今晩(2014年5月25日)配信した「メルマガ金原・臨時増刊号」を転載します。
なお、「あしたの朝 目がさめたら(弁護士・金原徹雄のブログ 2)」にも同内容で掲載しています。
椎名千恵子さんを迎えて(5/31@和歌山市河北コミセン)
今度の土曜日(5月31日)、和歌山で様々な企画が予定されているものの、身体は1つなので「さて困った」ということを以前お伝えしました。
くまの平和ネットワーク「憲法の講演会」(5/31)と講師・畑純一弁護士のご紹介
以上4つの企画の内、唯一「主催者とお問合せ先」が不明であった「福島の現状と課題について」(椎名千恵子さんを迎えて)につき、その後、西郷章さんからお知らせいただいていましたので、同企画について再度お知らせします。
やや手抜きですが、前回配信した記事に「主催者とお問合せ先」を補充した上で、西郷さんから送っていただいた「福島から報告会へのご案内」を(一切文章に手を加えずそのまま)掲載します。ただ、「ベラルーシ(ロシア)」という表記だけは気になるなあ。ベラルーシは、日本において長らく「白ロシア」と表記されていた時代が長かったものの、決してロシアの一部という意味ではないですからね。
以下には、チラシから概要を抜き書きします。
資料代 500円
主催 福島の今に学ぶ会
お問合せ先 事務局℡ 090-5465-3105(西郷章)
(開催趣旨)
「子どもの将来はどうなるのか?」「被災者への補償(県内外に暮らす避難者も含む)はいつするのか」「仮設に暮らす人々はいつ帰れるのか」「生産者はどのような思いをしているのか」「除染で本当に大丈夫なのか」
これらの問題について、人名を尊ぶ、生活を保障する点で何一つまともな対応ができない加害者、東電と政府に対してどのように闘ってきたのか、また今後の闘いの展望はどうなのか、椎名さん達の経験をもとに参加者の皆さんと共に、福島の様々な問題を考えてみたいと思います。
(椎名千恵子さんのことばから)
原発をなくすためには、立場の違いを越えてあらゆる人たちと手を組んでいく必要がある。少しくらい考え方が違うからといって否定するのではなく、お互いに認め合っていかなければ、これだけ深い問題に答えは出せませんよ。国や電力会社という巨大な相手を変えるためには自分たち自身も変えなければいけないのです。
「子どもの将来はどうなるのか?」「被災者への補償(県内外に暮らす避難者も含む)はいつするのか」「仮設に暮らす人々はいつ帰れるのか」「生産者はどのような思いをしているのか」「除染で本当に大丈夫なのか」
これらの問題について、人名を尊ぶ、生活を保障する点で何一つまともな対応ができない加害者、東電と政府に対してどのように闘ってきたのか、また今後の闘いの展望はどうなのか、椎名さん達の経験をもとに参加者の皆さんと共に、福島の様々な問題を考えてみたいと思います。
(椎名千恵子さんのことばから)
原発をなくすためには、立場の違いを越えてあらゆる人たちと手を組んでいく必要がある。少しくらい考え方が違うからといって否定するのではなく、お互いに認め合っていかなければ、これだけ深い問題に答えは出せませんよ。国や電力会社という巨大な相手を変えるためには自分たち自身も変えなければいけないのです。
(西郷章さんからの呼びかけ文)
福島から報告会へのご案内
風薫る季節となりましたがお変わりなくご活躍のこととお喜び申し上げます。
、東日本大震災から早や3年以上が経過しましたが、被災地の復興は政府の計画とは程遠く一向に進んではいません。しかし、そのこととは裏腹に一般国民の中には「あの事故は3年もたって、あまり騒がれなくなったから、相当回復したのでないか」と思っている人の多いことに驚かされます。
実態は福島において、依然として放射能濃度は高く、人の住める地域は極めて限定的な中、福島県や政府は膨大な除染費用を使って帰還計画を進めていますが、信用に足りる事業とはいえません。除染を行っても短期間で元に戻ることや政府の定める基準値が例えば、ベラルーシ(ロシア)に比較して非常に高い点などに強い疑問いを持ちます。
除染計画については、被災者と支援する国民の側から「そのような無駄なことに大金を使うなら被災者の生活保障のために使うほうがどれだけ安くつくことか」と非難の声が日増しに高まっています。そして、加害者側のずさんな対応に対して、被災者の若い世代は子供のことを考えて帰還することをあきらめる人が圧倒的に多くなっていること。また、故郷に帰っては見たが生活が不便で、以前の隣人や親しい人のいない寂しさに襲われる人たちが多いこと。そして、仮設に暮らすお年寄りは帰れる日を待ちわびながら亡くなる人が増えていることなど、この人たちを中心に被災者の方々は将来に明るい日差しを見出すことはできない境遇にあるのです。
この出口の見えない福島において、椎名さん達はそこにとどまり、被災者救済のために子供の甲状腺がんを防ぐための診療活動や保養の取り組み、そして生活相談から県や政府への要請や交渉など幅広い分野で地道な活動を続けていますが、その姿勢は人々におおいに評価され、大きな信頼を勝ち得ています。
今回の和歌山講演は福島の現状報告とそれらと向き合う自らの活動を紹介する内容です。皆さんの知らない福島の多くのことを学ぶ良い機会になると思いますので是非ご参加ほど、よろしくお願い申し上げます。
2014年5月5日
『福島の今に学ぶ会』 和歌山市・事務局 西郷 章
連絡先℡ 090(5465)3105
、東日本大震災から早や3年以上が経過しましたが、被災地の復興は政府の計画とは程遠く一向に進んではいません。しかし、そのこととは裏腹に一般国民の中には「あの事故は3年もたって、あまり騒がれなくなったから、相当回復したのでないか」と思っている人の多いことに驚かされます。
実態は福島において、依然として放射能濃度は高く、人の住める地域は極めて限定的な中、福島県や政府は膨大な除染費用を使って帰還計画を進めていますが、信用に足りる事業とはいえません。除染を行っても短期間で元に戻ることや政府の定める基準値が例えば、ベラルーシ(ロシア)に比較して非常に高い点などに強い疑問いを持ちます。
除染計画については、被災者と支援する国民の側から「そのような無駄なことに大金を使うなら被災者の生活保障のために使うほうがどれだけ安くつくことか」と非難の声が日増しに高まっています。そして、加害者側のずさんな対応に対して、被災者の若い世代は子供のことを考えて帰還することをあきらめる人が圧倒的に多くなっていること。また、故郷に帰っては見たが生活が不便で、以前の隣人や親しい人のいない寂しさに襲われる人たちが多いこと。そして、仮設に暮らすお年寄りは帰れる日を待ちわびながら亡くなる人が増えていることなど、この人たちを中心に被災者の方々は将来に明るい日差しを見出すことはできない境遇にあるのです。
この出口の見えない福島において、椎名さん達はそこにとどまり、被災者救済のために子供の甲状腺がんを防ぐための診療活動や保養の取り組み、そして生活相談から県や政府への要請や交渉など幅広い分野で地道な活動を続けていますが、その姿勢は人々におおいに評価され、大きな信頼を勝ち得ています。
今回の和歌山講演は福島の現状報告とそれらと向き合う自らの活動を紹介する内容です。皆さんの知らない福島の多くのことを学ぶ良い機会になると思いますので是非ご参加ほど、よろしくお願い申し上げます。
2014年5月5日
『福島の今に学ぶ会』 和歌山市・事務局 西郷 章
連絡先℡ 090(5465)3105
(参考映像)
椎名千恵子さん4.21北九州集会
※2013年4月21日に北九州市で開かれた集会でお話される椎名さんの映像がありました。これは1年前の「福島からの報告」ですが、1年後の今、はたして何か変化はあったのでしょうか?