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wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

映画『祝福(いのり)の海』(東条雅之監督)完成への期待と私がお薦めする「スナメリチャンネル」の10本+1

 今晩(2015年3月4日)配信した「メルマガ金原No.2019」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
映画『祝福(いのり)の海』(東条雅之監督)完成への期待と私がお薦めする「スナメリチャンネル」の10本+1

 「いつ観られるんだろう?」と多くの人が長らくその完成を待ち望んでいた映画『祝福(いのり)の海』
(東条雅之監督)が、いよいよ、本当に、間もなく観られそうです。
 先月(2015年2月)6日に久々に更新された東条さんのブログの冒頭に次のように書かれていたか
らです(映画、追い込み作業中です!)。

(引用開始)
僕は、連日、部屋にこもって映画の追い込み作業に没頭しています。
3月11日に、初めに祝島で上映させて頂くことを目指しています。
2011年の東日本大震災から4年になろうとしています。
撮影させて頂いた方々や応援して頂いている皆さんのことを考えると早く完成させたいと思いながらも、
納得のいくものをつくりたいという思いもあり、制作が長期となってしまっています。お待ち下さってい
る皆さん、申し訳ありません。
祝島でお披露目させて頂いた後、撮影させて頂いた方々に観てもらいながら、最終的な完成を迎えられれ
ばと考えています。
(引用開始)
 
 もっとも、東条さんのこの書きぶりからすると、祝島での上映は「完成披露試写会」というよりは、関係者を集めた「初号試写」であり、今後まだ最終的な手直しがあり得るような気もします。
 まさかその「手直し」に1年もかかることはないだろうなあ?という懸念が皆無という訳ではないのですが、とりあえず東条さんの地元・和歌山県では、半年以内には観られるだろうと(希望を交えて)予想しておきます。
 
 ところで、ここまで東条雅之さんや映画『祝福(いのり)の海』について何の説明もしていませんでしたから、知らない方のために、公式サイト「スナメリチャンネル」~みんなが笑って暮らせる世界へ~から、参考ページを(少し長くなりますが)ご紹介します。
 
プロフィール
(引用開始)
はじめまして、東条雅之です。
「スナメリチャンネル」での発信と
ドキュメンタリー映画を制作しています。
  1984年生まれ、大阪出身。北海道大学農学部卒業。
2007年から7ヶ月半に渡り、アジア・アフリカの10数ヵ国を旅し、
世界は「でっかい宝島だ」と実感しました。
  2009年より、自然と共生する人達を巡る中で、山口県の「祝島」に出会いました。
  海と山と共にある暮らしに感銘を受けると同時に、
  対岸の海を埋め立てて建てられようとしている原発計画に問題を感じ、
  映像を撮り、「スナメリチャンネル」で発信を始めました。
2011年の東日本大震災福島原発の事故以降は福島にも通うようになり、
これまでの出来事をドキュメンタリー映画としてまとめようと決めました。
  テーマはいのち。
いのちの誕生(出産)から始まり、海や大地とつながり生きる人々を追います。
奇跡のようないのちのつながりをどこまで描けるか。
「祝福(いのり)の海」現在制作中です。
  2013年、結婚を機に和歌山県田辺市高原に移住。
  家で自然食のお店「虹の花(このはな)食堂」を妻が中心で運営しています。
自然の一員として、いのちを生かし合える暮らし・世界を
仲間と共につくっていきたいと思っています。
ご覧頂きありがとうございます。
どこかでお会いする日を楽しみにしています。
(引用終わり)
 
映画『祝福(いのり)の海』について
(引用開始)
<映画の内容>
「いのちはどこから来て、どこに行くのだろう」「この地球の上で平和に生きるにはどうすればいいのか

そんな問いを持っていた僕は2009年、山口県長門市で塩づくりをしている「百姓庵」の井上さんに出会った。「海は全ての生物(いのち)のお母さん」「生物は自分の体内に海をつくることで陸に上がってきた。母なる海と僕たちをつなぐへその緒の役割をしているのが塩なんだ」。海に生きる井上さんの言
葉には実感がこもっていた。
同時期に出会ったのが、対岸に原発計画がある「祝島」の人たちだ。海や山の恵みで生きてきた島民は「海は売っていない!」と体を張って、それこそ命をかけて原発予定地で抵抗していた。そこには、祝島の人たちと共に海を守ろうとする冒険家でカヤックガイドの原さんや全国から集まった多くの人たちの姿も
あった。
祝島や予定地から映像の発信を続けて1年半が経った頃、埋め立て工事が強行されようとしていた矢先に、東日本大震災福島原発の事故は起きた。いてもたってもいられず福島に赴くと、放射能に汚染された
海を前にして「身を切られた想い…」と語る漁師さんがいた。
祝島の「海」と福島の「海」。そして自分たちの中にある「海」。本来つながっているはずのこれらの「海」を、命のつながりを、この映画で描きたい。それは僕たちが忘れてしまった大切なものを呼び起こす
旅に他ならないと思っています。皆さんに応援して頂けると、これ程うれしいことはありません。
資金協力について>
口座番号 00910-6-201437(店番号099)名義 スナメリチャンネル
※一口1000円より、よろしくお願い致します。
※映画のエンドロールにお名前を掲載させて頂きたいと思います。通信欄に、OKならば(名前可)NGなら
ば(名前不可)とお書き下さい。メッセージがあれば合わせてお書き下さい。このブログの「応援する」
のページにお名前のイニシャルとメッセージを掲載させて頂きます。
※協力金は全額映画の製作費(主に交通費、他機材など)に充てさせて頂きます。
※「こんなことで映画に関りたい、協力したい!」という方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡下さ
い。
<お問い合わせ先>
「スナメリチャンネル」東条雅之
Tel: 080-3809-6791 Mail:
sunamerichannel@yahoo.co.jp
(引用終わり)
 
 東条さんが活動の柱として、ドキュメンタリー映画の制作とともに挙げていた「スナメリチャンネル」での発信についてもご紹介しておきます。
 私が、東条さんとまだ一度もお会いしていない頃から、祝島の現地の状況を伝えてくれる「スナメリチ
ャンネル」には、とてもお世話になっていました。
 今や、そのアーカイブ映像は200本を超えたとか。
 YouTubeにアップされた動画一覧はこちらから。
 これらを眺めていると、あれも、これもメルマガ(ブログ)で紹介したとか、これは『祝福(いのり)
の海』にも使われるだろうなと想像したり、様々な感慨が浮かんできます。
 ここでは、特に印象に残っている最近の数本をご紹介するにとどめますが(と言いながら結局10本になってしまった)、いずれも、東条さんが何を伝えたいのか、ということがしっかりと受け手に届く作品
になっています。
 東条さんの作品からは、撮影した素材を丸ごと投げ出せば良いというような、楽観的というか、ある種
不遜な態度とは対極にある、撮影した対象に対する敬意を感じます。
 そのような敬意があればこそ、より正確に映像の受け手に、伝えたいことを過ちなく届けるた
めにはどう編集するのが最適か?という表現者としての葛藤と決断が不可欠になるのだろうと思います。
 『祝福(いのり)の海』がなかなか完成しない原因の一端は、私が「スナメリチャンネル」の映像の数
々を視聴しながら感じた、そのような東条さんの姿勢にあるのかな、などと思っています。
 それでは、金原お薦めの「スナメリチャンネル」セレクション10本をご紹介します。
 
91歳現役の助産師 坂本フジヱさんのお話 「平和でこその命」 2014.7.13
 
平和を祈り歩く「命の行進」 2014
 
大地といのちの祈り2013~Sunrise Ceremony in 南会津~2013.11.24
 
アーサー・ビナードさん 核と命めぐる祝島の旅 2013.8.19~20
 
警戒区域に生きる 松村直登さん
 
それでも世界は美しい 佐藤幸子さん(子ども福島代表) 2013.2.20
 
大間原発のあさこはうすより祝島へ 2012.9.24
 
中島哲演さん「あとからくる者のために」@びわこ集会 2012.2.4
 
「確率的殺人に加担したくない」福島の漁師・新妻竹彦さんの苦渋の選択
 
拡散希望被曝医師・肥田舜太郎さんが語る『真実の原子力
 

 最後に、YouTubeにアップされている200本以上の動画の中で、最初にアップされたのはどれかと探し
てみました。
 2009年11月8日に撮影した上関原発建設のための埋立工事に抗議する祝島の女性を捉えた2分余りの短い映像です。撮影機材の性能もあるのかもしれませんが、ピントは甘く、拾った音声も明瞭とは言えませんが、工事関係者に何度も頭を下げながら「どうか帰ってください。お願いします。でないと私たちをここに埋めてください」と言う島民の声を社会(世界)に向けて発信したこの動画が、東条雅之さんの表現
者としての出発点なのだと思います。
 上に推奨した金原セレクション10本とは技術的にはとても比べものになりませんが、カメラを通して対象を見つめる撮影者の身の置き所は、最初から一貫している、そうは思いませんか?
 
「私をここに埋めてください」 上関原発 抗議行動 2009.11.8

(映像説明)
「2009年9月10日より、上関原発建設のための海の埋め立て工事に対する抗議行動が始まった。11月5日より、舞台が原発建設予定地「田ノ浦」に移った後も、毎日続けられている。計画が欺瞞に満ちたまま進められる時、人はどう行動するのか。汚濁防止幕の上で座り込-む祝島の女性の声。」
 

(付録)
死の灰を浴びる前に』 作詞・作曲・演奏:NO∞無(撮影:東条雅之/2011.4.16)