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今晩(2014年6月26日)配信した「メルマガ金原No.1769」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
(引用開始)
公明党の山口那津男代表は26日の記者会見で、集団的自衛権の行使容認問題に関連し、政府が憲法改正によらず解釈変更の手続きを取ることについて「憲法の規範性、論理的整合性を保つ中で、解釈を整理、補充、明確にする機能は政府として持っている」と述べ、容認する姿勢を表明した。
従来、解釈変更に慎重だった山口氏が解釈変更容認を明言するのは初めて。
党内にくすぶる異論を踏まえて丁寧に意見集約する意向も強調し、「与党協議は一歩一歩前進している。協議の進展を公明党内に還元していく。議員は意識が成熟しつつあると思っている」と指摘した。
(引用終わり)
共同通信が書いているとおり、山口氏が解釈変更容認を明言するのが「初めて」かどうかについては、その発言の全てをフォローしている訳ではないので何とも言えませんが、「山口氏が解釈変更容認を明言」したかどうかは、自分で確認することができます。
公明党公式映像
14/06/26 山口代表記者会見
公明党の山口那津男代表は26日の記者会見で、集団的自衛権の行使容認問題に関連し、政府が憲法改正によらず解釈変更の手続きを取ることについて「憲法の規範性、論理的整合性を保つ中で、解釈を整理、補充、明確にする機能は政府として持っている」と述べ、容認する姿勢を表明した。
従来、解釈変更に慎重だった山口氏が解釈変更容認を明言するのは初めて。
党内にくすぶる異論を踏まえて丁寧に意見集約する意向も強調し、「与党協議は一歩一歩前進している。協議の進展を公明党内に還元していく。議員は意識が成熟しつつあると思っている」と指摘した。
(引用終わり)
共同通信が書いているとおり、山口氏が解釈変更容認を明言するのが「初めて」かどうかについては、その発言の全てをフォローしている訳ではないので何とも言えませんが、「山口氏が解釈変更容認を明言」したかどうかは、自分で確認することができます。
公明党公式映像
14/06/26 山口代表記者会見
11分余りの記者会見の映像を視聴した上で、共同通信が配信した記事を読み直した私の感想は、「初めて」かどうかはさておき、発言の要約としては「よく書けている」記事だと思いました。
ところで、読売オンラインの配信記事よれば、「公明党は中央幹事会で、28日に地方議員らを集めた県代表懇談会を開催することを決めた。執行部側が与党協議についての経緯などを説明し、意見交換するものだ」ということです。
かくなる上は、公明党の各都道府県本部に対し、出来れば明日27日の午前中までに「国民の声」を集中すべきでしょうね。
けしかけておいて自分がやらないのでは話にならないので、急遽、私の地元である公明党和歌山県本部宛の短い要請書を書いてFAXで送信しました。
http://web2.nazca.co.jp/nwkv89851/koumeitou20140626.pdf
既に地方本部や地元議員に対する働きかけを実行されている方も多いことと思いますが、もしもまだであれば、明日中(出来れば午前中)に公明党の各都道府県本部宛に要請書をFAXで送っていただけないでしょうか?FAXを送る便宜がない方は、電話で思いを伝えることでも良いと思います(礼節を守ることが大切ですが)。
既に地方本部や地元議員に対する働きかけを実行されている方も多いことと思いますが、もしもまだであれば、明日中(出来れば午前中)に公明党の各都道府県本部宛に要請書をFAXで送っていただけないでしょうか?FAXを送る便宜がない方は、電話で思いを伝えることでも良いと思います(礼節を守ることが大切ですが)。
「今さら何をやっても同じだ」「もう手遅れだ」とお思いでしょうか?
結果としてはそうかもしれません。しかし、1%でも可能性がある間は、全力を尽くすという覚悟を持った者を1人でも増やさなければ、これからの長い長い闘いはとても勝ち抜けません。
結果としてはそうかもしれません。しかし、1%でも可能性がある間は、全力を尽くすという覚悟を持った者を1人でも増やさなければ、これからの長い長い闘いはとても勝ち抜けません。
私が和歌山県本部に先ほど送信した要請書を以下に貼り付けておきます。
送った後で、「少し表現が過激過ぎたかな」と反省しましたが(もう遅いけれど)、今はあれこれ修文している時間はないはずなので、とにかく自分の思いを公明党の地方組織の人たちに伝えることが大切です。
送った後で、「少し表現が過激過ぎたかな」と反省しましたが(もう遅いけれど)、今はあれこれ修文している時間はないはずなので、とにかく自分の思いを公明党の地方組織の人たちに伝えることが大切です。
【ファクシミリ送信/本文書のみ】
2014年(平成26年)6月26日
2014年(平成26年)6月26日
〒640-8142
和歌山市三番丁6番地 関西電電ビル4階
TEL:073-427-0852 FAX:073-427-0853
金原徹雄法律事務所
弁護士 金 原 徹 雄
和歌山市三番丁6番地 関西電電ビル4階
TEL:073-427-0852 FAX:073-427-0853
金原徹雄法律事務所
弁護士 金 原 徹 雄
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私を含む「平和を願う市民有志」22名は、去る6月10日、貴党本部に対し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に決して同意せぬよう、「貴党が結党の精神をよりどころとし、立憲主義、民主主義、平和主義、そして究極的には、平和的生存権をはじめとする人権を守り抜くことを信じ、心より応援のメッセージを」お送りし、併せて貴本部にも参考送信をさせていただきました。
ところが、その後の与党協議の状況は、私たちの期待を完全に裏切るものであり、6月24日には「高村試案」なるものが正式に提案され、これを基にして7月1日にも閣議決定か、と報じるメディアもあります。
その上、本日の記者会見において、貴党の山口那津男代表が、「与党協議は一歩一歩前進している。協議の進展を公明党内に還元していく。議員は意識が成熟しつつあると思っている」と述べたと報じられています(共同通信)。
そもそも、「高村試案」なるものが、憲法9条の下で集団的自衛権の行使は認められない根拠を示した1972年政府見解を換骨奪胎し、行使容認の根拠とするという、論理性のかけらもない「子どもだまし」にもならぬ詐欺的文章であることは、心ある国民の誰もが見抜いています。
仮にも、このような内容で、あるいはこれに微修正を施しただけで、集団的自衛権を容認する閣議決定に同意するようなことがあれば、貴党の歴史に取り返しのつかない汚点を残し、平和主義を踏みにじり、日本を戦争のできる国にする憲法破壊のクーデターに荷担した政党という烙印を永遠に甘受しなければならないでしょう。
報道によれば、「公明党は中央幹事会で、28日に地方議員らを集めた県代表懇談会を開催することを決めた。執行部側が与党協議についての経緯などを説明し、意見交換するものだ」(読売オンライン)とのことであり、是非、和歌山県本部として、平和を願う地元の声を貴党本部にお伝えいただき、悔いを千歳に遺すことのないよう全力を傾けられることを心よりお願い致します。
敬 具
私を含む「平和を願う市民有志」22名は、去る6月10日、貴党本部に対し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に決して同意せぬよう、「貴党が結党の精神をよりどころとし、立憲主義、民主主義、平和主義、そして究極的には、平和的生存権をはじめとする人権を守り抜くことを信じ、心より応援のメッセージを」お送りし、併せて貴本部にも参考送信をさせていただきました。
ところが、その後の与党協議の状況は、私たちの期待を完全に裏切るものであり、6月24日には「高村試案」なるものが正式に提案され、これを基にして7月1日にも閣議決定か、と報じるメディアもあります。
その上、本日の記者会見において、貴党の山口那津男代表が、「与党協議は一歩一歩前進している。協議の進展を公明党内に還元していく。議員は意識が成熟しつつあると思っている」と述べたと報じられています(共同通信)。
そもそも、「高村試案」なるものが、憲法9条の下で集団的自衛権の行使は認められない根拠を示した1972年政府見解を換骨奪胎し、行使容認の根拠とするという、論理性のかけらもない「子どもだまし」にもならぬ詐欺的文章であることは、心ある国民の誰もが見抜いています。
仮にも、このような内容で、あるいはこれに微修正を施しただけで、集団的自衛権を容認する閣議決定に同意するようなことがあれば、貴党の歴史に取り返しのつかない汚点を残し、平和主義を踏みにじり、日本を戦争のできる国にする憲法破壊のクーデターに荷担した政党という烙印を永遠に甘受しなければならないでしょう。
報道によれば、「公明党は中央幹事会で、28日に地方議員らを集めた県代表懇談会を開催することを決めた。執行部側が与党協議についての経緯などを説明し、意見交換するものだ」(読売オンライン)とのことであり、是非、和歌山県本部として、平和を願う地元の声を貴党本部にお伝えいただき、悔いを千歳に遺すことのないよう全力を傾けられることを心よりお願い致します。
敬 具
(追加情報)
第2回日隅一雄・情報流通促進賞(日隅一雄・情報流通促進基金主催、NPJ共催)大賞を受賞したFFTV(フクロウ・FoEチャンネル)が、集団的自衛権行使容認阻止のための闘いを具体的にどのように進めていけば良いかについて、非常に参考になる映像をアップしてくれています(6月25日)。私もまださわりを視ただけなのですが、特に(中)では、地方での運動の進め方について参考となる情報も得られるようなのでご紹介します。
第2回日隅一雄・情報流通促進賞(日隅一雄・情報流通促進基金主催、NPJ共催)大賞を受賞したFFTV(フクロウ・FoEチャンネル)が、集団的自衛権行使容認阻止のための闘いを具体的にどのように進めていけば良いかについて、非常に参考になる映像をアップしてくれています(6月25日)。私もまださわりを視ただけなのですが、特に(中)では、地方での運動の進め方について参考となる情報も得られるようなのでご紹介します。