wakaben6888のブログ

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東京新聞・特集【憲法と、】に注目しよう

 今晩(2013年5月9日)配信した「メルマガ金原No.1350」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
東京新聞・特集【憲法と、】に注目しよう
 
 今年の4月19日から、東京新聞で【憲法と、】という、読点で終わる珍しい(新聞の歴史上初めてかもしれない)タイトルの特集が始まりました。
 現在まで、第1部・4編、第2部・5編が掲載されています。
 
第1部 50年代の攻防<1> 平和の願い 改憲阻む(2013年4月19日)
第1部 50年代の攻防<2> 判決に教わった9条(2013年4月20日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/kenpouto/list/CK2013042002000185.html
第1部 50年代の攻防<3> 大衆の熱気 経済へ(2013年4月21日)
第1部 50年代の攻防<4> 学者の気骨 政府の「調査会」に対抗(2013年4月23日)

 


第2部 救われた人生<1> 声失った市議 代読質問 5年半裁判に勝利(2013年5月3日)

 

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/kenpouto/list/CK2013050302000188.html
第2部 救われた人生<2> 生活保護 学資保険、13年の闘い(2013年5月4日)

 

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/kenpouto/list/CK2013050402000178.html
第2部 救われた人生<3> 特殊学級 「学ぶ側尊重」法令改正へ(2013年5月5日)

 

第2部 救われた人生<4> 国籍取得 出生後認知でも可能に(2013年5月6日)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/kenpouto/list/CK2013050602000127.html
第2部 救われた人生<5> 原発差し止め 権力に遠慮しない(2013年5月8日)
 
 連載第1回の末尾の文章を紹介します。
 
(引用開始)
◆2013年の窓
 昨年衆院選で自民、日本維新の会など改憲勢力が三分の二以上の議席を確
保。維新の党綱領は「絶対平和という非現実的な共同幻想を押しつけた元凶である占領憲法を大幅に改正」とする。安倍晋三首相は衆参両院で三分の二以上の賛成が必要な改憲発議の要件を、過半数に緩和する九六条改正を目指す。
 高見勝利・上智大教授(憲法)は「改正手続き自体を変えるというのは、憲法学的には想定外で、一種のクーデター」と指摘する。
 憲法にまつわる体験談や思い、この企画へのご意見をお寄せください。Eメールは shakai@tokyo-np.co.jp 手紙は〒100 8505(住所不要)東京新聞社会部法取材班。ファクスは03(3595)6917
(引用終わり)
 
 連載開始にあたって、東京新聞の改憲問題に対するスタンスは明確です。
 そして、【憲法と、】という意表を突いた特集タイトルも、「憲法が私たちに何をもたらしているのか?」「憲法は私たちの何を守ってくれているのか?」ということを徐々に解き明かしていこうという含意によって付けられたものではないのか、というのが私の理解です。
 
 なお、【憲法と、】の番外編として、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんのインタビューが、今日(2013年5月9日)掲載されました。
 
9条 世界にアピールを スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫さん(2013年5月9日)
 
 これからも是非注目していきたい特集です。