福島第一原発“汚染水”問題について
今晩(2013年8月15日)配信した「メルマガ金原No.1452」を転載します。
なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
福島第一原発“汚染水”問題について
福島第一原発の状況については、常に注視しなければならないと思いつつ、安倍「壊憲」政権が次々ととんでもないことをやってくれるので、福島のことを考える時間が、かつてに比べて少なくなっていることは否定し難い事実です。
試みに、2011年8月1日~15日までの15日間のメルマガ金原の「件名」を調べてみると、No.467~No.498の32号(!)の内、原発と直接関係のないテーマの回は一つもなく、ほぼ「原発専門メルマガ」の観を呈していました(広島、長崎の平和宣言を取り上げた号もありましたが、これも福島の原発事故との関連で取り上げましたから)。
これが、1年前の2012年8月1日~15日はどうであったかというと、No.1047~No.1066までの計20号の内、
No.1057「“消費税増税政局”についての新聞社説比較(増税先行論と解散先行論)」
No.1058「『集団的自衛権と秘密保全法』(井上正信氏)」
No.1438「6/29『福島を生きる』佐々木るり氏講演会(福島の子どもたちとともに・世田谷)」
No.1440「予告8/31シンポ『区域外避難者は今 放射能汚染に安全の境はありますか』(大阪弁護士会)」
No.1452「福島第一原発“汚染水”問題について」
の5号にとどまりました。
つまり、全体の1/3弱が原発問題をテーマとしているという訳で、何とかこの辺を「最低ライン」にしなければとは思っています。
ところで、今回取り上げようというのは「汚染水海洋流出問題」です。
これは、世界的な大問題だと思うのですが、問題の本質を大づかみに理解するために適切と思われる映像を3本ご紹介しておきます。
もう1本は、後藤政志さんが週に1回自ら配信している「技術の解説」で、汚染水問題を取り上げた回です(音声レベルにやや問題がありますが)。
最後は、テレビ朝日「モーニングバード」の中の「そもそも総研」で、いつものように玉川徹さんの歯切れの良い進行の下、問題の本質が分かりやすく解説されていきます。小出裕章さんへのインタビュー映像も流れます。
以上で概要を頭に入れた上で、今後の進展に注目していただきたいと思います。
※17分以降は、元東電社員・木村俊雄さんからの公開質問状に対する東電の回答について解説がなされています。
2013年8月10日 後藤政志の技術の解説(26分24秒)
2013年8月1日 テレビ朝日 モーニングバード そもそも総研