切れてしまいました。なかなか難しものです。
ちなみに、私は、憲法9条を守る和歌山弁護士の会の会員とはいえ、ほぼ本部テント詰めというか遊軍というか、はたまた公式記録員というか、なかなかこのブースに立ち寄る時間はありませんでした。
【写真レポート12 ブース紹介(本部テントの人々)】
ブース紹介の第2弾は「本部テントの人々」です。和歌山城側というか、駐車場側というか、南西の入口に最も近く、かつステージに最も近い位置にあるのが本部テントです。
ということで、毎年、本部テントに詰めているスタッフの写真を撮るのも、公式記録員である私の任務であるにもかかわらず、今年はうっかりそれを忘れるところだったのですが、トリである玉秀斎師匠の出番の直前、たまたま本部テント前を通りかかった際、写真撮影の指示を受け、急遽当然写るべき常連メンバーに招集をかけ、出来上がったのがこの写真です。
何故か、この本部テント記念写真には、男性スタッフはめったに写ったことがない。昨年1人だけ写っていたというのが唯一の例外だったと思います。その理由は・・・?不明です。
【写真レポート13 ブース紹介(全部まとめて)】
ブース紹介も、やり出すときりがありません。私個人のことで書けば、昼食でお世話になったブースは、けいじん舎(コロッケ2個)、県地評女性部(麦茶ペットボトル)、和歌山県平和フォーラム(焼き鳥)、オモニ会(チジミ)でした。みんな美味しくいただいて、お腹いっぱいになりました。
それから、わかやま市9条センターでは、100円のカバンを2個ゲットして大満足。子どもたちの未来と被ばくを考える会の輪投げ(50円)に挑戦して、何と1つしか入らなかった。
といったところでしょうか。実は、野菜なども安くて美味しそうなものが売られていたようなので気にはなっていたのですが、何しろ公式記録員としての写真撮影が忙しく、合間にはブルーシートを敷いたり外したり、ということで買いそびれたのは残念でした。
ブースの配置図は、当日、来場者に配布されたものをスキャンして掲載しておきますので、それをご覧ください。また、各ブースの写真は、適当に撮ったものしかありませんが、見繕ってご紹介します。
【写真レポート14 フィナーレ(お菓子まき&餅まき)】
”写真レポートでお届けしてきた“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2018”も、いよいよ大団円を迎えます。
憲法記念日の5月3日、全国各地で、護憲派、改憲派が様々な催しを行う中で、フィナーレに餅まきをやるところが他にあるということを、寡聞にして私は聞いたことがありません。もしあるとすれば、和歌山県下のどこかに違いないと思うほど、和歌山と餅まきはきってもきれない関係にあるようです。何しろ、県庁職員有志が「和歌山餅まきカレンダー」というサイトを運営し、「「餅まきの聖地!」和歌山の餅まき情報」という Facebookページがあるくらいです。
もちろん、“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”も、毎年しっかり餅まきカレンダーに掲載されています。
願わくは、いつまでも心おきなくみんなと一緒に餅まきを楽しみながら憲法の誕生日を祝えますように。
※参考動画(小谷英治さんⅡ)1時間19分~
(弁護士・金原徹雄のブログから/“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama”関連)
2014年4月11日
2014年5月3日
2015年4月4日
2015年5月3日
2015”から」
2015年5月12日
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2015”
2016年3月21日
もやります!
2016年5月5日
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2016”
2017年4月30日
2017”へのお誘い
2017年5月4日
写真レポートで振り返る“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2017”
2017年3月15日
は玉田玉秀斎師匠による「憲法講談」上演!