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開催予告4/29今中哲二氏講演「チェルノブイリ30年・福島5年を考える」(原発がこわい女たちの会結成29年のつどい@和歌山市)

 今晩(2016年4月4日)配信した「メルマガ金原No.2416」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
開催予告4/29今中哲二氏講演「チェルノブイリ30年・福島5年を考える」(原発がこわい女たちの会結成29年のつどい@和歌山市

 今日お届けするのは、昨日の記事(「原発がこわい女たちの会ニュース」第97号が届きました)からのスピンオフです。
 昨日のメルマガ(ブログ)にニュース第97号を掲載した後、同会代表の松浦雅代さんに、4月29日に開かれる「原発がこわい女たちの会結成29年のつどい」のチラシが出来上がったら送ってくださいとお願いしておいたところ、早速、今晩送ってくださいました。
 
 まずは、そのチラシの記載情報をお伝えします。
 
チラシ文字情報から引用開始)
原発がこわい女たちの会結成29年のつどい
 
チェルノブイリ30年・福島5年を考える」
 
 1986年4月26日に起きた旧ソ連邦のチェルノブイリ原発事故は原発から 30㌔の人々が強制避難しました。30年経ってもそのままです。
今中哲二氏(97号) 5年前に福島原発事故が起きました。世界最大規模の原子力災害です。原因もまだわかっていません。汚染水も垂れ流し状態です。福島の約10万人近くの人たちが避難したままです。もともと営んでいた個々の生業は失われてしまいました。絶対元に戻らない生活を余儀なくされています。チェルノブイリを調査してこられ、又福島原発事故後、飯館村の調査を継続中の今中哲二さんに来ていただいて福島原発事故のことを一緒に考えたいと思います。
 
◇講師・今中哲二氏(京都大学原子炉実験所研究員)
◇日時・2016年4月29日(金曜日・祝日)13:30~16:00
◇会場・和歌山市勤労者総合センター6階文化ホール

     和歌山市西汀丁34(市役所西隣)☎073-433-1800
◇参加費300円 だれでも参加できます。
◇主催 原発がこわい女たちの会 連絡先 松浦TEL:073/451/5960
(引用終わり)
 
 そもそも「熊取6人組」の存在自体、私は3.11以降に初めて知ったほどですが、松浦さんたち、和歌山で長らく脱原発運動を担ってきた方々にとって、京大原子炉実験所の「原子力安全研究グループ」の皆さんとの交流は格別のものであったと思われます。
 昨日ご紹介したニュース第97号でも、3月末で京大原子炉実験所を定年退官された今中さんについて、松浦雅代さんは次のように書いておられました。
 
「原発がこわい女たちの会ニュース」第97号から引用開始)
 今年は今中哲二さんが熊取6人組の最後の退官者になりました。今中さんは4月からは京都大学原子炉実験所研究員として、しばらく同じ職場に居られます。
 今中哲二さんにも「ぺんぺん草」の時から原子力のことを教えていただいています。30年以上のお付き合いです。出来の悪い私たちですが今中さんたち熊取の人たちは我慢づよく指導してくださったと思います。感謝しかありません。この日も海老沢徹さん、小林圭二さん、川野真治さん、小出裕章さん、の皆さんが参加され、一人ずつ発言されていました。ゼミ(注:第112回原子力安全問題ゼミ@京大原子炉実験所)の参加者は150名でした。懇親会の最後に今中さんの息子さん哲平君がとても良い挨拶をされました。
 こんな近くに専門家が5人もいたことは、私たちにとってはとてもラッキーでした。(松浦雅代)
(引用終わり)
 
 私自身、今中さんのお話を和歌山でお聴きするようになったのは、「原発がこわい女たちの会」のつどいに参加するようになった3.11以後のことです。
 実際、3.11以後、今中さんは、
  2012年 原発がこわい女たちの会 結成25年のつどい
  2014年 原発がこわい女たちの会 結成27年のつどい
の講師として招かれており、今年も規則正しく(?)2年ぶりに和歌山で講演されることになりました(松浦さんから頼まれるといやとは言えない?)。
 また、2012年には、松浦さんの仲介により、青年法律家協会和歌山支部も、その年の憲法記念講演会の講師を今中さんにお願いしており(連絡係は私が担当したのでした)、あとにも先にも、青法協和歌山支部が原発問題をテーマに講演会を開いたのは、あの時だけだったのではないかと思います。
 
 その今中さんも、今年の3月いっぱいで京都大学原子炉実験所(助教)は退官されました。それを記念して、というのでしょうか、1月28日には今中さんの最終講義「京都大学原子炉実験所 第50回学術講演会」が開かれ、その報文集と発表スライドが、「原子力安全研究グループ」のホームページにアップされています。
 
 
 以上が、京大原子炉実験所主催の公式の最終講義(学術講演会)であるとすると、2月10日に開かれた第112回原子力安全問題ゼミは、「原子力安全研究グループ」主催の私的な最終講義といったところでしょうか。その発表資料も(昨日に続き)ご紹介します。
 
「福島原発事故から5年」今中哲二(京都大学原子炉実験所)
 
 YouTubeにアップされた第112回原子力安全問題ゼミの動画は、昨日の記事(「原発がこわい女たちの会ニュース」第97号が届きました)の中でもご紹介しましたが、以下にも再掲しておきます。
 
第112回原子力安全問題ゼミ 熊取六人衆挨拶(海老沢徹・小林圭二・川野眞治・小出裕章)(27分)

第112回原子力安全問題ゼミ 今中哲二さん講演(全編版)(1時間09分)

第112回原子力安全問題ゼミ 質疑応答(50分)

第112回原子力安全問題ゼミ 今中哲二さん講演より抜粋(10分版)
 

 是非4月29日の日程を確保の上、「原発がこわい女たちの会 結成29年のつどい」にご参加いただき、今中哲二さんのお話に耳を傾けていただきたいと思います。