wakaben6888のブログ

憲法を大事にし、音楽を愛し、原発を無くしたいと願う多くの人と繋がれるブログを目指します

「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(046~049)~YouTubeアーカイブ完全復活

 今晩(2017年3月7日)配信した「メルマガ金原No.2744」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「自由なラジオ LIGHT UP!」最新アーカイブを聴く(046~049)~YouTubeアーカイブ完全復活

 「ラジオフォーラム」の事実上の後継番組として、昨年の4月にスタートした「自由なラジオ LIGHT UP!」。そのアーカイブYouTubeポッドキャストPODCAST)の両方で公開されていますので、継続的にこのメルマガ(ブログ)でご紹介してきました。
 ところが、今年に入って、「YouTubeアーカイブが開けない!」というトラブルが発生し、YouTubeの新アカウントでアーカイブの再配信が行われたと思ったのも束の間、またもや聴けなくなったりしましたが、ようやく古いアーカイブが復活して聴けるようになっていました。やれやれというところですね(原因は何だったんだろう?)。

自由なラジオ Light Up!(001~039までのアーカイブが聴けます)
jiyunaradio funclub(039以降のアーカイブが聴けます)
 

「今回のおしどりのラジオアクティブは、ちょっとスペシャルでお届けします。まず前半は、電話インタビューです。山形に自主避難されている元福島第一原発作業員「まーくん」にお話を伺います。
 福島第一原発の爆発を目の当たりにして、お子さんたちを守るべく一家で山形に自主避難したまーくんは、事故後のこの国の無責任極まる対応に深い憤りを感じていらっしゃいます。それは、実際にご自身や経営する会社の従業員が、高い線量の場所で労働を続けてきたからこそ言える真実の言葉でもあります。
 東京電力以外の地域の原発では、教育を受けて特別な装備をしても活動時間に制約があるほどの線量が場所によってはある地域に、福島では子どもたちまでもが捨てられる。住宅支援が打ち切られ帰還が促されはじめてからは、急に避難先での福島出身の子どもたちのいじめのニュースがマスコミをにぎわす。恣意的とも思えるこの現象からも、いびつな被災者支援、被災地切り捨ての実態が浮かび上がってきます。
 東日本大震災から間もなく6年。番組では、南相馬から脱出して自主避難を続けるまーくんの言葉から、今本当に必要な支援とは何か?私たちが取るべき行動は何かについて考えます。」
■LIGHT−UPジャーナル:おしどりによる原発被害者集団訴訟の裁判レポート
「今回の「Light Up!ジャーナル」は、福島第一原発事故の取材を続けるおしどりの二人がお送りします。今年、原発被害者集団訴訟が続々と結審し、判決を迎えます。そのうち、1月31日に結審した千葉地裁の裁判を傍聴したおしどりマコが、当日の原告による弁論の模様をレポート。すでに原告は高齢で亡くなる方も増えていく中、遺影を抱えたお子さんの姿も。故人の遺志が報われる日は一体いつ来るのでしょうか?おしどりによる渾身の裁判レポートとなりました。」
 

「多くの予想を覆し、1月20日、ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任しました。その結果を受けて、アメリカ国内はもとより世界中が大混乱に巻き込まれています。移民排斥、メキシコに壁、反中絶などなど、それらのすべてが、オッサン発想だと指摘する論客がいらっしゃいます。大阪国際大学准教授で全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さんです。今回は、彼女をゲストにお招きし、トランプ政治および、安倍自民党の対応など、世にはびこる「オッサン政治をぶった斬る!」と題してお送りします。」
■Light-Upジャーナル:「原発は高くつく~東芝問題について」
「日本を代表する大企業の東芝が危うくなっています。アメリカでの原発事業で、最大7000億円の赤字を出したと伝えています。奇しくも原発はビジネスとしても割に合わないことが証明されてしまった形です。それなのに東芝は、原発から撤退しようとしないのはなぜなのか?今回は、「東芝を蝕む“原発赤字”」について、京都大学原子炉実験所の今中哲二さんにお話を伺います。」
 

「政府が今国会で成立に向けて着々と準備を進める共謀罪法案ですが、自分には関係ないなんて思っているととんでもない、私たち国民ひとりひとりの思想や暮らしが大きく制限される危険性のある法律といえそうです。スタジオには、共謀罪に詳しい弁護士・山下幸夫さんを、またお電話口には、現役の警察官でありながら警察の裏金を告発した愛媛県警の元警察官・仙波敏郎さんをお迎えしてお話を伺います。山下さんをはじめ弁護士などの多くの識者は、共謀罪が拡大解釈され適用されたとしたら、政府にとって都合の悪い市民運動に参加したり、その準備をしただけで逮捕される危険性がないとは言い切れないと警告しています。それは一体どういうことなのでしょうか?番組後半では、元警察官・仙波敏郎さんに、警察にとっての共謀罪についてじっくりと語っていただきます。警察にとって実に都合のよい、欲しくて仕方がない法律であると仙波さんは位置付けます。共謀罪の運用によっては、不当な逮捕や、盗聴など監視社会がどんどんと進んでいくであろうとされる中で、憲法で保障されている私たちの基本的人権はどうなってしまうのか?折りしも、反改憲、反基地建設、反原発などの市民運動が大きなうねりを見せる中、共謀罪成立は安倍政権の本丸ともいわれています。政権が成立を急ぐ理由として、2020年東京五輪へ向けての国際テロの防止を掲げていますが、一方ではそもそも現行法で十分対応できるとする見方すらあります。今回は様々な議論が渦まくこの「共謀罪」について、リスナーの皆さまと一緒にじっくりと学んでいきたいと思います。」
■Light-Upジャーナル:「放射線審議会、危ない機能強化」について
原子力規制委員会傘下で、放射線防護の基準などを検討する「放射線審議会」の機能強化を柱とする関連法改正案が、今国会に提出されました。従来、審議会は関係省庁から諮問を受け、答申する「受け身」の機関ですが、これを提言機関に転換するということです。今回はこの「放射線審議会、危ない機能強化」を巡って、元京都大学原子炉実験所・小出裕章さんにお話を伺います。」
 

「今回のお客様は、フランス人の父、日本人の母をもつジャーナリスト、アリサ・デコート・豊崎さんです(番組では愛着を込めてアリッサと呼んでいます)。世界を飛び回る古美術商のお父様の影響で、幼少の頃から世界中の小さな国々を訪れその文化にふれてきたアリッサさんですが、特にサハラ砂漠遊牧民トゥアレグ族の暮らしに魅かれ、彼らを中心に取材を続けています。番組前半では、ラクダに乗って塩を運び穀物に替えに行く長い旅、1000年も続いている自給自足システム「塩キャラバン」に同行して撮ったドキュメンタリー「Caravan To The Future」の制作秘話を伺います。そして後半では、トゥアレグ族も働くというニジェールウラン鉱山について詳しく伺います。もともと自給自足で暮らしていた遊牧民族の暮らしは文明に浸食されていき、いまやウラン採掘によるおびただしい環境汚染、自然破壊が進んでいるといいます。アリッサさんは、トゥアレグ族の男性に求婚されて結婚しました。そのご主人はNPOを立ち上げ、労働者たちとともに無秩序なウラン採掘に対し反対運動を展開しているといいます。
 アリッサさんは言います。原発や原爆、核兵器がなければウラン鉱山は要らない。ニジェールウランも日本に輸出されている。日本の原発再稼働が、こんな遠いところとつながっていることに思いを馳せて欲しいと。先住民族と自然破壊に注目して取材活動を続けるジャーナリスト、アリッサさんの証言は、まさに地球の裏側で起きている真実が現実として見えてくる、とても貴重なものです。お聞き逃しなく!」
★番組でも紹介しましたアリサさん監督の映画「Caravan to the future」
(金原注:短い映像が2本見つかりました)
CARAVAN TO THE FUTURE - TEASER #1 on Vimeo(46秒)
CARAVAN TO THE FUTURE - TEASER #2 on Vimeo(38秒)
DAYS JAPANのアリサさん取材記事「日本とウラン鉱山」
 WEBでもご覧いただけます!
★アリサさんの最新ブログはこちら
■Light-Upジャーナル:福島第一原発事故から6年の節目に思うこと
「6年前、あの緊急事態においても、その発言はさまざまな圧力により封じ込まれ、それでも懸命に発信を続けていた元京都大学原子炉実験所の小出裕章さん。当時の思いと、メルトダウンをはじめとするあの頃の小出さんの発言がすべて「真実」だったと今頃わかった今の日本社会に対して、今思うことを語っていただきました。」 
 

『一台のリヤカーが立ち向かう』 作詞・作曲・演奏:中川五郎
 
私のブログでこの曲を紹介させていただきました。