今晩(2013年7月28日)配信した「メルマガ金原No.1432」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
「女性自身」のレポートと映像で知る田中優さんの“オフグリッド生活”
私は、今年(2013年)の2月24日に次のような文章を書いてメルマガ&ブログで配信しました。
「再生可能エネルギー固定価格買取制度と『オフグリッド』生活」
これは、エネルギー問題について全くの素人である私ですが、再生可能エネルギー固定価格買取制度については、どうしてもぬぐいきれない「違和感」があり、「ヨタ話」と笑われることを覚悟しながら、おそるおそる書いたものです。
ここで、その論旨を繰り返すことはしませんが、上記の文章を書き終わるころ、田中優さんの無料メルマガ(2013年2月23日配信)で「おカネにも、電力会社にも頼らない暮らしを~『オフグリッド』生活~」という文章を読ませてもらい、まさに「我が意を得たり!」と感激したものです。
さて、以上の文章を書いてから5か月が経過しました。ということは、岡山県での田中優さんの、電力会社に全く頼らない“オフグリッド生活”も5か月を過ぎたということになります。
うまいぐあいに、その記事は「YAHOO!」にも掲載されていました。
女性自身(2013年8月6日号) 7月24日(水)0時0分WEB配信
「総額500万円…日本初“完全自家発電”のお宅を訪問してきた」
是非、上記リンク先で訪問記全文をお読みいただきたいのですが、一部抜粋してみます。
(抜粋引用開始)
‘12年12月、長年住み慣れた東京から、岡山県和気郡和気町の古民家に移住。2月に太陽光発電を蓄電する「パーソナルエナジー」という装置を導入し、3カ月の試験期間を経て、5月22日、中国電力の作業員が電信柱から自宅までの電線とメーターを撤去した。すでに5カ月間、太陽光自家発電のみの生活をまったく支障なく続けている。家を訪ねてみて、最初に目をひくのは、南側の庭先にずらり並んだ太陽光パネルだ。
(略)
「電気の自給は、8畳くらいの太陽光パネルを設置した家であれば、十分に可能です。問題は、それを蓄えておく蓄電池。これまで、家庭全体を賄うだけの電力を蓄えておくバッテリーは数千万円もして、僕もあきらめざるをえなかった。ところが昨年、このバッテリーと出会って、これなら可能だと思ったんです」
(略)
(略)
「価格の話をすると、『高い』と口をそろえて言われますね(笑)。ただ、本気で自宅を完全自家発電にしたいという人が増えれば、当然、バッテリーの価格も下がるはず。福島の原発の処理や、ほかの原発の廃炉処理、核のゴミの最終処分を考えたら、今後、電気代がいくらになるか、想像がつきません。国や電力会社の都合に左右されず、誰に気兼ねなく電気を使うことができるようになって、爽快な気分です」
(略)
田中さんの活動を陰で支えてきた妻の加奈子さん(36)は先日、女の子を出産。これからは、親子3人で完全自家発電生活が始まる。
「電力会社に頼らない生活なんて、震災前までほとんどの日本人が想像していませんでした。でも、やろうと思えば、現在の技術なら可能だったんです。それを僕が最初に実践しただけ。自宅で使う電気は自宅で賄う。これが未来のひとつの形。何も原発と隣り合わせで、命がけにならなくても、電気なんて簡単に自給できるんですよ」
(引用終わり)
ただ、このレポートを読んだだけでは、誰でも簡単に“オフグリッド生活”を始められると誤解する人が出ないとも限りませんので(将来それが「誤解」ではなくなる日がきっとくると思いますが)、優さんが書かれた「おカネにも、電力会社にも頼らない暮らしを~『オフグリッド』生活~」を再読し、“オフグリッド生活”実現にかけた田中優さんの「志」を理解する必要があるでしょう(後に無料メルマガをブログに転載した際に写真が付け加えられていました)。
http://www.youtube.com/watch?v=T57RLzDJru0&feature=youtu.be
「【オフグリッド】田中優自宅にて、電力会社との線をカット!一般家庭が電力会社から独立する瞬間」 (1分09秒)(2013年5月18日)
「【オフグリッド】田中優自宅にて、電力会社との線をカット!一般家庭が電力会社から独立する瞬間」 (1分09秒)(2013年5月18日)
「自宅内の電力会社との線を切った田中優と、パーソナルエナジー開発者の粟田氏」 (1分57秒)(2013年5月18日)