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「戦争をさせない和歌山委員会」が設立されます(6/29佐高信さんをお迎えして)

 

 今晩(2014年6月24日)配信した「メルマガ金原No.1767」を転載します。
 なお、「弁護士・金原徹雄のブログ」にも同内容で掲載しています。
 
「戦争をさせない和歌山委員会」が設立されます(6/29佐高信さんをお迎えして)
 昨日配信したメルマガ(ブログ)「ここで力を抜くわけにはいかない 今は“評論家”を気取っている時ではない」でも少し触れましたが、あらためて「戦争をさせない和歌山委員会」設立総会の開催をお知らせします。
 
 まずは、チラシ記載の文字情報を引用します。
 
(チラシ表面から引用開始)
「戦争をさせない和歌山委員会」設立総会
日時 2014年6月29日(日)13時30分~(受付開始13:00~)
場所 和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4Fホール
記念講演 
「戦争は、突然、ある日、始まるのではないのです」
講師(ゲスト) 佐高 信 さん(評論家、「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人)
 
 日本が海外で戦争を行うことがかのうとなる、「集団的自衛権」の行使を認めようとする安倍内閣の暴挙が強引にすすめられようとしています。
 過ちを繰り返してははならない、夫や子ども・孫などが海外での戦争に行かされる社会をつく
ってはならないと、「戦争をさせない1000人委員会」が、大江健三郎さん、佐高信さんら著名人によって2014年3月4日に結成されました。
 そして、全国の地域・職場に「1000人委員会」を立ち上げ、日本全体を「1000人委員
会」のネットワークでカバーすることを呼びかけています。
 この呼びかけに応えて、「戦争をさせない和歌山委員会」設立総会をめざします。安倍政
権に対し、「戦争をさせない」という声をあげようではありませんか。
 設立総会には、「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人の一人である佐高信さん
が駆けつけてくださいます。
 
「戦争をさせない和歌山委員会」呼びかけ人
裏野 勝也 (県平和フォーラム代表)
岡本 瑞子 (子どもNPO県センター理事長)
金原 徹雄 (弁護士)
島 久美子 (共助のまちづくり協会理事長)
田中 良示 (紀の国医療生活協同組合理事長・医師)
谷口   薫 (元中学校校長)
月山   桂 (弁護士)
藤井 幹雄 (憲法9条を守る和歌山弁護士の会代表世話人・弁護士)
牧   宥惠 (画僧)
宮本 修介 (元中学校校長)
 
[お問い合わせ]戦争をさせない和歌山委員会(和歌山県平和フォーラム気付)
 和歌山市雑賀屋町9 宮田ビル3F TEL:073-425-4180
(引用終わり)
 
 以上のチラシの記載にもあるとおり、「戦争をさせない和歌山委員会」は、今年の2月に結成が呼びかけられ、3月に「発足集会」と「出発集会」を開催して本格的に活動を開始した「戦争をさせない1000人委員会」のアピールに応えて設立することになったものです。
 チラシの裏面にも掲載されている「戦争をさせない1000人委員会」のアピールを是非お
読みください。「和歌山委員会」の呼びかけ人を引き受けるに際し、あらためてこの「1000人委員会アピール」を読み返してみたのですが、こういう言い方は失礼かもしれませんが、素直に納得できる非常に良い文章だと思いました。
 
戦争をさせない1000人委員会アピール
(引用開始)
 いま、日本はいままでとまったくちがった国に姿をかえようとしています。わたしたちが願い、誓
ってきた、人間と人間が殺し合う戦争はもう絶対にしない、国際的な紛争は粘り強く話し合いで解決する、という人類普遍の理想を、安倍政権は、なんの痛みも感じることなく捨て去ろうとしています。
 東洋の海に浮かぶ島国は、かつて無謀な政府のもとで背伸びをして隣国を侵略し、さらに世界を相手にして戦い、他国で2000万人以上、自国で310万人とも言われる尊い人命を奪い、深く人間の尊厳を傷つけました。
 わたしたちの軍隊が行った侵略戦争は、沖縄戦をはじめ東京、大阪など各都市への空爆ヒロシマナガサキへの原爆投下をもたらし、その傷跡は戦後69年たってなお、いまだ癒えいません。
 焼け跡の中から生まれた「日本国憲法」は、このような過ちを二度と繰り返さない、という心からの誓いによる平和主義を基調としています。この69年間、日本は一度も戦火を交えることなく、武器によって殺しも殺されもせず、世界に平和を訴え続けてこられたのも、この平和憲法が世界で支持されてきたからでした。
 ところが、いま、政府は愚かにも、人類の英知というべき平和憲法を廃棄し、「国防軍」を創設することを公然と語りはじめました。そして、「戦争のできる国」をめざして、これまで憲法違反としてきた「集団的自衛権」行使の合憲化をはかろうとしています。そのため内閣法制局の長官を交代させ、さらに、アメリカに倣った「国家安全保障会議」(日本版NSC)を創
し、ろくに国会で審議をしないまま、 秘密国家とすべく重罰を科す「特定秘密保護法」制定を強行しました。また、沖縄の犠牲を解消することなく名護市辺野古への新基地建設も強行しようとしています。
 そして、消費税増税を尻目に防衛予算を増強し、本格的な戦争準備のために、南西地域の防衛体制の強化と水陸機動団の創設、航続距離の長いオスプレイや空中給油機、水陸両用戦車、無人偵察機などの導入を図っています。そればかりか、「武器輸出」を拡大させようとしています。
 このように、戦争のための準備がすすめられています。昨年暮の安倍首相の抜き打ち的な靖国参拝は、政教分離の違反であるばかりでなく、自衛隊員の「戦死」を想定したものとも言えます。また、原発政策の基となる原子力基本法にも、宇宙開発政策の方針を定める宇宙基本法にも、「安全保障に資する」という文言が盛り込まれました。
 ハードとソフトの両面からの戦争体制が整備されていることに、わたしたちは深い疑念と懸念を抱き、いまここで、未来を平和であり続けたいと願う人びととともに、あらゆる行動を起こすことを呼びかけます。
 平和のうちに生きたいとする願いは、世界の人びとの共通のものです。わたしたちはそれをさら拡げるために、憲法九条を空文化し、集団的自衛権の行使を認め、戦争準備をすすめる秘密国家をつくろうとする政府への批判活動と行動をつよめます。
 
戦争をさせない1000人委員会 発起人
雨宮 処凜/内橋 克人/大江 健三郎/大田 昌秀/奥平 康弘/小山内美江子/落合 恵子/鎌田 慧/香山 リカ/倉本 聰/佐高 信/瀬戸内 寂聴/高橋 哲哉/高良 鉄美/田中 優子/山口 二郎
(引用終わり)
 
 今年2月時点での「発起人」は以上の16人の方々でした。正直、当初の事務局が原水禁内に置かれていたこともあり(だったと思う)、「さようなら原発1000万人アクション」の集団的自権版という印象が強く、やや新鮮味に欠けるという感想を持ったことは事実です。
 ただ、現在の「呼びかけ人」は、かなり多彩な方々が集まっていると言っても良いと思いま
す。
 あとは、この呼びかけ人の顔ぶれが、「名前を貸しただけ」に終わらぬようにどう活用できるかは、事務局の皆さんの双肩にかかっていると思います。ちなみに、内田雅敏事務局長とともに事務局の重責を担っている日体大の清水雅彦教授(憲法学)を、「守ろう9条 紀の川 市民の会」が、今秋の憲法フェスタに講師としてお招きすることがほぼ本決まりとなっています。内容が固まり次第、本メルマガ(ブログ)でご案内します。
 
 また、「戦争をさせない1000人委員会」の TwitterFacebook にも注目してください。最新の情勢についての報告をそれほどタイムラグなしに受け取ることができます。
Twitter 
https://twitter.com/committeeof1000
 例えば今日の投稿によれば、「集団的自衛権」行使容認の閣議決定に向け、この間、自民党公明党間で「安全保障法制の整備に関する与党協議会」が重ねられてきました。24日の会合では、政府から閣議決定の最終案の提示を行われる予定であり、これをもっ週内の与党間合意をめざそうとしています。そして、7月6日からの安倍首相の外遊まで閣議決定を行うことを目論み、政府はさまざまな策動を強めています。そのなかで、7月1日に閣議決定を行おうとする動きが出てきています」とのことであり、事態はまことに緊迫しています(公式Facebookより)。
 
 ところで、6月29日の「戦争をさせない和歌山委員会」で記念講演をしてくださる佐高信(さたか・まこと)さんと「戦争をさせない1000人委員会」については、3月20日に日比谷野外音楽堂で開催された「出発集会」での佐高さんのスピーチをフューチャーしつつ、本メルマガ(ブログ)で既にご紹介していたことをご記憶でしょうか?
 
2014年3月21日
「戦争をさせない1000人委員会」出発集会(3/20)での佐高信さんの思わず笑っ
てしまうアピール
 
 その「思わず笑ってしまうアピール」を最後に再掲しておきます。
 
佐高信さんの発言~「戦争をさせない1000人委員会」出発集会(レイバーネットEV)
 
(付記1)
 「戦争をさせない1000人委員会」が6月20日に発出した公明党への要請書は、1972年の日中共同声明を根拠とする「日中間の関係改善は、「集団的自衛権」で対峙することではなく、日中共同声明の再確認で(ご要請)」という、かなりユニークなものです。是非ご一読ください。

(付記2)
 実は6月29日(日)には、和歌山市において様々な行事が予定されており、私自身
が参加を呼びかけたり、実際参加予定のものもあったりして、身体がいくつあっても足りない状態です。従って、プラザホープの「戦争をさせない和歌山委員会」設立総会に、必ず行くことは行きますが、とても最後まで残っていることはできそうもなく、佐高信さんの講演もひょっとしたら聴けるかどうか分からないという困った事態になっています。とりあえず、以下のような行事が予定されています。さて、どうしよう?
 
映画『ひまわり-沖縄は忘れない あの日の空を-』上映会
開催日程 2014年6月29日(日)
上映時間 第1回上映 10:30~  第2回上映 13:30~
上映会場 男女共生推進センター(あいあいセンター内)6階ホール
        〒640-8226 和歌山市小人町29番地
上映協力券 1,000円(当日1,500円)
主   催 映画「ひまわり」上映実行委員会
お問合せ先 ℡:073-436-3578(和歌山地区労内)
 
和歌山障害者・患者九条の会第8回総会と記念講演会
日 時 6月29日(日)午後1時~3時30分
会 場 和歌山市ふれ愛センター3階研修室2
第8回総会 午後1時~
記念講演 1時50分~
憲法をめぐる戦後最大の危機!~集団的自衛権行使を認める憲法解釈の変更がも
たらすもの」
講師 由良登信(ゆら・たかのぶ)氏(弁護士)
意見交換   3時~
 
音めぐり、唄めぐりコンサート~京都・神戸・和歌山と唄でつながる笑顔と絆~
◆場所:和歌の浦アート・キューブ
  和歌山市和歌浦南3丁目10番1号
   TEL:073-445-1188
◆時間:12:00オープン 12:30スタート 終演は16:00...
◆出演:
☆ラグパパス・ジャグバンド
☆長野たかし+森川あやこ
・寺町ストリート・バンド
・ホーボー貫名
・ぐりことゆうこ
・チョコっとワイン
・ピュアハート
◆料金:¥1500 障がい者¥1200 中学生以下無料